平成8224日目
2011/07/15
【この日の菅直人総理】
衆議院本会議及び参議院本会議
平成23年7月15日、菅総理は、衆議院本会議及び参議院本会議に出席しました。
本日の衆議院本会議及び参議院本会議では、野田財務大臣から財政に関する演説が行われ、菅総理は各会派からの質疑に答弁しました。《首相官邸》
菅直人首相は15日午後の衆院本会議で、13日の記者会見での「脱原発」表明に関し「私の考え方を申し上げた」と述べた。午前の閣僚懇談会でも「私的な思い」と釈明しており、政府方針ではなく個人的見解として軌道修正を図った形だ。ただ会見では原子力政策見直しは「総理の責務だ」と強調していただけに、整合性が問われるのは必至。与野党幹部からは国の基本政策をめぐる迷走発言に批判が相次いだ。
首相は参院本会議では「政府としては、原発依存度を段階的に下げていくことにしている」とも説明。政府は閣僚から脱原発表明に異論が出されたことを受け、閣僚懇談会を開き意見交換する。《共同通信》
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【中野寛成国家公安委員長】菅首相「脱原発」を批判
中野寛成国家公安委員長は15日午前の閣僚懇談会で、菅直人首相が「脱原発」を打ち出したことについて「首相の発言が混乱を招いている。閣僚はそういう話を聞いたことがない」と批判、原発問題に関する閣僚懇の開催を求めた。首相は「私的な思いを述べた」と釈明。枝野幸男官房長官は、来週前半に閣僚懇を開く考えを示した。
これに関連し、野田佳彦財務相は記者会見で「短兵急に進める話ではない。政府としてこれから丁寧に議論しなければならない」と述べ、脱原発は政府方針ではないとの考えを強調した。《共同通信》
【中村吉右衛門さん】「人間国宝」認定へ
文化審議会(西原鈴子会長)は15日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に、歌舞伎立役の中村吉右衛門さん(67)=本名波野辰次郎=を認定するよう、高木義明文部科学相に答申した。認定されれば人間国宝は116人、故人を含めると335人となる。中村さんは、故松本白鸚さんと親子2代での認定となる。《時事通信》
【福岡県警】「水泳が嫌」と学校プールに魚、6人を書類送検
福岡県鞍手町の中学校のプールで今月上旬、2日間で約70匹の魚の死骸が見つかった事件で、福岡県警は15日、威力業務妨害容疑でこの中学の3年生6人を書類送検した。県警によると、6人は「水泳の授業が嫌だった」「学校指定の水着を着たくなかった」などと供述しているという。
県警によると、書類送検されたのは14~15歳のいずれも少年。魚は近所の池で釣ったものだったという。書類送検の容疑は、今月3日午後7時半ごろと5日午前5時半ごろの2回、水泳の授業を中止させるため、外来魚ブルーギルを、学校のプール内やプールサイドにばらまき、水泳の授業を妨害した疑い。《共同通信》
【最高裁】懲戒呼び掛け、橋下氏が逆転勝訴
橋下徹大阪府知事が就任前に弁護士として出演した民放のテレビ番組で山口県光市母子殺害事件の弁護団を懲戒請求するよう呼び掛けた発言をめぐり、弁護団のメンバーら4人が損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は15日、360万円の支払いを命じた二審判決を破棄、請求を棄却した。橋下氏の逆転勝訴が確定した。
呼び掛けが不法行為に当たるかが上告審の主な争点。判決は発言について、弁護士の懲戒請求が広く誰にでも認められている点を重視し「発言は懲戒請求そのものではなく、視聴者の判断に基づく行動を求めた内容だ」と判断した。《共同通信》
【九州電力】佐賀県に謝罪
九州電力が玄海原発(佐賀県)の運転再開に向けた番組で組織的に「やらせメール」を送っていた問題で、九電の山元春義副社長が15日午前、佐賀県庁を訪れ、牟田香副知事に調査結果を報告し、謝罪した。山元副社長は同日午後、同県玄海町と唐津市も訪れ、結果報告と謝罪をする。
山元副社長は県庁で、8日に県主催で開催した県民説明会にも取引会社や協力会社に参加要請し、63人が参加していたことを報告。「公平・中立であるべき説明会に影響を与えるという認識が欠如していた。一から出直したい」と述べた。
また、山元副社長は「組織的と言われても仕方ない。コンプライアンス(法令順守)意識を徹底させ、原点に戻って信頼回復に努めたい」と述べた。牟田副知事は「極めて残念で遺憾。再発防止を徹底してほしい」と注文をつけた。《朝日新聞》