平成7902日目

2010/08/27

【法務省】東京刑務所の刑場を初めて報道陣に公開

法務省は27日午前、死刑を執行する東京拘置所(東京・葛飾)内の刑場を報道機関に公開した。刑場は全国7カ所にあるが、一部の国会議員などを除くと公開は初めて。「死刑制度の存廃を含めた国民的議論が必要」とする千葉景子法相の指示により、死刑に関する情報公開の一環として実現した。

公開されたのは2003年の同拘置所の改築に伴い、旧刑場に代わって設けられた刑場。06年12月の死刑囚2人の執行以来、これまで17人の執行に使われた。

刑場は、上下2層に分かれ、上層部には床面に設けた踏み板が開閉し死刑囚を絞首する「執行室」のほか、正式に執行の告知を受ける「前室」、宗教家らと面接し遺言を託すなどする「教誨(きょうかい)室」、担当刑務官が踏み板を操作する「ボタン室」がある。踏み板が開くと死刑囚が下層部分に落ち、ここで死亡を確認する。執行室の正面はガラスで仕切られ、全体を見渡せる「立ち会い室」から、検察官らが執行を見届ける。

千葉法相は7月28日、この刑場で2人の死刑執行に立ち会った後に記者会見し、裁判員制度開始で死刑判決に市民がかかわるようになったことも踏まえ「死刑について根本的な議論が必要」と強調。法務省内に勉強会を設けるとともに、刑場を公開すると表明した。

この日の公開は代表撮影のカメラマンのほか約20人の報道陣が対象で、今後も継続して実施するかは未定。刑場は03年と07年に衆参両院の法務委員会所属国会議員らに公開されたが「旧刑場を含め、関係者以外に公開された記録はない」(法務省)という。《日経新聞》



【TDL、TDS】入場者が5億人突破

千葉県浦安市の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園者が27日、両園の開園以来合わせて5億人を超えた。5億人目の入場者は群馬県から家族4人で訪れた主婦の相馬恵さん(38)で、ミッキーマウスとミニーマウスから歓迎を受けた。東京ディズニーランドは1983年4月15日、東京ディズニーシーは2001年9月4日に開園した。《AFP》

【長崎県壱岐市】200歳の男性が「戸籍上」生存していることが明らかに

江戸時代に生まれた人が除籍されず、戸籍上は生存扱いになっている問題で、長崎県壱岐市は、1810年(文化7年)生まれの「200歳」の男性の戸籍が残っていると発表した。

同市市民福祉課は「明治期の戸籍法に基づいて作成されたのかもしれない。現在はすべての戸籍を電算化しているが、(電算化した際)削除するのを忘れたのだろう」と話している。男性が生まれた年は江戸後期の侠客・国定忠治の生年とされ、ピアノの詩人と呼ばれるフレデリック・ショパンも生まれている。フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトも在位していた。同市は長崎地方法務局と相談し、除籍を検討するという。《読売新聞》

【宮崎県・東国原英夫知事】口蹄疫終息を宣言

宮崎県で猛威を振るった家畜の伝染病・口蹄疫について、東国原英夫知事は27日、記者会見を開き、終息を宣言した。この4カ月で、感染は292例、11市町に広がり、殺処分された牛や豚は県全体の2割以上の計約28万9千頭に及んだ。今後は被害を受けた農家やブランドの「宮崎牛」の復興、牛肉などの輸出が自由にできる「清浄国」への復帰などが課題となる。《朝日新聞》

【民主党・枝野幸男幹事長】宮崎県・東国原知事と会談

宮崎県入りした枝野幸男幹事長は27日午前、宮崎市内で、口蹄疫終結宣言を受けて、東国原英夫知事と会談し、これからの復興について意見交換を行った。

会談後、枝野幹事長が記者団に語ったところによると、会談では東国原知事に今までのご苦労に感謝と敬意を表明。「今後の再建復興に向けて、与党としても全力を挙げて取り組んでいく」と述べた。また東国原知事から話を聞き、特に基金の問題について要望を聞いた。これについて枝野幹事長は、「民主党宮崎県議団を中心に、内閣側と調整を進めてきた。将来に向けて、宮崎県民の皆さんが希望を持って再建復興に当っていくための一つの考え方として、基金について前向きに受け止めていきたい」との考えを示した。

枝野幹事長はまた、自民党政権時代の制度と枠組みや考え方では、この仕組みは難しいとして、「政権党の責任として従来の枠組みには穴を開けていきたいので、県側にも考えてほしい」と要望し、宮崎県側も柔軟な取り組みをしていくとの考えを示したことを明らかにした。

さらに、感染源、感染ルートの解明はなかなか困難であるとの話を聞いた。「国も取り組むが、県が中心になって解明をしていくことになるだろう。何とか原因、ルートを解明することが、風評被害を回復することにもなるので、お互いしっかりやろう」と一致したことも枝野幹事長は語った。《民主党ニュース》

【この日の菅直人総理】

都内視察

平成22年8月27日、菅総理は、中小企業の現状を把握するため、東京都大田区にあるメッキ工場と研磨工場の施設を視察しました。その後、中小企業経営者らと車座集会を行いました。《首相官邸》

菅直人総理(代表)は27日午後、大田区を訪れ、製造に携わる中小企業を視察。日本のものづくりを担う高い技術力と同時に、常により高度な技術を求めて研究開発に力を注ぐことで価格圧力に対し競争力を維持しているその企業姿勢に敬意を表した。なお、視察には近藤洋介経済産業大臣政務官、地元選出の藤田憲彦衆院議員(東京第4区総支部長)が同行した。

菅総理はまず、エビナ電化工業を訪問。同工業は、装飾や腐食防止などのための金属などの材料の表面を金属の薄い膜で覆う「メッキ」加工の最先端技術を誇る会社。次世代を見据えた研究開発でハイテク産業の発展に貢献、携帯電話やノートパソコンなど多くの電子機器に技術が使われている。

海老名社長から製作工程や最先端技術をスタッフ皆で共有していくための創意工夫など説明を受けた。なかでも、人間がつくった最も黒い物質としてギネスブックにも紹介されている「ウルトラブラック」は光を当てても反射しないというもの。薬液に入れて真っ黒な処理を施す現場を実際に見学した菅総理は、その高度な技術に関心を寄せた。

次に訪れたのは、高度な研削加工技術実績を持つ加藤研磨製作所。高精度な結果を求められる製品の製作実現のため、同社では徹底した製品管理を行っている。同社では、こうした高い技術力がベテラン技術者から20~30代の技術者へと順調に引き継がれているという。

菅総理は、1~2ミクロン以下の寸法精度が求められるその技術を丁寧に、慎重に作業に取り組む姿は日本の誇りであり、菅総理はその作業風景をじっと見入っていた。また、視察後に菅総理は同社内で、大田区のものづくりを代表する経営者の皆さんと車座で意見交換を行った。

視察を終えた菅総理は記者団に対し、「いずれの工場も高い技術を持っており、日本のものづくりは中小企業の高い技術に支えられていると再認識した」とコメント。車座での意見交換では、円高その他の理由により「経営状況は簡単ではない」との声が寄せられたと述べ、「大企業の海外移転の影響があるか」との菅総理の問いに対しては、「影響は大きく、不安材料になっている」との答えがあったと明かした。

そのうえで菅総理は、円高対策については政府で議論しているとして、「現場の声を活かしたかたちの対策をつくりあげ、実行していきたい」と表明した。《民主党ニュース》



8月27日のできごと