平成7618日目

2009/11/16

【この日の鳩山総理】

普天間移設、日米合意前提とせず

鳩山由紀夫首相は16日午前、沖縄県の米軍普天間基地(同県宜野湾市)の移設問題について「日米合意の下にすべてを決めるという話なら、議論する必要はなくなる。最初から答えが1つしかないのに、何も日米で議論する必要はない」と述べた。2006年に日米間で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設する現行計画を前提としない考えを改めて示したものだ。首相公邸前で記者団に語った。

首相は「当然、すべての前提は置かない。『日米合意は当然重視する』と、オバマ米大統領に(日米首脳会談で)言った」と、現行計画を盛り込んだ日米合意を重視する意向は米側に伝えたと指摘。そのうえで「議論する意味は、大統領も実際にはよく理解されていると思う」と語った。《日経新聞》

普天間問題「県民の気持ちを政治家として日本国の総理大臣として大事にして考える」

鳩山由紀夫総理大臣(代表)は16日夕、首相官邸で、普天間飛行場移設問題によって日米関係に及ぼす影響や明日閣議で大枠が決定するとされる第二次補正予算などに関して記者団の質問に答えた。

はじめに普天間問題で今後の日米関係に各方面で懸念が示されるとの指摘と、その中で日米合意のレビューにこだわる理由を問われた鳩山総理は、「日米関係というのはその時々でさまざまな問題があるが、日米関係、少なくともオバマ大統領と私の信頼関係は、ますます高まってきたなと考えている」と断言。

さらに日米首脳会談の中で述べた普天間問題について言及し、「私としても率直に、オバマ大統領に自分の思いを申し上げたことで、ワーキンググループを作ることになった」として、信頼関係が損なわれているというより、むしろ率直な意見交換ができたことは非常に良かったとの考えを表した。

そのうえで鳩山総理は、日米関係、日米合意は重いものとの前提に立ったうえで、「沖縄県民の皆さんの気持ちというものも、当然政治家として、日本国の総理大臣として、大事にしなければならない。それは国民を代表する政治家としては当然考えなければならないこと」と日米合意と普天間移設問題に対する思いを語った。

次に明日閣議で大枠が決定される第二次補正予算について、亀井大臣から2.7兆円という額が少ないのではないかとの発言があったことに対して鳩山総理は、「政治主導でやるときに政治家それぞれが自分の思いをぶつけあいながら、国民の皆さんのために最終的な結論を出すことは私は間違っているとは思わない。そういう議論があることはむしろ健全な証拠ではないかと思う」との見解を示した。

また第二次補正予算編成に当り、何を最重要視して臨むかとの質問には、年末年始に向け、セーフティネットを含めた緊急雇用対策と住宅の問題なども含めた経済対策を作り上げていくこと、ならびにエコ対策を含めた環境を重視する政策を打ち出していく必要があるとした。《民主党ニュース》

国と地方の協議

平成21年11月16日、鳩山総理は総理大臣官邸で、国と地方の協議に出席しました。本日の会議には、国側からは菅副総理・国家戦略担当大臣・内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、原口総務大臣・内閣府特命担当大臣(地域主権推進)、藤井財務大臣、仙谷内閣府特命担当大臣(行政刷新)、平野内閣官房長官、地方側からは地方6団体の代表が出席しました。

会議では、国と地方の協議の法制化、地域主権推進、地方税財政など国と地方に関する重要な政策課題について意見交換を行いました。

会議の冒頭で、鳩山総理は「国と地方の在り方に対して根本的に見直していきたいと思っているのが新政権であります。地域主権というものを、国が様々な法律を作って実行していかなければなりませんので、そのために率直な意見交換をしていきながら、国と地方、地域の在り方を根本的に見直してまいりたい。その一環として、国と地方との意見交換の場をまずセットさせていただいた。新たな日本の政治の夜明けを共に築くのだと、そんな気持ちの中でご指導いただければ大変ありがたく思っております。」と挨拶を述べました。《首相官邸》




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【工藤公康投手】西武入団会見

横浜を戦力外となり、西武復帰が決まった工藤公康投手(46)が16日、埼玉県所沢市内の球団事務所で入団会見に臨み「自分の力でチームが少しでも勝てるなら、お世話になろうと思った」と話した。正式契約は後日となるが、年俸3000万円プラス出来高払いの1年契約で合意。

背番号は「子どもたちも含めて家族みんなで決めた」と「55」に決定。94年以来の古巣復帰に「僕は運が強いと思っている。ライオンズに育ててもらったからこそここまで野球ができている。ライオンズを日本一にできるように頑張ります」と抱負を述べた。(金額は推定)《スポニチ》

【京都市南区】ドラム缶が爆発、線路越え220m吹っ飛ぶ

16日午後1時45分ごろ、京都市南区吉祥院西ノ庄門口町の製薬会社「日本新薬」の倉庫付近でドラム缶が爆発、東海道新幹線の高架を飛び越え、約220メートル離れた同区唐橋西平垣町の駐車場に落下した。駐車場の乗用車2台に当たり、ボディーに傷が付いたが、けが人はいないという。

京都市消防本部によると、ドラム缶はふたと底が抜けており、廃液処理の過程で化学反応が起きて爆発したとみて原因を調べている。日本新薬によると、当時は作業員3人で敷地南側の倉庫横の屋外で廃液処理の作業中だった。ドラム缶の中身などは調査中という。《時事通信》

【岡田克也外相】普天間移設「日米合意、白紙は困難」

岡田克也外相は16日、沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の移設問題を巡り、同基地と嘉手納基地(嘉手納町など)を視察した。視察後、那覇市内で記者会見し、「日米合意をすべて白紙に戻すのは、日米同盟に様々な悪影響が出る」との見解を示した。

外相は嘉手納町役場で、宮城篤実嘉手納町長ら地元の首長と会談。自らが実現の可能性を探る嘉手納基地への統合案に関し「検討しているが一つの案。騒音レベルが今以下になるのが大前提だ」と指摘。宮城町長らは「現状では無理だ」と否定的な考えを伝えた。

外相は会見で、17日にも初会合を開く日米両政府による閣僚級の作業グループで、嘉手納基地の機能の一部移転など騒音被害の軽減策も話し合う考えを示した。ただ宮城町長らが会談で、騒音軽減策が前提でも嘉手納基地統合案に否定的だったことを明らかにした。《日経新聞》

【菅直人副総理】エコポイント「住宅版」の創設を検討

菅直人副総理・国家戦略相は16日午前の記者会見で、省エネ家電製品の購入を促す政府の「エコポイント」の住宅版の制度を創設する考えを表明した。2009年度第2次補正予算や10年度当初予算での経済対策に盛り込む方向で調整する。環境対策を施した住宅を新築したり改修したりした場合に、様々な商品やサービスと交換できるポイントを付与する仕組みとなる見通し。消費喚起による景気浮揚を狙う。

会見で、菅氏は「『エコ住宅ポイント』で若干の支援をすることで、財政出動が小さくても大きな成果を得られる」と表明した。現在のエコポイント制度は温暖化対策の一環として、省エネ効果があると認定した薄型テレビ、エアコン、冷蔵庫を購入すれば、色々な商品やサービスと交換できるポイントを付与する仕組み。環境に配慮した自動車の購入を優遇する「エコカー減税」などとともに、麻生太郎前政権下の09年度第1次補正予算で導入した。《日経新聞》

【民主党・小沢一郎幹事長】陳情制度改革は民主主義的革命を実行するためのプロセス

小沢一郎幹事長は16日夕、党本部で定例会見を行い、陳情制度改革は民主主義的革命を実行するためのプロセスだとその意義を説いた。

はじめに、外国人地方参政権法案に関する質問に対し小沢幹事長は、現在韓国政府サイドおよび在日韓国人の方々から要求が非常に高まっていること、党としてかねてから積極的な姿勢を示した経過もあると述べたうえで、「私自身としては、政府の姿勢を鮮明にする意味からも政府提案が望ましい」との考えを示した。

同日開催された与党幹事長・国会対策委員長会談における国会改革の説明を受け、社民党が党内で議論を早急に行ったうえで最終的な結論を出すとして持ち帰ったことに対しては、「論理的に難しい話ではないのでなるべく早く結論をいただき、与党3党揃って議会制度協議会にかけて議論してもらえればいいと思う」と話した。

分権型陳情への制度改革については、政策等については内閣で最終決定するが、地域の都道府県連や国会議員を中心に政府に声をもっと届けてもらいたいとの要望があると指摘。また、個々の国会議員と官僚とがいろいろな機会に接触することで結果として利益誘導の政治や政官業の癒着の構造を生んでいるとして、公開し草の根の意見を吸い上げるシステムだと説明。最終的な目的は、地方に係ることは予算も権限も一括して渡すことだと改めて強調し、「今はそれに向かい民主主義的革命を実行するためのプロセスとして、まずそうした弊害を断ち切り、公開性、透明性を持たせるシステムにしようと考案したものであり、各地域でも喜んでいるとの声を聞いている」と語った。

同意人事に関しては、「政府が答えるべき話」だと前置きしたうえで小沢幹事長は、同日の役員会で山岡賢次国会対策委員長から、「自分の所管の特殊法人や民間企業で権限を利用しポストをとることは止めにしようというものであり、今回の人事院および日本郵政の社長人事は、官僚出身ではあるが官僚時代の所管の問題とは別個のことなのでそれは是とする」との説明があったと明かした。《民主党ニュース》



11月16日 その日のできごと(何の日)