平成7378日目

2009/03/21

【この日の麻生総理】

経済危機克服のための「有識者会合」(第5日目)

平成21年3月21日、麻生総理は総理大臣官邸で、経済危機克服のための「有識者会合」を開催しました。

この会議は、世界的な金融危機に端を発する我が国の景気の悪化を受け、内閣総理大臣が、今後の経済財政政策のあり方について、10のグループに分かれて、各分野を代表するような各界の有識者から総合的に意見を伺うための会議です。

5日目となる今回は、社会保障関係の有識者12名、金融関係の有識者8名、低炭素・環境関係の有識者8名、製造業・サービス業における経済界の有識者9名、消費者・子育て・女性労働関係の有識者7名と5回に分けて会合を持ち、関係閣僚と共に政策のあり方について議論を行いました。

すべての有識者会合を終えた麻生総理は、「実に多くの方からご意見を頂きました。大変有意義だったと私どもは思っております。このいただいたご意見はきちんと整理し、諮問会議等々で検討すべきものがあればさせていただきたいと思います。」と述べました。《首相官邸》

「株屋って信用されない」

麻生太郎首相は21日、首相官邸で開かれた経済危機克服のための有識者会合で「株屋っていうのは信用されないんだよ」「預金と違って、株をやっているというと田舎では怪しい」などと発言した。

「株屋」には証券会社やその従業員を見下す意味合いがあり、証券界から批判が相次いだ。株価低迷が続く中、週明けの市場に悪影響が及ぶ恐れも出てきた。《共同通信》




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【第81回選抜高校野球大会】開幕

第81回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。4万4千人が詰めかけた開会式では、前回優勝の沖縄尚学、同準優勝の聖望学園(埼玉)の主将らを先頭に、出場32校の選手たちが南から順に入場行進。改修工事を終えた外野席やアルプス席から大きな拍手が送られた。

優勝旗返還の後、塩谷立文部科学相、日本高校野球連盟の奥島孝康会長らがあいさつ。今治西(愛媛)の高市廉主将が「若人の思いをこの一球、この一打に託してプレーすることを誓います」と選手宣誓した。《朝日新聞》

【北朝鮮】米国人記者2人を拘束

北朝鮮の国営朝鮮中央通信は21日、「中朝国境地域を通じ不法入国した米国人2人を拘束した」と報道した。性別や職業には触れなかったが、中朝国境の豆満江(中国名、図們江)付近で北朝鮮側を取材中に拘束されたとされる韓国系と中国系の米国人女性記者とみられる。北朝鮮側が拘束を確認したのは初めてで、同通信は「現在、該当の機関で調査中」とした。

米国は2人の送還に向け、水面下で交渉を続けている。2人が拘束されたとされる17日は、北朝鮮が全軍に「万端の戦闘準備」を指示し警戒を強めていた米韓合同軍事演習の期間中で、国境警備も強化されていた可能性がある。

取材を支援した韓国の非政府組織(NGO)によると、二人は米国「カレントTV」の中国系のローラ・リンさんと韓国系のユナ・リーさんで、いずれも30歳前後。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫幹事長】首相の「株屋」発言を批判

民主党の鳩山由紀夫幹事長は21日、麻生太郎首相が「株屋は信用されていない」と発言したことについて、「首相からは人を見下したような発言が時々聞こえてくるが、今回もその例ではないか。資本主義になくてはならない存在の証券会社をさげすむ発想は断じて許されない」と批判した。鹿児島市内で記者団に語った。

鳩山氏はこの後、同市内で開かれた民主党衆院議員の会合でも「人のために尽くして尽くし切らなければならない方が、人を見下していては尽くせるはずもない。だから辞めてもらおうじゃないか」と強調した。《時事通信》

鳩山幹事長は21日夕、鹿児島市内で鹿児島県遊説の感想、「政治とカネ」と世襲議員のあり方、そして麻生首相の「株屋」問題発言などに対して記者団に語った。

はじめに鹿児島県での遊説の感想として、「手ごたえはある。麻生政権に対する国民の皆さんのあきらめにも似た不満がある」と分析。さらに、「それに対して官僚政治ではなく『国民の生活が第一』と主張している民主党に大きな期待が地域に行けば行くほど強く感じる」と所感を述べ、鹿児島全選挙区勝利という成果を挙げることが不可能ではないとの見解を示した。

次に小沢一郎代表の西松建設問題に対して鳩山幹事長は、「小沢代表の決断をみんなで信頼をして支えていくことが大事で、我々はそういった試練をいかに乗り越えていくかが大事と思っている」との考えを示した。また、「政治とカネ」の問題に対して鳩山幹事長は、「企業・団体献金を全面禁止というところまで議論を深めていくことができれば民主党への更なる信頼が得られると思う」と自ら厳しい姿勢で臨む決意を表した。

続いて昨日行われた小沢代表との会談について質問を受けた鳩山幹事長は、「小沢代表は何としても政権交代を実現させるという強い意思を示され、そのことを前提としながらこれから起こりうる事態に対して判断をしていくと述べられた」と説明した。

また、世襲議員のあり方について鳩山幹事長は、「世襲禁止をどのようにマニフェストに盛り込むか。次の選挙に臨むに当たり、国民の皆さんに訴えていくことが大事である」との見解を示した。同時に橋本首相以降、親から地盤を譲り受ける形の世襲議員が首相になっている現状を指摘。世襲の首相だから平然と途中で政権を投げ出してしまうことが政治のひ弱さを生むとの考えから、同一選挙区において一定期間(5年ないし10年)は世襲で立候補することを禁止する方向で議論を行う考えを明らかにした。

最後に麻生首相が株を投資している人を「株屋」と発言し、さらに、「株屋を信用できない。なんとなく怪しげでまゆつばものだ」と問題発言したことに鳩山幹事長は、「人を見下したような発言が時々見受けられる。さげすんだ思いを持って発言していることは断じて許されない内容だ」と厳しく批判した。《民主党ニュース》



3月21日 その日のできごと(何の日)