平成7215日目

2008/10/09

【この日の民主党】

官僚任せこそ最大の問題 鳩山幹事長が海江田・東京1区総支部長と緊急集会で

鳩山由紀夫幹事長は9日夜、都内で開かれた東京都第1区の海江田万里総支部長の緊急集会で、自民党政治について、「官僚任せこそ最大の問題」と指摘。また、麻生首相が明日発売の月刊誌『文芸春秋』で「国民の信を問うのが最大の使命」としていることを紹介し、ところが最近は解散よりも景気対策をとの発言を繰り返していることから、「もう逃げている。逃げるな、と言いたい」と早期の解散を改めて要求した。

また、「経済無策の政権をこれ以上続けてはいけない」と米国発の金融危機に対応できていない政府を批判した。

さらに、官僚任せの政治の象徴として、後期高齢者医療制度、汚染米事件、消された年金・標準報酬月額の改ざんを挙げ、「犯罪的行為であり、与党が暗黙に認めていた」と厳しく指弾した。

その上で鳩山幹事長は、総選挙での勝利および小選挙区での勝利によって政権交代を成し遂げる強い決意を重ねて表明、支援を訴えた。

海江田総支部長は、日本と韓国では消費税率が低いことを挙げ、「なぜ上げられないのか。それは官僚が湯水の如く私しているからだ」と政治の現状を喝破し、国民が納得できる社会保障制度の構築などに使うようにする「税金のムダ遣いをなくすこと」の必要性を訴えた。

円より子副代表も駆けつけ、「選挙管理内閣では世界の金融危機に対処できない」として、総選挙を経た国民の信任を受けた内閣が対処すべきと訴えた。

また、石井一副代表も自民党政治を「国民をなめている。ビジョン、見識ではなく、人気のある選挙の顔として総裁、首相を選んでいる。この厚顔が許されるのか」と3代にわたる国民無視の総裁選挙を批判した。

他に、蓮舫参院議員、東京1区内の地方自治体議員、首長、他県の地方議員、連合東京会長も駆けつけ海江田総支部長を激励。最後にがんばろうを三唱して締めくくった。《民主党ニュース》




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【天皇、皇后両陛下】五輪メダリストと懇談

天皇、皇后両陛下は9日、北京五輪の入賞選手や競技団体関係者を皇居・宮殿の「春秋の間」に招いて茶会を開かれた。

ソフトボールの上野由岐子投手や男子競泳の北島康介選手、男子柔道の石井慧選手ら金メダリストをはじめ、選手と団体関係者計152人が出席。冒頭、天皇陛下は「皆さんの活躍は多くの日本の人々に喜びと励ましを与えたことと思います」と、選手たちの活躍を讃えられた。

茶会には皇太子さまと常陸宮さま、秋篠宮ご夫妻もご参加。選手たちに囲まれ、和やかに懇談された。

茶会終了後、石井選手は「『天皇陛下のために戦いました』と(陛下に)お伝えしました。陛下は笑っておられました。天皇陛下とお会いするのは嬉しいし、幸せでした」と話した。

また、すでに引退を表明している男子陸上400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治選手は、「緊張しましたが、皇后さまからは『長い間努力されて、最後によい結果が出てお疲れさまでした』とねぎらいの言葉をかけていただきました」と笑顔で話していた。《産経新聞》

【麻生太郎首相】追加景気対策を指示

麻生首相は9日午前、首相官邸に自民党の保利、公明党の山口両政調会長を呼び、米国の金融危機に端を発した国内の株価下落などを受け、追加的な景気対策を取りまとめるよう指示した。追加対策の規模は所得税などの定額減税を含め、2008年度補正予算案(総額1兆8080億円)を上回る2兆円超となる見通しで、政府・与党は今月下旬までも策定を目指す。

首相は会談で、「補正予算案は8月時点のもので、それ以降の金融状況の変化が経済にどういう影響を与えるか不透明になってきた。内需拡大や、為替変動による産業界、国民生活への影響を考え、政策をまとめてほしい」と指示した。

首相はその後、首相官邸で記者団に「財源としての赤字国債発行について「財政規律の観点から、はなから赤字国債を考えてということはない」と述べた。《読売新聞》



10月9日 その日のできごと(何の日)