平成6918日目

2007/12/17

【この日の福田総理】

アラブ首長国連邦アブダビ首長国 ムハンマド皇太子と会談

平成19年12月17日、福田総理は総理大臣官邸で、公式実務訪問賓客として日本を訪れている、アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン アブダビ首長国皇太子兼連邦軍副最高司令官と会談しました。

会談の冒頭、福田総理は、「本年4月に安倍前総理が貴国を訪問した際に、二国間関係の強化発展の重要性について首脳レベルで確認されました。今回の殿下の訪日は、緊密な両国関係の一層の発展に貢献するものと確信しております。」と述べたのに対し、ムハンマド皇太子は、「このような暖かい歓迎を頂いたことに深く感謝申し上げます。日本とUAEの二国間関係は、理想的な関係になっています。」と応じました。

会談後、福田総理はムハンマド皇太子と共に、「日・アラブ首長国連邦合同経済委員会第1回会合に際しての共同声明」などの文書署名式に立ち会いました。《首相官邸》

防衛省改革会議


https://www.kantei.go.jp/

防衛省の抜本的改革を検討する「防衛省改革会議」(座長=南直哉・東京電力顧問)は17日、首相官邸で第2回目の会合を開き、福田首相が初めて同会議に出席した。

首相は「(一連の不祥事の)原因の多くが、防衛省・自衛隊の業務の在り方の基本に関するものであることは極めて憂慮すべきことだ。国民の信頼を回復するために、出直しのための改革を行う必要がある」と述べ、改革の必要性を強調した。

会合では、海上自衛隊の課長が給油量の誤りに気がつきながら上司らに報告しなかった問題について、「組織の風通しを良くすることが必要だ」「27万人の組織を統制するには大臣を補佐する体制を強化するべきだ」などの意見が出た。《読売新聞》

中国・胡錦濤国家主席と会談へ

福田康夫首相は17日、中国を27日にも訪問し、北京で胡錦濤国家主席と首脳会談を行う意向を固めた。12月初旬の「日中ハイレベル経済対話」初会合を受け、経済、エネルギー・環境問題などの分野で連携強化を確認する見通しで、複数の政府関係者が明らかにした。《共同通信》




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【大阪地裁所長襲撃事件】当時14歳の少年に無罪

大阪市住吉区の路上で04年2月、大阪地裁の鳥越健治所長(現在は退官)を襲撃し現金を強奪したとして、大阪家裁から強盗致傷の非行事実で中等少年院送致の保護処分決定を受けた少年(18)=当時14歳=の差し戻し審の少年審判が17日、大阪家裁であった。

大西良孝裁判長は、刑事裁判の「無罪」にあたる「非行事実なし」の決定を下した。今後、検察側が決定を不服として抗告した場合、大阪高裁が受理の可否を検討。受理しなければ少年の「無罪」が確定する。

この少年については、大阪高裁が今年5月、抗告審で「(中等少年院送致の保護処分という)家裁決定には重大な事実誤認がある」として審理を同家裁に差し戻す決定をした。同高裁は決定で「捜査員が机をたたいて怒るなど誘導がうかがわれる」と指摘している。

大西裁判長は、高裁の決定を踏襲し「(自白には)客観証拠など動かしがたい証拠に矛盾する個所がある」とし、最大の争点となった自白の信用性を否定した。さらに、防犯ビデオに映っていた真犯人と少年らグループの同一性も争点となり、検察側はビデオを基にした実験映像などを証拠請求したが、同家裁は職権で採用を却下。大西裁判長は「画像は不鮮明で証明力におのずと限界がある」と却下理由を述べた。《毎日新聞》



12月17日 その日のできごと(何の日)