平成6909日目
2007/12/08
【民主党・小沢一郎代表】中国から帰国
民主党の小沢代表は8日、3日間の中国訪問を終え、北京から帰国した。15日に国会の会期末を迎える中での44人の国会議員を連れての訪中は「国会軽視」との批判を浴びたが、胡錦濤国家主席ら重要人物との会談が実現し、参院第一党党首としての面目を保った。ただ、親密ぶりを強調するあまり、日中間の懸案に関する踏み込んだ議論を避けたとの指摘もある。
小沢氏は7日の胡主席との会談で、「前例のないサービスに感謝したい」と満足そうに語った。会談直前に、胡主席が5分間にわたり、小沢氏に同行した議員や支援者約400人らと握手を交わし、全員での記念撮影に応じたことへの謝意だった。中国の人民日報も8日朝刊の1面準トップの位置で、写真付きで会談を詳報した。《読売新聞》
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【船場吉兆】アナゴでも産地偽装発覚
高級料亭船場吉兆(大阪市)の牛肉産地偽装事件で、本店で販売していた贈答用の瓶詰め商品「穴子山椒煮」でも高級品の産地として知られる兵庫県高砂市産のアナゴを使っていないのにラベルに「高砂」と記載していることが8日、分かった。
また、同様の瓶詰め商品「丹波くろまめ」も丹波地域以外の産地のものを使用していたほか、福岡市の店舗で販売していためんたいこの賞味期限を改ざんしていたことも判明した。《共同通信》
【この日の民主党】
[大長城計画訪中団]第2回日中交流協力機構会議を開催
北京市内で8日午前、第2回日中交流協力機構会議を開催。2日目となるこの日は、外交安保、経済、文化の3部門の分科会にて、それぞれ活発な意見交換が行われた。
外交・安保部門では、(1)台湾・チベット問題(2)エネルギー・環境問題(3)東アジアの安全保障問題――について議論。(1)については、中国側から原則論が示された上で、日本側の意見を聴取するかたちで展開され、内政干渉にならないことを前提に各議員が見解を述べた。(2)については、地球環境、再生可能なエネルギーといった観点から議論が交わされた。また、(3)については、北朝鮮の非核化、拉致問題をはじめ、中国の軍事力の情報公開を求めるなど率直な意見交換が繰り広げられた。
経済部門では、農業、環境、都市開発、知的財産などをテーマに議論。最近何かと話題の食の安全問題にも言及すると、中国側からは、自国のみならず輸出国の安全基準を満たすよう厳しい規則が求められているとの説明がなされた。菅直人代表代行はこの中で、知的所有権制度、特許問題について、中国の技術推進、信用を高めるためにもより高度な制度設計の必要性を明示した。また、環境政策については「日本の失敗を繰り返してほしくない」とした上で、産業・自動車エネルギーについて、省エネ技術が進み効率が良くなっている一方でCO2の絶対量が増大している現状を指摘。「エネルギーそのものの質を変える必要がある」との認識を示し、問題解決に向けて中国の開発力に期待を寄せた。
文化部門では、(1)伝統・芸術・宗教(2)北京オリンピック(3)生活・教育・子育て――の3つのテーマを軸に展開。(1)については、茶道や美術を例に中国文化が日本文化に与えた影響について言及。お互いに歴史や文化を正しく理解する必要性を確認するとともに、中国側からは、文化交流を深めるとともに文化産業プロジェクト作りの強化、マネジメントにおける人材の交流と協力等の提案がなされた。北京オリンピックについては特に活発な意見交換となり、オリンピックの意義から芸能オリンピックの実現、中国におけるサッカーの現状と将来像など幅広い内容を意見交換。「ワン・ワールド、ワン・ドリーム」のスローガンに賛同の意を述べ、北京オリンピックの成功を祈念して締めくくられた。
[大長城計画訪中団]万里の長城、中国人民解放軍施設など見学
訪中団の一般参加者は8日午前、北京から60キロ離れた居庸関の北に位置する、万里の長城(八達嶺、世界文化遺産)を見学。午後には議員団と合流して、中国人民解放軍の施設を視察、中国の歴史文化や国防について見聞を深めた。
中国人民解放軍施設では、出迎えを受けた後、同日の訪問団長である鈴木克昌衆議院議員が、視察受け入れに感謝する挨拶を行った。参加者は施設や所属部隊の概要について説明を聞いたうえで、演習を査察する機会を得て熱心に訓練を見守った。このほか兵士の寮を見学した。《民主党ニュース》