平成6824日目
2007/09/14
この日のできごと(何の日)
【自民党総裁選】告示
安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日、告示された。町村派の福田康夫・元官房長官(71)に対し、町村派、丹羽・古賀派、山崎派、谷垣派、伊吹派の各領袖が支持を表明。出馬の意欲を示していた津島派の額賀福志郎財務相(63)は出馬を断念し、津島派も福田氏を支持する方向だ。
福田氏への支持は、国会議員だけで選挙人の過半数を超える見通しで、福田氏の新総裁就任が事実上、固まった。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【クレディア】民事再生法適用申請
消費者金融中位のクレディア(静岡市)は14日、民事再生法適用を東京地裁に申請し、受理されたと発表した。
出資法と利息制限法の規制の中間にあるグレーゾーン金利の返還請求が増加し、財務状況が悪化。資金調達も難しくなり、自力再建を断念した。負債総額は約757億円。営業は今後も継続する。《共同通信》
【奈良医師宅放火殺人事件】地検、ジャーナリスト宅などを捜索
奈良県田原本町の医師(48)宅で昨年6月、母子3人が死亡した放火事件を題材にした著書に、殺人などの非行事実で中等少年院送致の処分を受けた当時高校1年の長男(17)の供述調書が引用されていた問題で、奈良地検は14日、長男の精神鑑定にかかわった京都市内の医師の自宅や勤務先を刑法の秘密漏示容疑で強制捜査し、医師を取り調べた。
同容疑による強制捜査は異例で、少年法と、言論や出版の自由を巡る論議を改めて巻き起こしそうだ。
著書は、フリージャーナリスト、草薙厚子さんの「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)。草薙さんは、法務省東京少年鑑別所法務教官や地方局アナウンサー、通信社テレビ部門のニュースデスクなどを経てフリーになり、テレビ番組のコメンテーターなども務めている。同地検はこの日、東京都港区の草薙さん宅も捜索し、事情を聴いた。《毎日新聞》
【自民党・麻生太郎幹事長】総裁選出馬を表明
自民党の麻生太郎幹事長は14日午後、党本部で記者会見し、総裁選への立候補を正式表明した。多くの派閥が福田康夫元官房長官への支持を決めたことに関連し「(各候補の)政策発表の前に派閥の推薦が決まるのは、派閥レベルの談合、密室といった批判を受ける」と述べ、派閥主導の動きを強くけん制した。
同時に「芝居の幕が開けたら終わっていたというのでは、自民党のイメージとしていかがなものか」と指摘。「情勢は厳しいが、派閥に言われたから支持するというのではなく、候補者を見て決めてもらいたい」と述べ、政策本位の選挙戦を行うべきだと強調した。《共同通信》
【この日の民主党】
民主党は年金保険料流用を許さない 有楽町で街頭演説
民主党は14日午後、参議院への「年金保険料流用禁止法案」提出を受けて、東京・有楽町で緊急街頭演説を行った。
司会進行役を務めた高山智司遊説局長はまず、「年金保険料流用禁止法案」を参議院に提出したことを報告。安倍首相が代表質問を前に辞意を表明、国会で質問できなかった分、直接国民のみなさんに訴えていきたいと表明した。
はじめに行田邦子参議院議員は、夏の参議院選挙において、安心できる年金制度改革を訴えてきたことが国民の支持につながったとの見解を明示。その結果、参議院で民主党が第一党となったことで(1)情報公開(2)国会の正常化――が可能になるとして、国民の立場に立った政治の実現に向けて全力を尽くす意気込みを語った。
福山哲郎政調会長代理は、法案提出について、選挙中から公約としていた「保険料は年金給付以外には一切使わない」とする内容のものであると説明。「国会は開店休業だが、相手がどんな状況になっても国民の期待に応えられるよう法案第一として戦っていく」として、政策の実現を図ることを第一とする決意を表明した。また、「政治とカネ」の問題についても政治資金規正法改正案の準備を進め、しかるべき時期に提出する意向を明かした。そのうえで、国民の生活を第一とする民主党か、派閥抗争の自民党か、「国民に真意を問いたい」と早期解散を要求する方針を示した。
蓮舫ネクスト年金担当副大臣は、「安倍内閣は空転内閣」であると指弾。開会からたった2日での安倍首相の辞意表明により国会は開店休業に陥り、1日だけで衆参併せて2億円もの経費がかかっていることを指摘し、「この4日間で8億円もの税金がムダに遣われている」ことを問題視した。
小宮山泰子衆議院議員もまた、政治の空白により国民が被害を受けていることを重く受け止め、民主党は「生活を守る政治」を行っていく姿勢を強調した。
最後にマイクを握った小沢鋭仁国民運動委員長は、権力闘争に終始している自民党に対して「国民の暮らしはどこに行ったのか」と批判。「外に出る民主党、内にこもる自民党」との違いを示し、「民主党が国民との約束を法案にして成立させる姿をみてほしい」と述べ、政策本位で国民の暮らしを守る政治を実現していくと訴えた。《民主党ニュース》