平成6773日目

2007/07/25

【民主党・小沢一郎代表】「国民の生活を第一に考える民主党へ力を」

小沢一郎代表は25日、富山県富山市八尾町で街頭演説会を開き、「今の自民党政権の政治姿勢には心がない、誠意がない。これでは国民の生活が守れない」と話し、国民生活を第一に考える民主党に、皆さんの持っている力を貸してほしいと、およそ200人の支持者を前に民主党の政策、考え方を訴えた。

小沢代表は、「いま、大多数の国民の皆さんが、安心して生活を送っていけるかどうかの岐路に立っている」と前置き。小泉政権に引き続き、改革の美名のもと、競争社会のなかで負けたものは仕方ないという考えで政治を行っているのが安倍政権だと指摘し、「このままの政治を続けていくと、所得や貧富の格差がさらに広がってしまう」と、自民党による弱者切捨ての政策を批判した。

また、年金の問題を取り上げ、「今回の年金の問題はあまりにもひどいが、人間だからミスをする時もある」との認識を示した上で、しかし、今回の問題に至っては「正直に国民に話すべき」問題であると強調。それをひた隠しにしてやり過ごそうとした政府について、「(国民に相対する)政治姿勢に、心が無い、誠意が無い。ここに今の政治の最大の問題がある」として、国民不在の自民党政治の本質をえぐりだした。同時に、「自分のポスト、ポジション、政権を守ることが第一で、国民の生活は二の次」の政権に国政を委ねるわけにはいかないと、政権交代の必要性を訴えた。

そして、「強いものの味方の自民党政権を継続させるのか、本当に弱いものの立場を重視し、多くの国民の生活を第一に考える民主党かを、皆さんに真剣に考えていただきたい」と述べ、「民主主義はどんな強権でも変えることができる。今の政治に不満があるのならば、皆さんの力を貸してください」と、多くの方の小さな力を集めれば、政治は変えることができると、民主党への支持を求めた。《民主党ニュース》




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【トヨタ自動車】プラグイン・ハイブリッド車の試験車両を公開

トヨタ自動車は25日、家庭用電源で充電できる「プラグイン・ハイブリッド車(HV)」の試験車両を報道陣に公開した。同日に国内で初めて国土交通省の認可を取得し、今秋から公道で走行試験を開始する。近く米国や欧州でも同様の試験を行う予定だ。同社はHVの可能性を広げる技術とみて実用化を急いでいるが、滝本正民副社長は「現在の電池の水準では難しい。より小型で大容量な電池の開発次第」としている。《産経新聞》

【大相撲・琴光喜関】大関昇進

日本相撲協会は25日午前、名古屋市中区の愛知県体育館で秋場所(9月9日初日・両国国技館)の番付編成会議と理事会を開き、東関脇琴光喜(31)=愛知県出身、佐渡ヶ嶽部屋=の大関昇進を満場一致で決めた。《共同通信》

【大相撲・横綱朝青龍関】疲労骨折

大相撲の横綱朝青龍が腰などを痛め、8月3日から始まる夏巡業を休場することが25日、分かった。師匠の高砂親方(元大関朝潮)が同日、愛知県体育館で行われた理事会の後「巡業部に診断書を出した。腰を疲労骨折しており、ひじも痛めている。途中から出る可能性もある」と説明した。《共同通信》

【安倍晋三首相】福井で演説

自民党の安倍晋三首相は25日、参院選福井選挙区の松村龍二候補の応援で来県し、越前市のサンドーム福井イベント広場で街頭演説を行った。首相就任から10ヶ月で雇用を60万人増やし、失業率を改善したと実績をアピール。

「改革を進めることで経財が成長し、みんなが豊かになる。景気の明るい兆しを福井県の家庭に拡大していく」と力を込めた。《福井新聞》

【この日の民主党】

菅代表代行「本当に美しい国は、地域が健全に成り立つ国だ」

菅直人代表代行は25日夕、北海道札幌市内で街頭演説会を開催。消えた年金問題や、農業政策など民主党の取り組みや政策を、夕方の忙しい時間にもかかわらず、足を止め熱心に聞き入る多くの聴衆を前に、力強く訴えた。

菅代表代行は、地方を切り捨てて、日本中が東京のようなところになっていくのには疑問を呈したいと表明。「日本という国が健全に成り立っていくには、例えばここ北海道では、漁業や林業や農業で成り立つ町や村があっていいはず。その対極に札幌があり東京や大阪がある。こういう社会こそ美しい国だと思う」として、安倍総理の言ううわべだけの美しい国ではなく、地方が、地域が生きる国こそ、美しい日本だと話した。

また菅代表代行は年金問題に触れ、「今、年金の納付率を政府は約65%というが、私たちが調べたところ実数は全体で50%、20代の割り合いは40%に届かない数字である」と、政府・自民党は自分たちに都合のいい数字だけを挙げている実態を指摘。「このままではあと2、30年もすると年金無給者が何百万人も出てくる可能性がある」と話し、抜本的な年金制度を一刻も早く作るべきだと述べた。

さらに、「自民党は年金を年金以外の目的に使われていくことを止めないでいる」として、先の国会で成立した社会保険庁改革関連法でも年金保険料が年金給付以外への流用が恒久化されたことを指摘。「民主党はその法案成立を阻止すべく、年金は年金以外に使わない法案を国会に提出したが、自民党はそれをまったく審議しないで廃案にした」と、国民のための政治とまったく逆の事を行う自民党政治を厳しく批判した。

そして地方を切り捨てている自民党政治にノーという声を、是非北海道からあげてほしい、民主党に更なる支援支持を注いでいただき、皆さんの力を貸してほしいと訴えた。

今度は国民が政府を追及する番だ 長妻昭議員

25日午後、前原誠司衆議院議員と長妻昭政調会長代理は、滋賀県近江八幡市文化会館で行われた演説会にて、民主党の政策を訴えた。この日は1500人収容の会場が超満員。立ち見や通路に座り込んでも入りきらず、演説の様子をロビーで視聴できる特設スペースが用意されるほどの大盛況だった。

まず、前原議員は故松下幸之助氏の「国会議員は国家の経営者たれ」という言葉を紹介して、「税金をどう使うか、これが政治家の原点だ」と主張。しかし自民党政権では「あまりにムダづかいが多すぎる」と批判した。前原議員は、役人・企業・政治家が得をするために、国民が納めた税金を“ピンハネ”するしくみが「天下り」だと説明した。すると、多くの企業が給料日だったこの日、聴衆からは怒りの交じったため息が漏れた。

前原議員は、「これを断ち切るためには政権交代しかない」としたうえで、「AがだめならB、BがだめならAに戻す。それが民主主義だ」と主張。そして「本当の民主主義を作ろう」と訴えると会場からは大きな拍手が上がった。

続いて、長妻議員が登壇し、「消えた年金問題の発掘者」と紹介されると、より一層大きな拍手が沸き起こり、「よくやった」などの声がとんだ。

長妻議員は、政府のあきれた対応を次々に紹介。記録がない方の納付を判断する「第三者委員会」について、「私のような気の弱い人間がおどおどしていたら、人柄で『だめ』とされちゃう」と、笑いを交えながらも痛烈に批判。そして、6兆円もの年金保険料がムダづかいされてきたにもかかわらず、先の国会では、これからも年金支給以外に保険料を流用する法案が強行採決され、民主党が提出した流用禁止法案が廃案となったことを、強い怒りをこめて報告した。

「大掃除を民主党にやらせてほしい。年金を削る前に天下りを削る、社会保障を削る前にムダづかいを削る。民主党ならそれができる」と強調。そして「国会が閉会して今度は皆さんにバトンが渡った。皆さんが政府を徹底的に追及して、ぜひ民主党に力を貸してほしい」と締めくくると、大きな拍手とともに「そうだ」「頑張ろう」との声が上がった。《民主党ニュース》



7月25日 その日のできごと(何の日)