平成6717日目

2007/05/30

【この日の安倍総理】

党首討論

平成19年5月30日、国家基本政策委合同審査会が開かれ、安倍総理は民主党の小沢代表との党首討論に臨みました。

主に年金問題の討論が行われ、その中で総理は、5千万件の所属不明の記録への対応について、1年のうちに突合を行う考えであることを明らかにしました。

また、これから年金を受け取る人たちに節目となる58歳、45歳、35歳時に加入履歴をお知らせすること、24時間の電話相談体制をとること、時効によって年金がもらえないということがないようにすること、記録の無い場合の納付の証明について、第三者機関をつくって、納付の確証が得られれば年金を払う仕組みをつくっていくこと等の考えを示しました。

安倍総理は、「年金というのは国民の信頼があって、はじめて成り立つ制度である。国民の皆様の不安をなくしていくため全力で取り組んでいかなければならない。年金をまじめにこつこつ払ってきた方々の立場にたってこの問題を解決していかなければならない。」と決意を述べました。《首相官邸》

「談合に厳しく対応」

安倍晋三首相は30日夜、官製談合を主導したとして強制捜査を受けている独立行政法人「緑資源機構」に関し「こうした談合を行った組織は、緑資源機構だけでなく、廃止も含めて厳しく対応していかなければならない」と述べ、廃止すべきだとの考えを示した。官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》




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【大相撲・白鵬関】横綱昇進

日本相撲協会は30日午前、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日・愛知県体育館)の番付編成会議と理事会を開き、東大関白鵬(22)=モンゴル出身、宮城野部屋=の69人目横綱昇進を満場一致で正式に決めた。新横綱の誕生は、同じモンゴル出身の朝青龍以来で4年4カ月ぶり。

相撲協会は東京都墨田区の宮城野部屋に大島理事(元大関旭国)と春日山親方(元幕内春日富士)を使者として派遣し、昇進を伝達。白鵬は「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」と力強く口上を述べた。

22歳2カ月での昇進は北の湖、大鵬に次ぎ、貴乃花を抜いて史上3番目の若さ。これで21場所続いた朝青龍の1人横綱が終わり、来場所からは史上初めて東西の横綱にモンゴル出身力士が並ぶ。《共同通信》

【陣内智則さん、藤原紀香さん】結婚披露宴

俳優の藤原紀香さん(35)とタレントの陣内智則さん(33)の結婚披露宴が30日、神戸市中央区のホテルオークラ神戸で開かれた。島田紳助さんや舘ひろしさんら友人や親族計約600人が出席、ホテル周辺にはカメラを手にしたファンが詰めかけた。

藤原さんはクリーム色のウエディングドレス姿、陣内さんは黒のタキシード姿で入場。ふたりそろって「兵庫県は2人が生まれ育った大切な場所。ここで門出を迎えられることを感謝しています」とあいさつし、高さ1.6メートルのウエディングケーキに入刀した。

披露宴後は、そろって記者会見。藤原さんは「たくさんの人に支えられていると感じた。今日誓ったことを心にとめて生きていきたい」、陣内さんは「紀香さんファンの皆さん、大切にしますので安心して」と話した。《朝日新聞》

【この日の民主党】

[衆院厚労委]実態隠しての救済はありえない 長妻議員

長妻昭議員は、衆議院厚生労働委員会で30日午後、与党の「年金時効特例法案」に関して質問に立った。

長妻議員はまず、「消えた年金記録」は政府のミスによるものであり、「時効をなくすのは当然である」と言明。5年の時効対象は、被害者であると既に認定された人のみであることに言及し、「『年金時効特例法案』は何の救済策になっていない」と批判した。

長妻議員は、柳澤厚生労働大臣が早急な救済を盾に実態調査に消極的であることを問題視し、「実態を明らかにせずに対策のようなものを出しても救済にはならない」と指摘。理事会が了承すれば公開できるデータの存在を示唆して、「情報隠しでなければいいが」と、警戒感を強めた。

また、柳澤厚労相が「消えた年金記録」のうち、標準的な受給開始年齢の60歳に達している記録2880万件に限り調査すると述べたことに反応。安倍首相が党首討論で「5000万件の調査を行う」方針を明言したこととの整合性を質し、「5000万件の調査をやると言うのは嘘ではないか。(政府の方針が)詰まっていないままに強行採決で蓋をして逃げ切りを図ろうとしている」と、追及した。

長妻議員は解決策として、コンピュータデータと手書き・マイクロフィルムの統合により約1~2割が発見できることも明示。特殊台帳・普通台帳の一部の存在や、マイクロフィルム化された納付記録が保管されている実情を示し、一刻も早く正しいコンピューターデータに訂正する必要性を訴えた。

しかしながら柳澤厚労相は、25日の委員会での答弁と同様に救済策についての期限は最後まで示さず、社会保険庁を解体する3年以内にも実現できるかわからないとの趣旨の発言をし、長妻議員は「そんなバカな話はない」と怒りをあらわにした。

[党首討論]消えた年金の挙証責任は社会保険庁に 小沢代表

小沢一郎代表は、30日午後院内で行われた党首討論で「消えた年金」の保険料納付記録に関して、納付したのと挙証責任は、国民にあるのか、社会保険庁にあるのか、明らかにするよう迫った。

安倍首相は「年金において理不尽なことがあってはならない」としたものの、小沢代表に「申し出があれば自動的に認めるのか」と質問するなどして、国民の側に立った、明確な回答はしなかった。

今回の党首討論では、小沢代表は、年金記録の問題のみを取り上げた。まず、小沢代表は、先週金曜日の強行採決を批判し、委員会に差し戻して、議論を尽くすべきだとした。首相は、「委員会の議論、採決は理事会で決めるもの」との一般論で答えた。

なお、議論の冒頭、小沢代表は、松岡農林水産相に対して、国民に対して説明責任を果たしていただきたかったとした上で、ご冥福をお祈りするとした。これに対して首相は、「任命権者としての責任を痛感している」と応じた。

主なやり取りは以下の通り。

■委員会での強行採決
代表 数で決めるのは当然でとやかくは言わないが、絶対的な多数を持っている与党が謙虚に大きな度量をもって応ずるべき。いろいろな角度から、国民の立場に立って議論があるなら、議論を尽くした段階で採決すればいい。もう一度委員会に戻して、与野党の議論尽くすべき。議院内閣制の総理、総裁としてどう考えるか。
首相 委員会の議論は、採決は委員会の理事会で決めるべきもの。
代表 野党が議論を重ねるべきだとしている以上、与野党とも真摯に議論する国会運営のルール決めるべきではないか。

■社会保険庁改革
代表 特殊法人への衣替え、化粧直しに過ぎない。
首相 親方日の丸の体質を変える。非公務員の制度に変える。

■消えた年金
代表 消えた年金の被害者のご夫妻から、話を聞いた。本来なら後500万円もらえる。政府・行政に過失があるのか、国民の側に過失があるのか。
首相 理不尽なことはしない。5000万件の記録について、1年間での突合をお約束する。また、納付の履歴を年金受給者にお伝えする。24時間体制、土曜日、日曜日も開く電話相談体制を作る。(年金遡及支払いの5年間)時効を消滅させる法案を提出した。社会保険庁に杓子定規な対応はさせない。
代表 国の責任を認めるのか。
首相 すべての責任は私が負う。
代表 個人に保険料を納付した挙証責任があるのか、挙証責任は国が負うのか。
首相 真面目に保険料をこつこつと支払った方に理不尽なことはしない。第3者機関を作り、そこで判断してもらう。
代表 基本的には、支払ったという国民の判断を尊重すべきだと思う。
首相 自動的に給付せよと言うのか。
代表 国民の申し立てを採用するという立場、その前提がなければ、意味がないと申し上げている。
首相 負担があって初めて給付がある。真面目に納付してきた方には給付する。
代表 多少時間がかかっても、議論を尽くすべきではないか。採決を急ぐ必要はない。
首相 政争の具にすべきではない。心配をなくすために全力を尽くす。《民主党ニュース》



5月30日 その日のできごと(何の日)