平成6669日目
2007/04/12
【この日の安倍総理】
日中ハイレベル経済対話の立ち上げ会合
平成19年4月12日、安倍総理は来日中の温家宝国務院総理とともに、外務省の飯倉公館において行われた日中ハイレベル経済対話の立ち上げ会合に出席しました。
この対話は、両国の経済関係閣僚によって日中の「戦略的互恵関係」を具体的に展開するための会合です。冒頭安倍総理は、「この対話は日中経済関係の新たな一歩を画するものです。両国の経済関係の最高責任者が直接顔を合わせ、分野横断的・長期的・世界的視野に立って胸襟を開いて対話し、21世紀の世界経済の持続的発展のために寄与していきたい。」と述べたのに対し、温総理は「この対話の立ち上げは、経済面での協力メカニズムがより高い次元に上がったことを示しています。」と応じ、麻生外務大臣と曾培炎副総理を両国の議長に指名した上で、第一回の会合を北京で開催することに合意しました。
引き続き安倍総理は、都内のホテルで行われた「国交正常化35周年記念 2007『日中文化・スポーツ交流年』 温家宝総理来日歓迎レセプション」に出席し、「温総理とは、過去3回の会談を通じて、お互い胸襟を開いてかなり本音を喋れる関係になりました。温総理とともに、日中関係の発展のために全力を尽くしていきたいと思います。」と挨拶しました。《首相官邸》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【氷見えん罪事件】再審決定
強姦や強姦未遂などの容疑で2002年に逮捕された富山県の男性(39)が約2年間服役した後に無実と判明した冤罪事件で、富山地裁高岡支部は12日、男性の再審を決定した。富山地検高岡支部が2月、男性の無罪を確定するとともに、早期に名誉回復を図るため、再審請求していた。《共同通信》
【福井県警】わいせつ映像をネット公開した夫婦を逮捕
福井県警丹生署などは12日、自分たちが出演するわいせつ画像をホームページで公開したとして、わいせつ図画公然陳列容疑で、坂井市のアダルトサイト経営のA容疑者(38)と妻のB容疑者(32)を逮捕した。2人とも容疑を認めているという。調べでは、両容疑者は昨年11月から今年1月にかけ、2人が運営するホームページで違法なわいせつ画像を有料で公開した疑い。
両容疑者は2000年7月ごろからホームページを開設。主に屋外で撮影した自分たちのわいせつな画像や動画を公開し、約2000人から計約2億円を売り上げていたとみられる。閲覧者から昨年10月、「撮影場所が越前海岸ではないか」との情報が寄せられ、同署が調べていた。《日刊スポーツ》
【この日の民主党】
小沢代表と中国温家宝首相が会談
小沢一郎代表は、来日中の温家宝首相と12日午後都内のホテルで会談し、両国民の友好を確認した。
会談は終始友好的な雰囲気のなかで行われ、まず、温首相は小沢代表が進めてきた長城計画に対して謝辞を述べた。これに対して、小沢代表は、「政治家のトップレベルの友好も大切だが、一人でも多くの人が知り合うことが大事と思う」と応じた。これに対して温首相は「人民同士の心と心の触れ合いが友好の基礎。中日でさらにこの点での強化していく必要がある」と応えた。
また、小沢代表は、午前中に行われた温首相の国会での演説に感銘したと述べ、「虞美人草のなかの『剛強必死仁義王』を思い出した」とした。
これに対して、温首相は「徳あれば隣国と仲良くなれる」としながら、「中国の心をよく理解していらっしゃる」と応じた。
最後に、小沢代表が「(中国は)これからも、首相のおっしゃる徳と仁とでもって王道を歩んでいただきたい」と中国の進む道への期待を表明した。
会談には、中国から李外交部長、王中日大使らが同席。民主党からは、輿石東参院会長、岡田克也、赤松広隆、北澤俊美、円よりこ各副代表、山岡賢次財務委員長、野田佳彦国民運動委員長、岩國哲人総務委員長代理(国際局長)、細野豪志・日中(民主党・中国共産党)「交流協議機構」事務局長が同席した。
[衆院憲法特]与党 国民投票法案の修正案採決を強行
衆議院憲法調査特別委員会で12日午後5時55分、中山太郎委員長が採決を強行した。野党議員への答弁を巡り、与野党の理事同士が委員長席で協議している最中で、委員長が突然、「賛成の諸君の起立を求めます」「起立少数。よって否決」、「賛成の諸君の起立を求めます」「起立多数。よって可決」と職権で採決を強行したもの。
野党理事らは強く抗議、撤回を求めたが、委員長は「私の職権」というだけで、撤回には応じなかった。そのまま委員会は散会となった。
こうした事態を受けて、党の憲法調査会衆参合同会議が午後6時過ぎ開催され、調査会として与党案への反対を確認するとともに、正式には明日の『次の内閣』で与党案への対応を決定することを決めた。また、明日の本会議には、改めて民主党の修正案を提出することを確認した。
「手続法の強行採決は憲法改正への大きな汚点」鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は12日夕、衆院憲法調査特別委員会で、国民投票法案の与党修正案が強行採決されたのを受けて、国会内でコメントした。
「最終盤で強行されたのは、極めて残念」と語り、国民にとって最も望ましい憲法を改正するための手続法を作り上げるということで現場では努力を積み重ねてきたとも分析。本来ならばもっと議論をつくすべきところであるとの認識も重ねて示し、強行採決に踏み切った与党の暴挙を改めて批判した。
鳩山幹事長はまた、小沢一郎代表が「民主党案を呑めばいいのに」と発言したことにもふれ、枝野幸男憲法調査会長がコメントしたように「わが党案の方が優れている」と表明。本来であれば、特別委員会では民主党の修正案を軸に議論すべきであったとして、「与党案を軸に議論するから、こういうことになった」とも語った。
さらに、「将来、憲法改正が現実になったときに、今回の手続法での強行採決は汚点として残る」とも語り、与党の暴挙の深刻さを改めて指摘した。《民主党ニュース》