平成6478日目
2006/10/03
【第31吉進丸事件】ロシア、船長を解放
ロシア国境警備当局は3日午前、北海道根室沖のカニ漁船銃撃・拿捕(だほ)事件で北方領土・国後島に拘束していた第31吉進丸のS船長(59)を解放した。 S船長は同島沖合にいたビザなし交流船に乗船し同日午後、根室港に帰港し、8月16日の事件以来約1カ月半ぶりに家族らと対面した。
3日夜、腰の治療を受けるため、釧路市内の病院に入院した。根室市内で記者会見したS船長は、銃撃に関し「『パパン』という音だけで、停船命令や照明弾もなかった」などと突然、銃撃を受けたことを強調した。
操業場所についても「納沙布岬から北に約2キロの(ロシア側も日本の領海と認める北海道海面漁業調整)規則ラインの上だった」として、ロシア側裁判で領海侵犯と密漁の罪を認めたのは「早期釈放のためだった」と話し、ロシア側の対応に強い不満を示した。
またS船長は「謝罪しても謝罪しきれない」と乗組員を失った悲しみと怒りをにじませた。根室海上保安部などは船内で事件についてS船長から事情を聴いたが、吉進丸が調整規則ラインを越えて操業していた疑いもあるため、治療の状況を見ながら再度、事情を聴く方針。《産経新聞》
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【警視庁】背任容疑でスケート連盟元会長逮捕
日本スケート連盟(東京都渋谷区)の不正経理問題で、警視庁捜査2課などは3日、取引先への支払いを水増しして約580万円を不正に支出し、連盟に損害を与えたとして、背任容疑で元会長A容疑者(75)=練馬区富士見台=ら3人を逮捕、連盟など関係先約20カ所を家宅捜索した。
A容疑者は「水増し請求させ、捻出した金を受け取ったことは間違いない」などと供述。3人とも容疑を認めているという。今年3月に発覚した同連盟の一連の不正経理問題は、トップと側近の刑事責任が問われる事態となった。《時事通信》
【J1・京都】柱谷幸一監督を解任
サッカーJリーグ1部(J1)の京都パープルサンガは3日、成績不振のため柱谷幸一監督(45)を解任、後任監督に美濃部直彦ヘッドコーチ(41)を昇格させた。今季、3年ぶりにJ1に復帰したサンガは現在、16位と不振で降格の危機にさらされている。
クラブ経営陣が不振の責任を問うとともに、残り9試合での巻き返しを狙い監督交代に踏み切った。柱谷監督の在任期間はJ2時代から2年3カ月だった。《京都新聞》
【小池百合子首相補佐官】外交デビュー
小池百合子首相補佐官(国家安全保障問題担当)が3日から訪米、当初はブッシュ政権側との「顔合わせ」のはずだったが、核実験を行うとの北朝鮮の声明を受け、米高官との会談で実験阻止へ日米が連携する方針を打ち出す本格的な外交デビューとなった。
記者会見で小池氏は「北朝鮮にもっと目を向けてというアピールだと思うが、そもそも核実験をその手段に使うというのが勘違い」と厳しく批判。また「安倍晋三首相の分身に」「ワシントンへの回数券が必要」と述べ、安倍外交の先頭に立つ決意を強調した。《共同通信》
【この日の民主党】
「まさにあいまい。深まらない議論だった」会見で高木国対委員長
党は3日午前、国会内で国対役員会を開催し、高木義明国会対策委員長が会見した。
高木国対委員長は、鳩山由紀夫幹事長、松本剛明政調会長が前日の2日に行った、首相の所信表明に対する代表質問について、「(鳩山幹事長は)論点を明確にして、安倍総理に挑んだ。ところが安倍総理の答弁はほとんど顔を上げずに官僚の作文を棒読みするだけだった」と指摘。戦う政治家らしからぬ答弁で、まさに鳩山幹事長が語ったように「あいまい総理」というネーミングがぴったりだったのではないかとの印象を語った。
特に、消費税増税や歴史認識の問題については、再質問・再々質問を行っても頑なに同じ答弁を繰り返すだけで議論が深まらなかった点にも言及し、「まさに逃げまくり内閣、逃げて逃げ込んだというのが率直な印象だ」と語り、今後は真正面からの答弁を求めていくと同時に、予算委員会においてはこうした問題への追及を深めていく考えを示した。
また、党首討論の開催を代表質問で鳩山幹事長が呼びかけたのに対し、「与野党で協議をしてほしい」とした首相答弁について、「極めて意欲の感じられない答弁で残念だった」と高木国対委員長は印象を語った。党の幹事長はじめ自民党幹部も毎週でも開催しようという意見があるなかにあって、そうした首相答弁は戦意を喪失しているとの印象さえ受けると指摘。そのうえで高木国対委員長は改めて党首討論の開催を求めていく考えを強調した。
さらに、同日13時から予算委員会が開かれ、理事が選任される予定であることを明らかにし、「いよいよ本格的な論戦に入ってくるわけだが、十分な審議時間を取るように、現場の協議を見守って参りたい」と語った。《民主党ニュース》