平成6344日目

2006/05/22

【小泉純一郎首相】「歳出削減と成長両立」

政府、与党は22日午前、歳出・歳入改革などをテーマに「財政・経済一体改革会議」の初会合を首相官邸で開いた。小泉純一郎首相は「この数年、歳出削減の中で経済成長を遂げてきたことを踏まえ、歳出・歳入改革と一体となって成長を図りたい」と述べ、歳出削減の方針を堅持しながら経済成長に取り組む決意を表明した。《共同通信》

5月22日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】「歳出削減と成長両立」

平成18年5月22日、総理大臣官邸で、財政・経済一体改革会議(第1回)が開催されました。

同会議は、政府が、経済財政諮問会議で歳出・歳入一体改革と成長力・競争力強化について集中的に議論している状況と、与党においてもこの問題を精力的に検討している状況に鑑み、「骨太の方針」の策定に向けて、政府・与党が一体となって、緊密に連携しつつ、検討を進めていくために開催されました。

会議の締めくくりに挨拶した小泉総理は、「ここ数年来、歳出削減して成長を遂げてきた。この点を踏まえ、これからも歳出・歳入一体となって経済を良くしていこう」と述べました。《首相官邸》



【二階俊博経産相】宿舎にカミソリ入り脅迫文

東京都新宿区河田町にある二階俊博経済産業相の議員宿舎に、カミソリの刃が入った脅迫文が送りつけられていたことが22日、わかった。警視庁牛込署は、悪質な嫌がらせとみて、脅迫容疑で捜査している。

調べによると、脅迫文は封書で議員宿舎の二階経産相の部屋に郵送され、秘書が同日午前、牛込署に届け出た。あて名は「二階俊博殿」と記され、差出人の名前はなかった。封書内には、ステンレス製のカミソリの刃(約5センチ)1枚と、A4判1枚の脅迫文が入っていた。《読売新聞》

【森喜朗前首相】小泉首相と後継者は靖国参拝見送りを

自民党の森喜朗前首相は22日、都内の日本記者クラブで会見し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関し「為政者は小さなことでもそれが大きく広がると認識して行動をつつしまないといけない。日本は中国と協力しながらアジアや世界全体に大きな役割を果たすべきだ」と述べ、小泉首相と後継者は靖国参拝を見送るべきだとの考えを示した。《共同通信》

【この日の民主党】

[女性議員ネットワーク会議]2日目 小沢代表が総会で挨拶

小沢一郎代表は22日午前、党「女性議員ネットワーク会議」総会で、来年の統一地方選挙で足元をしっかり固めて勝利し、参議院選挙で自公を過半数割れに追い込もうと挨拶した。

2日目の日程は、宮本太郎北海道大学公共政策大学院教授の講演「誰でも出番がある社会のために-皆がうなずく男女共同参画論-」から始まった。宮本教授は「『皆に出番のある社会、活力ある成熟社会、慈しみのある家族・コミュニティ』という道を進むための政策手段の中でも、男女共同参画はとりわけ重要」との見解を示し、自然体で、活き活きと、真剣さを探し求める女性議員の姿に期待を寄せるとした。

総会では、「1.全国各地の選挙を勝ち抜こう! 2.女性議員ゼロ議会をなくそう! 3.民主党の男女共同参画政策を推進しよう!」の3項目からなる今後の行動方針案が了承された。また、「来春の統一自治体議員選挙に向けて、それぞれが地域活動を精力的に展開し、自らの勝利を確実に手にするとともに、地域の仲間と手をたずさえ、続く参議院選挙での民主党の躍進にむけた礎を築く」ことなどを誓った「女性議員ネットワーク会議アピール」を採択し、小沢代表に手渡した。

小沢代表は挨拶で、来年の統一地方選挙について「ぜひとも女性の力を発揮していただいて、そしてまた多くの方を誘ってもらって、積極的に参加してもらえるように、みなさん自身がリード役になることが重要ではないか」と指摘。参議院の選挙についても言及し、「女性の候補者が多くなるだろう」との見通しを示した上、「ぜひとも自公を過半数割れに追い込む。何が何でもという気持ちだ」などと表明。「足元をしっかり固めて、引き続きあるいは新たに、議席を維持し、それが参議院の大事な選挙に繋がるよう、ぜひとも精進を」と、参加者を激励た。

21日に開かれた3つの分科会について報告が行われた後、閉会の挨拶に立った井上紀代子宮崎県議は、活動方針とアピールを広め、したたかにしなやかにたたかい続けようと呼びかけた。

国の基本的制度を変えない限り本当の改革はできない 小沢代表

民主党と日本経済団体連合会(経団連)との政策対話、「民主党と政策を語る会」が22日午後、経団連会館で開催された。この中で小沢一郎代表は、自身の考える議会制民主主義・政党政治の理想型、民主党のめざすべき国家像、真の改革のあり方などについて語ったほか、民主党と経団連とで、個々の政策について活発な意見交換が展開された。

会の冒頭、まず奥田碩経団連会長が挨拶し、昨年に続き2回目となるこの政策対話について、自民党の時より参加者が多いとしつつ、参加者に忌憚のない意見交換を呼びかけた。そして、人口減少、少子高齢化といった前例のない「環境の変化に、適切に対応しなければならない」とし、「改革を加速するためには、政策本位の政党政治の実現が必要だ」と指摘して、「本日の議論を踏まえ、国会の場で政府・与党に建設的な政策論議を展開していただきたい」などと語った。

続いて小沢代表も挨拶。民主党をめざす大きな方向性について触れ、特に、「国民に対する分かりやすい明確な政策を提示できるよう」にすることの重要性を強調した。そしてわが国における議会制民主主義、政党政治の定着のために、「政権を担い得る、基本的な哲学・理念をそれぞれもった最低二つのグループが、その時々の情勢に応じて政権を担うという姿」がめざすことろだと述べた。

民主党自身についても小沢代表は、「世間で言われるより、遙かに色々な意味で考え方を共有している者たちが集まっている集団であるということを、是非ともこの際ご理解いただきたい」とし、そういうことが、うまくアピールできていない点については率直に認めた。そして、「世間では民主党と自民党とで、対立軸が見えないとか、あまり(対立軸が)ない方がいいとかいう類の議論がなされている」が、「この二つとも、そうは思わない」と指摘。55年体制下の「この半世紀こそが、私は対立軸のない時代だったと思う」と述べた。

小沢代表は更に、「自社55年体制」を「現実的には満場一致の政治」だったと総括し、それで過ごせた時代であったが、今や東西対立もなくなり世界的に様々な変化が起こっている中で、「日本も55年体制、戦後体制的な発想や行動では、なかなかこの変化を克服できなくなった」と指摘。社会の矛盾が信じられない事件の続発といった形で噴出する中で、「これからの政治は、きちっとした方向性とビジョン、社会のあるべき姿を、政権を担い得るそれぞれの政党が持って、互いに切磋琢磨して政治を行っていくということでなければならない」などと語った。

そして小沢代表は、自民党に代表される、「日本の伝統的な手法・哲学に立脚」し、「コンセンサスを大事にして、できるだけ旧来のやり方を守りながら、少しずつその変化に応じて変わっていけばいい」とする考え方の政党・グループと、「旧来の伝統的なコンセンサス社会、護送船団的な社会、中央官庁による規制社会から、もう少し自由で、オープンな、外向きの考え方」を持った政党・グループが存在するのが理想の形だと述べ、「そういう考え方の違うグループが、その時代時代に応じて、交互に政権を担当していく」ことの必要性を語った。

真の改革のあり方についても小沢代表は言及。「最近は自民党が、改革、改革と言うものだから、国民の皆さんも、何が改革で、誰が本当に改革するのか混乱している」とした上で、「国の基本の制度や仕組みを変えない限り、本当の改革はできない」との考えを改めて強調。「もし本当に改革を進めようとするなら、中央集権的な官僚統制支配を、制度として変えなければならない」とした。

そして、「中身のない話は、イエスかノーかで簡単にできる」が、こうしたことを「簡潔にきちっと国民の皆さんに伝えるということは、なかなか難しい」とし、「民主党としては、大きな基本の政策について、きちっとお互いの議論の中から結論を出して、それを簡潔に国民の皆さんに伝え、訴える作業」を早急に進めなければならないと強調して、挨拶を締めくくった。

続いて鳩山由紀夫幹事長も挨拶を行い、外資の政治献金規制の問題、「共生」の理念、地方分権に関する補完性の原理などについて触れ、経団連との意見交換に期待感を示すとともに、出席者に対して改めて謝意を表した。直嶋正行政策調査会長代理は、経団連の示す優先政策への民主党の考え方を説明。結党8年となり、「政策本位の政治に力を入れてきた」と強調しつつ、歳出削減、官製談合と天下り禁止政策などについて具体的に言及した。

経団連側からは、出井伸之副会長が行政改革の必要性について触れ、「官民の役割の再考などがますます重要」だとして、「日本の競争力をどう向上させるかという観点から進めていく必要がある」などと指摘したほか、勝俣恒久副会長からは地球温暖化問題とエネルギー問題について、宮原賢次副会長からはWTO・EPAを通じた貿易自由化問題について、それぞれ言及があった。

これに対して、小沢代表、直嶋政調会長代理、峰崎直樹『次の内閣』ネクスト財務大臣が詳細に民主党の考え方を述べた。そして、会場の出席者からも質問を受け付け、年金制度改革と潜在的国民負担率、コンテンツ産業の振興、容器包装リサイクル法改正などの問題について意見交換が行われた。

最後に経団連より御手洗冨士夫副会長が閉会の挨拶を行い、「様々な課題について率直な意見交換ができた」とするとともに、「このような政策対話を通じて、経済の実態を把握してもらうことはきわめて重要だ」として、「引き続きこのような会をもちたい」などと述べた。

なお、今回の会合には、民主党側から、仙谷由人ネクスト厚生労働大臣、前田武志財務局長も参加した。《民主党ニュース》



5月22日のできごと