平成6184日目

2005/12/13

【この日の小泉総理】

東アジア首脳会議等(第2日)

小泉純一郎首相は13日、クアラルンプールで、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の首脳と会談した。終了後に「日・ASEAN戦略的パートナーシップの深化と拡大」と題する共同声明を発表し、双方が対等な立場で地域の平和と安全、繁栄を目指すことを宣言。首相はASEAN統合を促進するため、ASEAN開発資金などを通じて総額75億円規模の財政支援を行うことを表明した。《共同通信》

平成17年12月13日午前、小泉総理はクアラルンプール市内で東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の首脳と会談しました。

会談終了後、「日ASEAN戦略的パートナーシップの深化と拡大」と題する共同声明を発表し、双方が対等の立場に立って地域の平和、安全、発展及び繁栄の維持に貢献することを宣言。また、小泉総理はASEAN統合を支援するため、ASEAN開発基金などを通じて新たに75億円の支援を表明しました。

引き続き小泉総理はインドのシン首相、シンガポールのリー・シェンロン首相、ニュージーランドのクラーク首相とそれぞれ会談しました。シン首相との会談で小泉総理は今後の両国関係について、「インドは世界最大の民主主義国家で、大きな可能性を秘めている。」と述べ、シン首相も来年予定している日本訪問に関連し「インドのルックイースト政策(東方外交)で日本との関係は扇の要だ。」と応じました。

シンガポールのリー首相との会談では、同首相が2002年11月に発効した日本とシンガポールの経済連携協定を「時代遅れになっており、見直す必要がある。」と指摘。小泉総理は「経済連携がそれだけ進んだことを示すよい証拠だ。」として、見直しの必要性を検討する考えを示しました。

ニュージーランドのクラーク首相との会談では、14日に初開催される東アジアサミットなどを通じ「東アジア共同体」構想を推進していくことで一致しました。

この後、小泉総理はカンボジアのフン・セン首相、ラオスのブンニャン首相、ベトナムのファン・バン・カイ首相との4者会談に臨み、3カ国に対して総額約220億円の新たな円借款と無償資金協力を約束しました。

また、マレーシアのアブドラ首相と会談し、両国間の経済連携協定(EPA)に署名し、共同声明を発表しました。《首相官邸》




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【共産党・志位和夫委員長】民主党・前原代表を批判

共産党の志位和夫委員長は13日午後、京都市内で記者会見し、米中両国を歴訪した前原誠司民主党代表の外交姿勢について「海外での武力行使のための憲法改定を米国に行って約束してくる。大変な売国外交だ。中国を脅威とみて言い募るのは本当に有害だ」と強く批判した。

自民、民主両党の「大連立」構想についても「日米同盟絶対論でどちらが先に行っているか甲乙つけ難いぐらいの競争をしている。事実上は(既に)大連立という状況になっている」と指摘。

小泉純一郎首相が、靖国神社参拝を理由に首脳会談に応じない中国側を批判したことに対しては「こういう議論を続けることがアジア諸国の日本への批判を強め、問題解決を困難にしていることを(首相は)知るべきだ」と述べた。《共同通信》

【民主党・前原誠司代表】胡主席との会談実現せず

訪中した民主党の前原誠司代表が要請していた胡錦濤国家主席との会談について、中国側は13日午後、同党訪中団に対し、「日程の都合がつかない」との理由で応じられないと伝えてきた。背景には、前原氏が先週の米国訪問以来、中国の軍事力増強について「現実的脅威だ」などと繰り返し表明してきたことへの同国側の反発があるとみられる。

これについて前原氏は同日夕、北京市内で記者会見し「今まで言ってきたことだ。どの場所でも同じことを言い続ける」と強調。「もし、自分たちに都合の悪いことを言う(日本の)国会議員に会わないという姿勢なら、靖国問題が解決しても日中間の問題は永遠に解決しない」と述べ、中国側の対応に不満を示した。

小泉純一郎首相の靖国神社参拝で日中関係が冷え込む中、前原氏は今回の訪中で中国を重視する民主党の立場をアピールしたい考えだったが、そうした狙いは不発に終わった形だ。《時事通信》

【秋篠宮文仁親王殿下、紀子殿下】鴨場接待

各国大使に日本の伝統的カモ猟を体験してもらう宮内庁の「鴨場接待」が13日、千葉県市川市の新浜鴨場で催され、秋篠宮ご夫妻が接待役を務められた。捕ったカモを招待客らが空に放つ恒例の放鳥は、鳥インフルエンザの影響を考慮し見送られた。《共同通信》

【この日の民主党】

五島衆院議員辞職を報告

13日午前、党本部において第355回常任幹事会が開催され、五島正規衆議院議員の議員辞職について報告されるとともに、無所属の黒岩参院議員の入党が承認された。

前原誠司代表が訪米に続く訪中の最中のため、代わって鳩山由紀夫幹事長が冒頭の挨拶を行い、代表の訪米中の発言について様々な意見があることに触れ、「大事なことは議論しながら、党としてまとまっていくことだ」と述べた。また、幹事長は来る大会への協力を要請した。

議事は報告事項に移り、鳩山幹事長が五島衆院議員が本日辞職願を提出することを報告し、議員の意思を受けとめるしかないと語るとともに、選挙後に不祥事が多発していることについて、綱紀の粛正を行うことを強調した。また鳩山幹事長は、幹事長一任となっている党機構改革の進捗状況を説明し、能力主義と能力評価を基本とした職員の給与体系の抜本的見直しの具体案を報告した。

野田佳彦国会対策委員長は、明日衆院国土交通委員会において建築物の構造計算偽造問題に関する証人喚問を行うこと、16日に青少年問題に関して特別委員会において審議すること、議会制度協議会において国会議員の議員年金について協議することなどを報告した。平田健二参議院国対委員長は、内閣委員会において青少年問題、国土交通委員会において構造計算偽造問題さらに環境委員会においてアスベスト問題が審議予定であることを報告した。また、19日に決算委員会において、ODAに関する調査報告を踏まえた審議を行うことを報告した。松本剛明政策調査会長は、耐震偽造問題に関する取り組み経過およびシンクタンクの設立総会について報告し、子供問題については文部科学部門会議・子ども政策調査会合同会議を開いて、学校安全対策基本法案の充実などを検討中であることを報告した。

次に報告・承認事項に移り、鳩山幹事長より、平成14年の補欠選挙において無所属で当選し、民主党の会派に所属している黒岩宇洋参院議員の民主党入党について報告があり、承認された。山岡賢次大会実行委員長(副代表)からは、党大会の内容について具体的な報告があり、承認された。大畠章宏組織委員長からは、支部の設立と支部の代表者の交代について報告があり、承認された。その後、今後の衆参議員候補者の内定の進み方や自治体議員選挙における候補者擁立方針の徹底などについて質疑が行われた。《民主党ニュース》



12月13日 その日のできごと(何の日)