平成5923日目

2005/03/27

【小泉純一郎首相】仏・シラク大統領と会談

小泉純一郎首相は27日、フランスのシラク大統領と都内の外務省飯倉公館で会談した。首相は欧州連合(EU)が検討中の対中国武器輸出禁止措置の解除について、北東アジアの安全保障体制に影響を及ぼしかねないとして反対を表明。これに対し大統領は日本に理解を求め、平行線に終わった。


https://www.kantei.go.jp/

国連安保理改革では、常任、非常任理事国をそれぞれ拡大すべきだとの認識で一致。今年9月の特別首脳会合までに安保理拡大を決定するよう求めたアナン国連事務総長の勧告実現に向け協力することを確認、大統領は日本とドイツの拒否権を有した形での常任理国入りに支持を表明した。《共同通信》


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平成17年3月27日、小泉総理は東京都内の外務省飯倉公館で、フランスのジャック・シラク大統領と首脳会談を行いました。

会談では、欧州連合(EU)の対中国武器禁輸措置の解除問題、国連改革、国際核融合実験炉(ITER)計画などについて話し合いが行われました。

会談では、EUの対中国武器禁輸措置の解除問題について小泉総理が東アジア地域の安全の観点から反対する考えを伝えたのに対し、シラク大統領は、実質的に武器輸出を増減させるものではなく、中国との接し方の問題であると考えている旨述べました。国連改革に関しては、同大統領は、日本が拒否権を持つ形で国連安全保障理事会常任理事国入りすることを支持することを表明しました。また、日欧間で誘致を競う国際熱核融合実験炉について、小泉総理が「双方で納得できる解決を探求したい。」と述べたのに対し、大統領は「友好的に解決できると信じている。」と述べ、今後協議を継続することで一致しました。

両首脳は会談後、共同記者会見に臨み、定期的な首脳会談の開催やハイレベルの戦略的対話強化などを盛り込んだ「日仏新パートナーシップ宣言」を発表しました。《首相官邸》




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【プロ野球・楽天】ロッテ戦で26失点

プロ野球に51季ぶりに新規参入した東北楽天ゴールデンイーグルスは27日、千葉マリンスタジアムで、千葉ロッテマリーンズと球団2試合目を戦い、0―26の大敗を喫した。球団初戦となった前日は快勝で球史に一歩を刻んだ楽天だが、この日の26失点は1950年の2リーグ分立後、ワースト3番目に並ぶ不名誉な記録となった。《朝日新聞》

【韓国・盧武鉉大統領】日韓首脳会談「予定通り」

韓国の盧武鉉大統領は27日、日韓首脳会談について「今年上半期中に予定されている小泉純一郎首相との会談をあえて取り消す理由はない」として、予定通り6月ごろ行う方針であることを強調した。竹島(韓国名・独島)や歴史教科書の問題などで日韓関係が悪化する中、日本側に強硬姿勢を示しながらも対話を堅持する両面戦術を大統領が確認した格好だ。

盧大統領は記者団に対し「首脳会談を早めることもできるが、中身がなければならないのではないか」と語った。韓国の一部マスコミは早ければ5月にも会談の可能性があると報じていた。

盧大統領は竹島について「あまり早く解決すれば、逆に整理できなくなる。政治家が何人かで宣言して定着するものではない」と指摘。「日本の国民が問題の本質が何かを真剣に悩み、自覚できるようにして、韓国の国民も行き過ぎがないようにしなければならない」と述べ、韓国国民に対し冷静な対応を呼び掛けた。《共同通信》

【この日の民主党】

岡田代表ら民主党視察団 福岡県西方沖地震の被災地を視察

岡田克也代表は27日、20日午前に発生した福岡県西方沖地震により、避難生活を送る被災者の皆さんをお見舞いするとともに、島内の家屋等に大きな被害が発生し、全島避難を余儀なくされた玄界島などの被災地を視察した。

岡田代表ら一行は、船上で山野福岡副市長の説明を受けた後、島への立ち入りが制限されている玄界島を訪れ、地震により崩落寸前の家屋や地割れの起きた港湾施設などを回り、その被害の大きさを目の当たりにした。更に、現地対策本部で状況の報告や要望を受けた岡田代表は、「災害の復興に与党も野党もない。制度上の問題があれば制度をつくればいい。しっかりとした生活再建ができるよう、これからも努力をしていく」と1日も早い復興に全力を尽くす旨を語った。また、21日に現地入りをしていた地元福岡3区選出の藤田一枝衆議院議員も、「以前に何度も足を運ばせていただいていた。何とかしっかり再建できるようにがんばっていく」と、目に涙を浮かべながら島の再建に最大限の努力をする決意を述べた。

次に岡田代表らは、西浦漁港や志賀島を相次いで訪れ、現地対策本部の関係者らの案内で、現地避難所や家屋の損壊状況、がけ崩れにより通行止めになっている道路などを精力的に視察して回った。

最後に一行は、最大の被害を受けた玄界島の島民の皆さんの多くが避難している九州電力記念体育館を訪問。岡田代表らは、時間が許す限り被災者の皆さん一人ひとりに声をかけ激励するとともに、民主党としてもできる限りのことをしていくと約束した。

今回の視察について記者団の質問に答えた岡田代表は、「現地を直接見るのと、メディアを通して見るのでは被害の大きさがまったく違う。玄界島は想像以上だった」と直接現場を視察することの重要性を強調。「政府と協力していくことは当然だが、その尻をたたいて、民主党としてできる限り努力をしていく」などと語った。

なお27日の視察には、松本龍・藤田一枝・津村啓介各衆院議員、神本美恵子参議院議員が同行した。《民主党ニュース》



3月27日 その日のできごと(何の日)