平成5922日目

2005/03/26

【この日の小泉総理】

福岡県西方沖地震の被災地を視察

平成17年3月26日、小泉総理は3月20日に発生した福岡県西方沖地震で被災した福岡市西区の玄界島を視察するとともに、同市の九電記念体育館で避難生活を送る島民らを激励しました。

小泉総理は、福岡空港に到着後、自衛隊のヘリコプターに乗り換えて玄界島に入り、麻生福岡県知事や地元の消防関係者の案内で島内を歩いて視察しました。島民から「この状況では立ち直ることができない。国の力をお願いします。」と要望を受け、「わかりました。がんばって下さい。」と励ましました。

続いて小泉総理は、島民の避難所となっている福岡市内の九電記念体育館で「国、県、市が一体となって復興支援をやります。」と述べました。

この後小泉総理は記者団に対し「復興、復旧に全力を挙げたい。激甚(災害)並みの支援をしないといけない。」と述べました。

小泉首相は26日、福岡県西方沖地震で被災した福岡市を訪れ、大きな被害を受けた同市西区・玄界島などを視察した。

午前11時、自衛隊のヘリで島の港近くの空き地に到着。麻生渡・福岡県知事や島民の案内で、壁や屋根が崩れてブルーシートが張られた家々やコンクリートがひび割れた港などを歩いて見て回った。

途中、島に残っている市漁協玄界島支所運営委員会の伊藤和義会長(64)ら10人の島民代表を激励。伊藤会長は「我々だけではどうにもなりません。力を貸してください」と支援を求めた。首相は「よそに比べ被害がひどい。頑張ってください」と声をかけていた。

その後、首相は記者団に対し、「復興、復旧に政府も全力を挙げたい。いろいろな法律がある。激甚(災害)並みの支援をしないといけない」と述べ、離島振興法などを適用して支援したいとの考えを示した。《読売新聞》




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【NHK連続テレビ小説・わかば】最終回

【大相撲春場所14日目】横綱朝青龍関、3場所連続11度目の優勝

大相撲春場所14日目(26日・大阪府立体育会館)横綱朝青龍が大関魁皇を豪快な左下手投げで下して13勝1敗とし、3場所連続11度目の優勝を決めた。千秋楽を待たずに3場所連続で同一力士が優勝を決めたのは大鵬、千代の富士に続いて史上3人目。《共同通信》

【プロ野球・楽天】球団初の公式戦で歴史的1勝目

「改革元年」として注目されるプロ野球は26日、新生3球団が加わったパ・リーグが開幕した。3試合とも1点を争う好ゲームとなり、仙台を本拠地に半世紀ぶりに新規参入した楽天は3−1でロッテを破り、プロ野球の歴史に第一歩を刻んだ。エース岩隈久志投手ら昨年の球界再編で消滅した近鉄勢の活躍で初陣を飾った。

球団買収で親会社が代わったソフトバンクは、地元福岡で日本ハムに3−1と逆転勝ち。合併球団のオリックスは2年連続日本一を目指す西武に2−3でサヨナラ負けした。《共同通信》

【この日の民主党】

岡田代表、宮崎県で農業・畜産業視察 昨年より47都道府県を一巡

岡田克也代表は26日、昨年から行ってきた全国47都道府県行脚の最後に宮崎県を訪問。都城市内の青果場や牧場を視察した後、宮崎市内で記者会見も行い、今回の視察の感想とともに、自らの「公約」としてきた全国行脚を一巡した所感も明らかにした。

岡田代表らはまず、都城市内の新福青果を訪問。ここでは、農場ごとにパソコンでデータを管理したり、青果物のトレーサビリティシステムを導入するなどの取り組みを行っており、一行は関係者の説明を受けながら青果場などを見て回った。

続いて岡田代表一行は、同じ都城市内のはざま牧場を訪れた。ここでは、豚をはじめとする10万頭近い家畜を飼育しながら、その家畜の排泄物も有効活用し、地域の農家に有機質肥料として還元する循環型農業を実現している。岡田代表らは、広大な牧場内を精力的に見て回り、案内した関係者にさかんに質問を投げかけていた。

都城市内での視察を終えた岡田代表は、宮崎市内で記者会見。今日の二カ所の視察に関してまず、「いずれも日本でも有数の新しい農業に取り組まれている」とした上で、「こういうやり方もあるのだと啓発されたし、非常に勇気づけられた」と感想を述べた。また、岡田代表は、「農業は地域に根ざした新しい雇用の場にもなる」として、「若い人も高齢者の皆さんも、そこで生き生きと働くことができるということを実感した」とも述べた。そして、いずれの会社も「消費者の視点をしっかり前面に据えて、農業に取り組んでいる」ことを指摘し、印象深いとした。

また岡田代表は、今回の宮崎県訪問で、昨年から行ってきた全国行脚が47都道府県全てを一巡したことに言及。「それぞれ全てが思い出深い」としつつ、全体の感想として、「私自身も啓発されたし、勉強になった。新しい政策についてのヒントも得ることができた」と述べるとともに、「何よりも、元気をもらった」ことを強調。「地方にあるエネルギーを引き出していくのが民主党の役割だ」とし、「古い政治の下で、地方のエネルギーを閉じ込めている政治から、地方のエネルギーを引き出していく、解き放つ、そういう政治にしていかなければならない」との決意を改めて明らかにした。

岡田代表は今後についても、林業、水産業、福祉、学校、子育て支援などについて、「まだ十分に現場を見ていない」と述べ、更に現場の視察を行い、現場でがんばっている人たちとの意見交換などを積極的に行っていく意向も示した上で、「そのことが政権政策の色々なヒントになる」などとした。

なお、今回の宮崎県訪問には、地元選出の米澤隆副代表(衆議院議員)、松下新平参議院議員、役員室次長の津村啓介衆院議員、井上紀代子党宮崎県連代表らが同行した。

岡田代表、平田まさのり総支部長らと福岡市内で街頭演説など行う

岡田克也代表は26日、宮崎県訪問を終えて福岡市に移動。先日の福岡県西方沖地震で被害を受けたマンション等の視察を行ったほか、市内で平田まさのり福岡県第2区総支部長や多数の国会議員とともに街頭演説を行った。またその後、福岡市内で行われた集会にも出席し、参加者との意見交換なども行いながら、民主党への支持を訴えた。

岡田代表や平田総支部長らはまず、福岡市中央区の警固地区を訪問し、先の地震で被害を受けたマンション等の状況を見て回ったほか、近くの商店街の人々にも気さくに声をかけ、その話を聞いて回った。岡田代表は記者団に、「被害の一端を見ただけだが、被災地の復興については与党も野党もない。政治の責任を果たしていきたい」としつつ、民主党の主張する被災者生活再建支援法改正案の早急な審議を改めて要請する考えを示した。

続いて岡田代表らは福岡市内で行われた街頭演説会に参加。この中ではまず、平田まさのり総支部長が訴えを行い、先日の地震で被災された皆さんにお見舞いの言葉を述べるとともに、自らが地震発生翌日に玄界島の方々の避難所を訪問した際に、車椅子のお年寄りと話をしたことを紹介し、「本当に大変なことが起こったと実感した」などと述べた。

更に平田総支部長は、とある小さな漁村で漁民の皆さんが綺麗な白浜と誇りを取り戻した話を取り上げ、「一人ひとりの心のつながりが、やがて大きなうねりにつながる」と強調。「私は、地盤も看板もカバンもない。中央とのパイプもない。しかし、有権者の皆さまとの太いパイプは持っているつもりだ」とし、「大きなうねりがありさえすれば、時代は動き、政治は変わる。待っていても変わらない」として、全身全霊で努力していく決意を力強く述べると、集まった多くの聴衆から大きな拍手が沸き起こった。

次に、平田総支部長の演説を受けて岡田代表が演説。福岡県西方沖地震については、「政治が、こういう時にこそしっかりと力を発揮しなければならない」とし、政府の積極的な対応を要求。年金制度の抜本改革についても、先の参院選で民主党の主張が国民の多くの皆さんに理解をいただけたことを取り上げて、民主党には「年金制度の抜本改革を成し遂げる責任がある」として、昨日の幹事長同士の合意の内容等を紹介。国民の前でしっかりと議論することの必要性を改めて強調した。その上で岡田代表は、「もし与党が、単なる先延ばしの議論をするなら、いつでも議論をストップしてもう一度選挙で問うことになる」と釘を刺し、与党側の真摯な議論と具体的な改革案の明示を改めて求めた。

岡田代表は、旧橋本派の1億円ヤミ献金問題についても言及し、国民に対して説明責任を全く果たす気のない小泉首相・自民党の姿勢を、「逃げに逃げている」と厳しく批判。そうした不透明で無責任な小泉・自民党政治に対し、「ここでこんなことを許したら、同じことがまた繰り返される」として、「政権交代を実現して、国民の立場に立った政治を実現させていこうではないか」と力強く呼びかけた。岡田代表は、最後に改めて、「一人ひとりの皆さんの行動でこの国が変わる」と強調し、民主党への支持を訴えた。

今回の街頭演説会には、松本龍(党福岡県連代表)・北橋健治・松崎公昭・小泉俊明・藤田一枝・津村啓介・古本伸一郎・城井崇・楠田大蔵の各衆議院議員、若林秀樹・岩本司両参議院議員らも参加し、それぞれ力強く訴えを行った。

岡田代表らは更に、福岡市内で開催された、「ここを何とかしてよ!岡田さん」と題された女性経営者の皆さんとの意見交換会に参加。平田まさのり総支部長の挨拶の後、岡田代表も挨拶し、平和の問題や、年金改革をはじめとする社会保障制度改革の問題について、最近の国会等での議論も踏まえて、民主党の考えを改めて説明した。更に岡田代表は、子育て支援についても言及し、チルドレン・ファーストを掲げた民主党予算案の内容についても詳しく述べた。参加者からは、子育てをめぐる様々な問題などについて多くの質問が寄せられ、岡田代表は一つひとつの疑問や意見に丁寧に答えていた。

この後、岡田代表らは市内で行われた市政・国政報告会にも参加し、ここでも講演の後に質疑応答の時間が設けられ、内政・外交の多岐にわたる質問が相次ぎ、活発な意見交換が行われた。

なお岡田代表は明日、今回の福岡県西方沖地震で大きな被害を受けた玄界島や西浦漁港などを視察・訪問する予定。《民主党ニュース》



3月26日 その日のできごと(何の日)