平成5597日目

2004/05/05

この日のできごと(何の日)

【アイレディース宮殿黒川温泉ホテル】営業終了

ハンセン病元患者の宿泊拒否問題で、廃業を決めた熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」は5日、最後の客を見送り、営業を終えた。従業員らは深々とおじぎをして、次々とホテルをチェックアウトする客を見送った。

最後の日の宿泊客は約60人。宮崎県の女性(53)は「9年前から度々来ている。なくなってほしくないけど」と話した。

宿泊を拒否された国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」(熊本県合志町)の太田明入所者自治会長(60)もホテルを訪れ「複雑な心境だ。一番心配なのは解雇される地元採用の従業員。努力して再出発してほしかった」と感想を語った。

廃業で解雇される従業員らは同日、営業継続を求める文書をホテルに提出、経営するアイスター(東京)との団体交渉を申し入れた。従業員37人のうち地元採用の32人が解雇を通知されており、従業員の男性(52)は「納得できない。宿泊拒否への謝罪とは別問題だと思う」と話した。《共同通信》



【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第8節第1日(5日・埼玉スタジアムほか=7試合)首位磐田が大分に2−1と競り勝ち、勝ち点を21に伸ばした。東京Vは15歳11カ月28日の森本がJリーグ最年少得点を記録、これが勝ち越し点となって市原に2−1で勝った。

浦和は鹿島を1−0で破り、市原と、この日試合のなかった横浜Mとともに勝ち点14。G大阪は柏を2−0で下し、新潟と1−1で引き分けた名古屋とともに勝ち点12となった。広島はC大阪を2−1で破って今季初勝利。F東京は神戸に2−1で勝った。《共同通信》

【日朝政府間協議】

北朝鮮による拉致被害者の家族帰国問題を焦点に北京市内で開かれていた日朝政府間協議は5日、今後も交渉を継続していくことで一致、2日間の日程を終了した。

小泉純一郎首相は6日午前、外務省の田中均外務審議官らの報告を受け、記者団に家族の帰国方法も含め具体的な協議をしたことを明らかにした。さらに首相は「日朝平壌宣言全体のことがある」と指摘、中断している日朝国交正常化交渉の再開に向けた段取りも話し合ったことを示唆した。家族出迎えのため、自らが訪朝する可能性について「今の時点では何とも言えない」と否定しなかった。

日本政府は12日から北京で始まる北朝鮮の核開発問題の6カ国協議作業部会の際にも、実務者による交渉を行う方針だ。日朝協議終了後、外務省の薮中三十二アジア大洋州局長は記者団に「原則論だけではなく、相当突っ込んだ、問題解決のための意見交換をした」と表明。北朝鮮外務省宋日昊副局長も「進展があった」と評価した。

薮中氏は首相出迎え案を提示したかどうかについて、コメントを避けた。宋副局長は拉致問題に関して明言を避けながらも「比較的具体的に協議した」と語った。

日朝協議を終えた田中審議官と薮中局長は5日夜に帰国。今回の協議には、北朝鮮か鄭泰和日朝国交正常化交渉担当大使、宋副局長らが出席し、初日は7−8時間、2日目は2時間余り行われた。《共同通信》

【イラク情勢】

イラクやアフガニスタンで2002年12月以降、米軍が拘束、尋問した収容者中、少なくとも25人が死亡、うちイラク人3人は米兵や中央情報局(CIA)関係者に殺害され、10人も暴行などされた疑いがあることが5日までに明らかになった。AP通信は米情報当局者の話として、ほかにもCIA関係者が関与している死亡例がアフガンとイラクで計2件あり、CIAが捜査中と報じた。

米軍による虐待、暴行が各収容施設で広く行われていた疑惑が一層深まり、ブッシュ米政権の威信は大きく傷ついた形。両国などで反米感情が高まるのは必至で、今後の復興プロセスにも悪影響を与えそうだ。

ブッシュ大統領は5日、アラブ向けテレビのインタビューでイラク人虐待事件について釈明したが、謝罪は避けた。

国防総省によると、25人の死亡例のうち、12件は事件性がないと判明。残り10件について、尋問などの際、違法な暴行や虐待がなかったか捜査している。死亡者の内訳は明らかになっていないが、大半がイラク人とみられる。

死亡例以外にも性的暴行を含む10件が暴行事件として捜査が進められているという。

殺害された3人のうち、1人は虐待事件が起きたバグダッド西方の旧アブグレイブ刑務所でCIA関係者による尋問中に死亡した。1人は逃亡しようとしたため米兵に射殺されたが、陸軍当局は「正当な行為」として米兵の責任を問わなかったと説明。もう1人は石を投げて抵抗したため米兵が射殺。陸軍は「過剰な武力行使」として米兵を降格、除隊処分とした。

AP通信によると、CIA関係者が関与したほかの死亡例は1件がパキスタン国境近くのアフガンの収容所で、もう1件はイラク国内の施設で起きた。《共同通信》

6日付の米紙ワシントン・ポストなどによると、ブッシュ米大統領は5日、イラク人虐待事件に関する大統領への報告に不備があったとしてラムズフェルド国防長官を叱責した。

ブッシュ大統領の中枢閣僚への不満の表明が公然と報じられたのは政権発足以来、初めてとみられる。米議会の与野党から国防長官の更迭論など責任を問う声が高まっており、長官は厳しい立場に立たされそうだ。

しかし大統領は、アラブ諸国向けテレビのインタビューで、国防長官の辞任を求める考えはないことを明らかにしており、当面は虐待事件の調査を見守る方針だ。

ホワイトハウス高官によると、ブッシュ大統領は5日朝、大統領執務室でラムズフェルド国防長官と2人だけで会談し、虐待事件に関する報告の方法や内容に「満足していない。愉快でない」と伝えた。

大統領は虐待事件が起きているとの簡単な報告を1月半ばに受けていた。しかし、米軍が3月にまとめた虐待に関する報告書の内容は知らされず、虐待写真も米CBSテレビで初めて見たという。《共同通信》

【ギリシャ・アテネ】連続爆弾テロ

アテネ中心部カリセアの人口密集地にある警察署付近で5日未明、時限爆弾3個が相次いで爆発、警察署の建物が大きく損傷し、周辺の民家の窓が割れるなどの被害が出た。アテネ五輪100日前に当たる5日を狙ったテロとみられる。警察当局によると、けが人はなかった。

イラク戦争開戦後初の五輪、2001年の米中枢同時テロ後では初の夏の五輪となるだけに、ギリシャ治安当局は警戒を強めていたが、テロ対策への準備不足への懸念を裏付ける格好となった。

警察当局は、国際テロ組織の犯行ではなく、国内組織が関与しているとみている。

現場地域の行政責任者は地元ラジオで「極めて深刻な事態だ」と表明。オーストラリア・オリンピック委員会高官が選手の参加取りやめについて「個人的選択を妨げない」と述べるなど、五輪期間中の治安維持に不安が広がった。

爆発現場はパルテノン神殿があるアクロポリスの丘から南西約2キロで、8月13日からの大会期間中、五輪関係者が泊まる予定の2つのホテルから1.5キロ前後の場所。

警察によると、アテネの新聞社に匿名の予告電話があり、約10分後の午前3時55分と同58分に2個の爆弾が爆発。警察などがほかの爆弾を捜索していた同4時26分に残る1個が爆発した。《共同通信》



5月5日 その日のできごと(何の日)