平成5565日目

2004/04/03

この日のできごと(何の日)

【日米交流150年式典】

日米和親条約調印から今年で150年になることを記念した「日米交流150周年式典」が3日午前、調印場所となった横浜市で開かれ、小泉純一郎首相はあいさつで、ブッシュ米大統領もビデオメッセージで、ともに、日米同盟の意義をあらためて強調、両国の協力関係を称賛した。

首相は同盟関係が「わが国の安全確保に加え、アジア太平洋地域の平和と安定の礎となっている」と指摘。「世界を舞台に協力するパートナーだ。共にテロと戦い、大量破壊兵器の拡散に対抗し、開発援助の二大供与国として世界の長期的な安定と繁栄のために協力している」と述べた。

太平洋戦争などを念頭に「困難な時期も経験した」としつつも、「自由、民主主義、自由主義経済、といった基本的価値観を共有」することで「両国間の友情は真に強固なものとなった」と分析、「真の友人たり得ることを示す素晴らしい実例だ」と自賛した。

大統領も「米国にとって日本ほど緊密な同盟国はない」と表明。「両国の経済は世界の富の40%以上を生み出し、科学技術の進歩でも世界をリードしている」と述べた。《共同通信》

平成16年4月3日、小泉総理は神奈川県横浜市で行われた日米交流150周年記念式典に出席しました。

この記念式典は、1854年に締結された日米和親条約以来、150年間にわたる日本と米国の交流を記念して、条約が締結された地である横浜市の開港広場で開催されたものです。

式典では、小泉総理、ベーカー米国駐日大使の挨拶に続き、ブッシュ米国大統領からのビデオメッセージが放映されたほか、来賓によるハナミズキの木の記念植樹、日米学生による両国の友好をテーマとしたスピーチなどが行われました。

小泉総理は挨拶の中で、「日米の同盟関係は、我が国の安全の確保に加え、アジア・太平洋地域の平和と安定の礎となっています。今日の日米関係は、政治、経済の分野はもとより、社会や文化のあらゆる分野に広がっています。日米関係の一層の発展により、両国、そして全世界の人々の明るい未来が開かれることを祈念します。」と述べました。《首相官邸》

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【第76回選抜高校野球大会】第12日

第76回選抜高校野球大会第12日は3日、甲子園球場で準決勝が行われ、3年連続7度目出場の愛工大名電(愛知)と初出場の済美(愛媛)が勝って、ともに初の決勝進出を果たした。初出場校の決勝進出は第67回大会(1995年)で優勝した観音寺中央(香川)以来、9年ぶり。愛工大名電はバント攻撃を主体に揺さぶって相手のミスを誘い、五回までに3点を挙げてリード。初出場の社(兵庫)に九回、反撃を許したが3−2で逃げ切った。丸山は4試合連続の完投。済美は三回までに6−0と大差をつけた。六回に明徳義塾(高知)の猛攻で追いつかれたが、八回に失策で勝ち越し点を奪い、7−6で勝った。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第3節第1日(3日・味の素スタジアムほか=6試合)磐田が西の2得点などで浦和に3−1で快勝し、開幕3連勝。昨季覇者の横浜MはC大阪に2−1で競り勝ち、初白星を挙げた。F東京は3−2で東京Vに逆転勝ち。C大阪と東京Vは開幕3連敗となった。G大阪は4−0で清水を、市原は3−1で広島を下し、ともに2連勝。神戸と大分は0−0で引き分けた。鹿島−名古屋、柏−新潟は4日に行われる。《共同通信》

【文春問題】長女側、抗告せず

田中真紀子前外相の長女の私生活に関する記事を掲載した「週刊文春」(文芸春秋発行)の出版禁止仮処分を取り消した東京高裁決定について、長女側は3日「最高裁に特別抗告や許可抗告をしない」と明らかにした。抗告期限の5日いっぱいで高裁決定が確定する。

長女代理人の森田貴英弁護士は「文芸春秋に在庫販売はしないことを確認しており、仮処分の裁判を継続する必要性と実益が存在しない。近日中に事後的な差し止めや謝罪、損害賠償などを請求する本訴を起こし、司法の判断を仰ぎたい」とするコメントを発表した。

発売前日の3月16日に即日認められた仮処分命令から始まった「プライバシー権」と「表現の自由」のせめぎ合いは、取りあえず決着をみることとなった。しかし、地裁段階で大手誌の事前差し止めが二度も認められたことで、同様の申し立てが増えることも予想され、メティア側には大きな課題を残す結果となった。

長女側は高裁決定の直後「最高裁で審理してもらう予定だ」としていたが、3日のコメントでは「仮処分申し立ては、事前差し止めの基準を定立したり、表現の自由に関する憲法論争を行うことが目的ではない」と指摘。「表現の自由を制約することが目的ではなく、誤解をされることは本意ではない」とした。《共同通信》

【川口順子外相】中国首脳と会談

川口順子外相は3日、北京市内の中南海などで中国の温家宝首相、李肇星外相とそれぞれ会談した。中国人活動家による尖閣諸島の魚釣島不法上陸事件に関し、日中双方はあらためて領有権を主張し対立。北朝鮮の核開発問題では、6カ国協議進展に向け両国が緊密に協力していくことで一致したが、川口氏が拉致問題解決に中国側の協力を求めたのに対し、李氏は「日朝両国で早期に解決することを期待している」との見解を示した。

温首相は小泉純一郎首相の靖国神社参拝に不快感を示し、参拝中止を重ねて要求した。

川口氏は温首相との会談で不法上陸事件について「極めて遺憾だ。再発防止を強く求めたい」と抗議。首相は尖閣諸島が中国の領土であるとの考えを強調した。川口氏は小泉首相の靖国神社参拝について「首相は日本の平和と発展の願いを込めて参拝している」と理解を求めた。

夕食会を含めた会談で両外相は6カ国協議の準備会合にあたる作業部会を早期に開催することで一致。李氏は日本の政府開発援助(ODA)に謝意を表明した。《共同通信》

【公明党】「政策実現」を強調

公明党は3日のさいたま市での街頭演説を皮切りに、夏の参院選に向けた全国遊説を開始した。昨年11月の衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)のうち3分の1が2004年度予算に反映されたことなど「政策実現政党」をアピールする方針だ。

神崎武法代表は3日午後、さいたま市のJR大宮駅前で「今回の参院選は改革の是非を問う選挙だ。改革も正念場に来ており、安定した政治基盤をつくる必要がある」と支持を訴えた。

参院選で同党は、公認候補を擁立した埼玉、東京、大阪の3選挙区と比例代表7人の計10人全員の当選を目指すが、最大の目標と位置付ける比例代表での1000万票獲得は微妙な情勢。自民党に選挙協力を強く迫ると同時に、無党派層にも浸透を図り、票の積み上げを図る戦略だ。《共同通信》

【自民党・安倍晋三幹事長】金沢で講演

自民党の安倍晋三幹事長は3日、金沢市のホテル日航金沢で開かれた同党政経セミナーで、6日に与党提出する特定船舶入港禁止法案について「(拉致問題をめぐる日朝政府間の)協議が行われても行われなくても審議を行い、成立を目指していきたい」と述べ、今国会成立の方針に変更がないことを強調した。

中国・大連で北朝鮮高官と会談した山崎拓前自民党副総裁が、日朝協議が近く再開される見通しを示したのを受け、安倍氏が考えを述べた。安倍氏は、山崎氏ろ平沢勝栄代議士が北朝鮮側と極秘に接触したことに「交渉は政府に窓口を一本化して進め、相手につけ入るスキを与えないことが大事だ」とし、平沢氏を厳重注意したことを明らかにした。《北國新聞》

【アウン・サン・スー・チー氏】解放へ

ミャンマー軍事政権のウィン・アウン外相は3日、自宅軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんについて、新憲法制定のための国民会議が招集される5月17日より前に軟禁を解かれると語った。訪問先のバンコクで記者団に語った。

またタイ外務省報道官によると、ウィン・アウン外相は3日のタイのアラキアット外相との会談で「国民会議にスー・チーさんが率いる最大野党(NLD)も招かれる」と述べた。

国民会議は、キン・ニュン首相が昨年8月に提示した7段階の民主化案(ロードマップ)の第一段階。国民会議を1995年にボイコットしたスー・チーさん側が参加するかは不明で、軍政指導部が最終的に解放を決定するか疑問視する見方もある。《共同通信》

【スペイン・マドリード列車爆破テロ事件】容疑者自爆

スペインからの報道によると、同国警察当局が3日夜、マドリード市南部郊外で、3月11日の列車爆破テロの容疑者のアパートを包囲し、警官が部屋に突入した際、爆弾が爆発、アラブ系の容疑者4人と警官1人が死亡、警官11人が負傷した。アセベス内相が4日、記者会見で発表した。

内相は4容疑者の中に、司法当局が逮捕状を取り国際刑事警察機構(ICPO)を通じ国際手配していた6人のうちの一人、チュニジア人のセルハネ・ビンアブデルマジド容疑者が含まれていたことを確認した上で、同容疑者が「列車爆破テロの犯人グループの最高幹部とみられる」と述べた。スペイン国営テレビなどは、手配されていたモロッコ人容疑者も含まれていると報じた。

内相は「容疑者が自爆した」とし、逮捕作戦で「容疑者はあらゆる手段で他のテロを準備していた」と、新たなテロ計画を未然に防いだと強調した。しかし爆発前に2、3人が逃走した可能性があるという。

内相は「現場から起爆装置約200個とダイナマイトを発見した。起爆装置は(列車テロ現場付近の)アトーチャ駅、新幹線AVEで見つかった爆弾の起爆装置と同じ型だった」と述べた。

警察当局は3日午後6時ごろ、ヘリコプター2機を動員して逮捕作戦を実施。数十人の警官がアパートを包囲すると容疑者が発砲、銃撃戦となった。警察当局は付近の住民数百人を避難させた。警官が部屋に突入した際に、容疑者がアラビア語で「神は偉大なり」と叫んで自爆した。

アパートは列車爆破テロ現場の近くにある。避難した男性住民は「銃撃戦の音がしてからすぐに一警察から避難するよう言われた」と、衝撃を受けた表情で話していた。

警察当局は同テロで既にイスラム過激派と関係があるとみられるモロッコ人ら15人を逮捕、国際テロ組織アルカイダとの関連を調べている。《共同通信》

【この日の民主党】

第2回中小企業パワーミーティングを大津市で開催

民主党は3日、滋賀県大津市で「民主党・中小企業パワ-ミ-ティング」を開催。同県で事業を営む中小・零細企業経営者など約80人が参加した。「中小企業パワーミーティング」は、民主党が全国の中小企業関係者から直接話を聞き、中小企業政策に反映させようと企画したもので、今回が2回目。最終的には全国10カ所での開催を予定している。

冒頭、党滋賀県連代表の川端達夫衆議院議員が「事業を営む皆さんの生の声を聞き、民主党の中小企業政策をよりよいものにしていきたい」と挨拶。続くディスカッションでは、五十嵐文彦『次の内閣』ネクスト金融担当相、中塚一宏ネクスト副金融担当相、大島敦中小企業局次長の各衆議院議員が参加者と議論を交わした。

ディスカッションではまず、五十嵐議員が税制問題をはじめ高速道路無料化を含んだ経済活性化のための諸策について、中塚議員が主として党の中小企業向け金融検査マニュアルについて、大島議員が事業を行なうための環境整備等について、それぞれ説明。これを受けて参加者との質疑応答が行なわれ、中国やアメリカの経済が日本に及ぼす影響、貸し渋り・貸し剥がし等金融の諸課題、デフレ問題、ペイオフ問題、社会保険料負担問題など多岐にわたるテーマについて意見交換がなされた。

集会には、奥村展三、田島一成、三日月大造の各衆院議員、7月の参議院選挙で滋賀県選挙区から立候補予定の林久美子公認予定候補も参加した。《民主党ニュース》



4月3日 その日のできごと(何の日)