平成5418日目

2003/11/08

この日のできごと(何の日)

【自衛隊】在外邦人等輸送訓練

海上自衛隊と陸上自衛隊は8日、紛争などで混乱した外国で、現地に滞在する日本人を大型ヘリコプターと護衛艦で救出するという想定の「在外邦人等輸送訓練」を長崎県の海自大村航空基地(大村市)で実施した。日本周辺海域で7日から始まった海自の演習の一環。

紛争や政変、暴動などで治安が悪化した外国から在外邦人を迅速に誘導、救出するのが狙い。陸、海の自衛隊員約1000人と、海自の大型ヘリ2機、護衛艦と輸送艦計4隻が参加。外務省の係官にふんした隊員らが旅券で国籍を確認後、海自大型ヘリで「出国」、長崎県大瀬戸町の沖合に待機する海自輸送艦に収容した。

実際に在外邦人を救出する事態が起きた際、現地で警護する部隊として本年度の指定を受けている山形県東根氏の陸自第20普通科連隊の隊員約30人が、緑色の迷彩服に小銃で武装し「出国」を警護した。

救出訓練は1999年に「艦艇と艦艇搭載の航空機も避難(救出)に利用できる」と改正された自衛隊法に基づき、同年秋から毎年国内各地で行われている。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第12節第1日(8日・さいたま市駒場スタジアムほか=6試合)注目の上位対決は、浦和が5−1で前節首位の東京Vに圧勝し、勝ち点を22に伸ばして暫定首位に浮上した。磐田は試合終了直前にグラウがPKを決めて1−0で仙台を下し、勝ち点20とした。J1残留を目指す京都は3−2で市原を退け、7試合ぶりに勝ち点3を挙げた。清水は柏に3−2、C大阪は大分に2−0で勝ったほか、鹿島は2−2でG大阪と引き分けた。《共同通信》

【早大・鳥谷敬内野手】阪神入団決定

今秋のドラフト会議で最も注目されている早大の鳥谷敬内野手(21)の自由獲得枠での阪神入りが8日、決まった。阪神の竹田邦夫常務、菊地敏幸東日本統括スカウトらが西東京市の早大野球部寮を訪問、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で合意した。

鳥谷は「阪神入りは大先輩でもある、岡田監督がおられることが決め手だった。阪神は応援がすごいチーム。自分も何とかそのグラウンドに立ちたい」と語った。《共同通信》

【第43回衆院選】最後の訴え

政権選択が最大の争点となり、各党が党の命運をかけて12日間を戦い抜いた衆院選。党首らは投票日前日の8日夜、有権者への最後の訴えに声を振り絞った。

「どうか皆さんの力を」。小泉純一郎首相は、東京都目黒区の東急自由が丘駅前で声を張り上げた。待ち構えた1000人を超す聴衆は、到着すると一斉に拍手。演説をやめようとしない候補者にやじさえ飛んだ。マイクを握った首相は声をからしながら「民間にできることは民間に」と持論を展開。右手を上げては左を向くなど体を激しく動かし、最後までボルテージは上がりっぱなしだった。

「行き詰まった日本の政治を根本から変えるため、民主党中心の、この菅直人の政権をつくらせて」。民主党の菅直人代表は東京都立川市のJR立川駅前で演説。マイクを両手で握り締め、上半身を聴衆の方へ盛んに折り曲げ、体から絞り出したような声で「国民一人700万円もの借金をつくり上げたのが官僚主導、自民党の政治だ」と批判。田中康夫長野県知事ら、閣僚予定者を顔写真で紹介するボードを横に、政権交代をアピールした。《共同通信》

【この日の民主党】

「政権を変える勇気を」菅代表、選挙戦最後の訴え

民主党の菅直人代表は選挙戦最終日の8日、東京20区、9区、11区、12区、7区、1区、3区、4区、22区、23区、24区、21区と合計12選挙区の応援に入り、「何としてでもこの総選挙で政権交代を」と強く訴えた。

街頭での最後の訴えとなった立川駅前では、約2500人の聴衆を前に「私たちは政権を担う準備ができている。政権を獲って何をするか。私たちは2つのことを特に実行したい。そのための“七人の侍”を先日発表した。その内の一人、田中長野県知事に地方主権担当大臣をお願いした。彼は現職の知事だからこそ官僚の支配にとらわれない、本当の意味での政治、市民のためにお金を使う政治ができる。ひも付き補助金の廃止を私たちの提言の第一番に掲げている。これを実行する。もう一つ。アメリカ追従ではない外交。私たちが政権を獲れば、今のままで、イラクに自衛隊を派遣することは決してない。イラク政府の要請がない限り派遣しない。この2つを特に実行する」と菅政権での政策目標を明確にし、政権を変える勇気をもって明日投票に臨んでいただきたい、と結んだ。

「マニフェスト選挙となったのは大きな進歩」菅代表

民主党の菅直人代表は8日夜、選挙戦最後の訴えを終えた東京・JR立川駅前で、記者団に対して「マニフェスト選挙、政策を争う選挙となったのは大きな進歩。わが党が訴えたことが実った」と今回の選挙の意義を語った。また、選挙戦の手応えを聞かれた菅代表は「最後の3日間、有権者の皆さんの熱気を感じた。政権を変える勇気ある選択をしていただけると信じている」と自信に満ちた様子で語った。《民主党ニュース》



11月8日 その日のできごと(何の日)