平成5264日目

2003/06/07

この日のできごと(何の日)

【小泉純一郎首相】韓国・盧武鉉大統領と会談

小泉純一郎首相と韓国の盧武鉉大統領は7日午前、東京都内の迎賓館で会談し、北朝鮮の核保有を容認せず連携して平和的解決を目指す決意を明記した共同声明を発表した。小泉首相は会談後の共同会見で北朝鮮に「対話と圧力が必要」と強調、北朝鮮が事態を悪化させれは「日米韓で緊密に協議し、一層厳しく対応する」と表明した。

6月7日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】韓国・盧武鉉大統領と会談
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ただ会談で大統領は「対話と圧力は並行すべきだが、韓国政府は対話に重きを置きたい」と指摘。声明は北朝鮮への刺激を避けたい韓国側の意向により「米韓、日米首脳会談で合意した原則を再確認し連携を強化する」との表現にとどまり、日韓の微妙な温度差を浮き彫りにした。

声明は、韓国が「核、ミサイル、拉致などの日本側の関心事項を解決し、日朝国交正常化を実現する日本政府の基本方針を支持する」と拉致事件を明記。日本側も大統領の「平和繁栄政策」を支持すると表明した。

両首脳は、4月下旬の米朝中協議に続く多国間協議の早期開催を求め、日韓参加が「不可欠」との認識で一致。北朝鮮の核開発が「北東アジア地域の平和と安定にとって深刻な脅威だ」として、検証可能で後戻りできない形で廃棄が必要と指摘」する一方で、包括解決に応じれば「国際社会の広範な支援が可能になる」と強調した。

麻薬、覚せい剤など「不法取引国家」が介入した違法行為対策で積極協力することや、昨年のサッカーワールドカップ(W杯)共催の成功を踏まえて未来志向の友好関係を「一層高いレベルへ発展させていく」ことも確認。

大統領は文化交流を一拡大するため、国内で一部制限されている日本大衆文化の追加開放に踏み切ることを表明した。《共同通信》

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【陸上・日本選手権】

陸上の日本選手権第2日は7日、世界選手権(8月・パリ)の代表選考会を兼ねて横浜国際総合競技場で行われ、男子200メートルは末續慎吾(ミズノ)が今季世界最高となる20秒03の日本新記録をマークして2年ぶり2度目の優勝をした。これまでの日本記録は伊東浩司が1998年に出した20秒16。末續は、アジアの選手として初の19秒台突入まであと一歩と迫った。

女子100メートルは新井初佳(ピップフジモト)が11秒53で6連覇を達成し、11秒71の2位に坂上香織(ミキハウス)。男子三段跳びは杉林孝法(ミキハウス)が世界選手権参加標準記録Bを突破する16メートル96で2年ぶり4度目の優勝。同3000メートル障害は岩水嘉孝(トヨタ自動車)が同標準記録Bを破る8分25秒56で3連覇した。《共同通信》

【全仏テニス】

テニスの全仏オープン第13日は7日、パリのローランギャロスで行われ、ベルギー勢同士の対戦となった女子シングルス決勝は、第4シードのジュスティーヌ・エナン・アーデンが、第2シードのキム・クライシュテルスを6−0、6−4のストレートで破り、賞金81万9000ユーロ(約1億1500万円)を獲得した。《共同通信》

【この日の民主党】

菅代表、盧武鉉韓国大統領と会談

民主党の菅直人代表は7日、来日中の盧武鉉韓国大統領と東京都内で会談した。菅代表は会談の中で、特に北朝鮮による核開発問題や日本人拉致事件、また日本で6日に成立した有事関連法などについて盧大統領と意見を交わした。民主党からは伊藤英成副代表・『次の内閣』外務ネクスト大臣、岡田克也幹事長、角田義一参議院議員会長、枝野幸男政調会長、土肥隆一外務ネクスト副大臣、近藤昭一国際局長代理が同席した。

会談後の会見で菅代表は、「大統領は、北朝鮮は核を外交交渉のカードとして使っているが、韓国としてはそれに対し過剰に反応するのではなく平和的に解決したい、と話していた。私たち民主党も同じ考えであると伝えた。また有事法制については、(大統領として)正式に言うことはないが、韓国国民がこのことにまったく問題がないと感じているわけではないことを理解して欲しい、と話していた。私からは、民主党は対案を出し、特に人権、民主的な手続きなどについて修正させた上で賛成した。他国に対して武力的な行動をとるための準備といったものではない、と説明した」と語った。

さらに拉致事件に関して「日韓両国の共同宣言に盛り込まれたことは良かったが、日本国民には大きな憤りがあり、この問題が解決されないうちは将来の経済協力などについては進めることはできないと話した。大統領は、そのことは自分たちも理解している、と回答した」と話した。《民主党ニュース》



6月7日 その日のできごと(何の日)