平成4904日目

2002/06/12

この日のできごと(何の日)

【FIFA W杯日韓大会】第13日

サッカーのワールドカップ(W杯)第13日の12日、南米予選を圧倒的な1位で勝ち抜いたアルゼンチンは終始優位に試合を進めながら、スウェーデンと1−1で引き分け、1次リーグF組で敗退が決まった。イングランドはナイジェリアと0−0で引き分け、スウェーデンに次いで2位通過した。

スペインはラウルの2ゴールなどで南アフリカを3−2で破り、3連勝でB組1位を確保した。パラグアイは前半に反則退場者を出しながら、スロベニアに3−1で逆点勝ち。総得点で上回り、3大会連続の決勝トーナメント進出を果たした。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【小泉純一郎首相】防衛庁隠ぺい疑惑への関与を否定

小泉純一郎首相は12日午後の党首討論で、防衛庁による情報公開請求者リスト作成問題をめぐり、政府、与党が調査報告書の全文公開を見送るよう同庁に圧力をかけた疑惑について「うそをつけなどと一言も言っていない」と述べ、自らの関与を全面否定した。

民主党の鳩山由紀夫代表が、防衛庁が当初発表しなかった報告書全文に関して「与党と首相官邸が(同庁に)指示し、報告書をなかったことにしようとしたのではないか」と追及したのに答えた。《共同通信》

【この日の民主党】

金田議員、医療保険制度改革の全体像を提案

民主党の金田誠一議員は12日、健保法改正案などを審議している衆議院厚生労働委員会で4回目の質疑に立ち、現在必要とされる医療保険制度改革について7本の柱を示して坂口厚労相の見解を質した。

金田議員の提案は、
(1)高齢者が国保に集中する現行制度の構造改革が必要。「突き抜け方式(継続加入方式)以外にない。
(2)保険者間で、被保険者の負担の公平等のために「リスク構造調整が必要」。(3)医療費の適正化を期すためには、社会保険という管理された枠内での競争原理、「マネージド・コンペティション」の仕組みが必要。
(4)これらを担う保険者機能を確立するには、保険者の数を1/10程度に再編成するとともに、すべての保険者の健保組合化など民営化が不可欠。
(5)患者自己負担は、患者と医療提供者側のモラルハザードを防止するレベル(ドイツ並の総医療費の6%)で十分。
(6)高齢者の自己負担は、エイジズム(年齢による特別視)を排除する観点から現役世代と同一の負担割合とする。その前提として最低保障年金の制度化が必要。
(7)高齢者医療を税を中心とした独立方式で設計することは、エイジズムそのものであり採用すべきでない。新制度への移行にあたっては現行の保険料、税、自己負担の負担割合で移行し、将来的には保険料の割合が高まらざるを得ない
──というもの。

この提案について所見を求められた坂口厚労相は、「大変建設的な意見。具体的にはご指摘の通りという点と、果たしてうまくいくかという点もあるが、保険料中心という考え方は同感だ。ただ、人口構成のいびつさから、多少税への依存が大きくならざるを得ないと私は考える。保険料中心だと、若い人の保険料も増え、国民負担率が上昇することについての国民的合意が得られるかどうかが問題だが、趣旨はよくわかる」と答えた。

金田議員は、「今回の法改正では、本来こういう議論をするはずだったが、厚労相のそのような考えに基づいた法案が出てきていない。法案の廃案・撤回を強く求める」と述べ、健保法改正案についての質疑を締めくくった。

加藤議員、明細付き領収書発行を迫る

民主党の加藤公一議員は、12日の衆議院厚生労働委員会で質問に立ち、患者が正当な治療・検査かどうかを判断するには明細のわかる領収書の発行が不可欠だとし、いつまでに全医療機関が発行するようにできるかを質した。坂口厚労相は「いつまで、というのは難しいが、少なくともその手順は秋風が吹くころには示したい」と答えた。

また、加藤議員は不当な請求で減額査定がされても1万円以下だと通知がないこと取り上げ、「通知したらいくら費用がかかるのか」と質した。田村政務官は「数字は出ていない」と答えた。

[党首討論]鳩山代表、不祥事追及で首相の指導力欠如を批判

今国会における2回目の党首討論が12日に行われ、トップバッターとして発言に立った民主党の鳩山由紀夫代表は、非核政策、政治倫理確立、防衛庁リスト問題などをめぐって小泉首相を厳しく追及した。

主なやりとりは次の通り。

[非核政策]

鳩山 米国の核戦略が変化している中で、日本はどう対応するのか。ブッシュ米大統領は国家安全保障会議において、「ならず者国家」とか、テログループに対しては「核先制攻撃もありうる」と言って検討を始めた。小泉首相はどう考えているか。

小泉 ブッシュ大統領との会談で米国の考え方を聞いた。基本的にはブッシュ大統領も平和的解決を望んでいる。しかし、あらゆる選択肢は残しておく、と。

鳩山 その後も様々な変化が起きている。特に、ラムズフェルド国防長官が、核兵器を小型化して実戦に使えるようにすることを検討していると言っている。日本政府として核廃絶を望むのであれば、核先制使用など決してやってはならない、と自制を促したのか。

小泉 自制心を持って安全保障の問題にそれぞれの国が対応するよう働きかけている。

鳩山 例えば、インドとパキスタンの間ではカシミール問題で核戦争へ一触即発の状況になっている。そういう時に、官房長官や副長官が「世論が変われば…」「憲法改正を言う時代だから…」などと誤解を招くような発言をする。その結果「ニューヨークタイムズ」の1面で“日本は50年間守ってきた核のタブーに挑戦し始めた”と報じられ、何百万人もの人々が読んだ。政府として訂正を求めたのか。これをなお「大したことじゃない」と言うのか。

小泉 新聞がどう報道するかは、私たちが言っても聞くものではない。官房長官も、非核三原則を変えるとはひとことも言っていない。誤解しないでほしい。

鳩山 報道されてしまったことについてどうなのか。外交というのは、相手が日本をどう認識しているかが大きな問題だ。総理は外交に責任感を持っているとは思えない。

[政治倫理確立]

鳩山 今通常国会では不祥事が山のように起きて、国民は政治を信頼できない状況だ。与野党を越えて、政治家とお金の問題を厳しく律する法律をつくらねばならない。公共事業受注企業からの政治献金を一切禁止する法案を4野党が提出したが、与党は審議に応じようとしない。総理が「やろう」とひとこと言えば大きく進展する。

小泉 与党間で協議している。

鳩山 せっかく最初に規制すべきだと発言したのに、どうして最後までリーダーシップを発揮しないのか。あっせん利得処罰法改正案も抜け道だらけで、これでは自民党のやり放題。真剣に法案を見てほしい。

小泉 不祥事を反省しながら、充分に議論してほしい。

[防衛庁リスト問題]

鳩山 武力攻撃事態特別委理事会で政府はウソをついた。(防衛庁の)詳細な調査報告書があるのに、4ページの薄いものしかないと。どうしてこういうことをするのか。与党と官邸が“厚い報告書はなかったことにしよう”と指示したと報じられている。

小泉 私は、よく調査して、すべて明らかにしなさいと指示した。ウソをつけなんて言っていない。

鳩山 (調査報告書を)出すな、と止めたのは与党だ。(総理の)指示が与党に通っていないことをどう思うのか。

小泉 私はきちんと指示した。今後、委員会の状況を見て、反省すべきところがあったら、反省するように言う。

鳩山 また他人事なのか。なぜリーダーシップを発揮しないのか。薄い報告書では「証拠隠しと言われてもやむを得ない」といった文言が削除されている。厚い報告書と内容にズレがある。報告書の内容が信用できない。第三者機関にしっかり調査させよ。また、虚偽報告の責任をどうとるか明言せよ。

小泉 どういう点が問題なのか、国会の場で、担当委員会で、協議を進めていると思う。

[なぜ総理には改革ができないか]

鳩山 なぜ総理に改革ができないか。その理由は3つある。
(1)政治とカネにまつわる政官業の癒着構造の改革をやっていない
(2)旧来の官僚機構を温存し、それに依存した
(3)自公保政権をそのまま継承し、族議員と妥協した
総理に改革への志がわずかでも残っているなら、政治一新をなさねばならない。すなわち、解散だ。その勇気はないか。

小泉 わずか1年で着実に改革を進めてきた。変わっているのは支持率で、私の改革の意志は変わっていない。解散は、全体の状況を見ながら、しかるべき時に行う。

「無責任、気概がまったくない」鳩山代表が首相を批判

民主党の鳩山由紀夫代表は12日の定例会見で、同日の党首討論での小泉首相の答弁について、「無責任、他人事の答弁に終始し、きちんと問題を捉え自分の責任で為そうとする気概がまったくなかった」と怒りをあらわに感想を語った。

防衛庁リスト問題に関する調査報告書が与党・官邸の圧力によって改竄、虚偽報告されたと報じられている問題については、「官尊民卑の発想であり、与党・官邸の主導が事実なら大変な事件である。(国会)審議に応ずる術もない」とし、政府与党に厳しく対峙する考えを示した。

水島議員、SIDSの診断基準を質す

民主党の水島広子議員は、12日の衆議院厚生労働委員会で質問に立ち、SIDS(乳幼児突然死症候群)の診断基準が現在バラバラであること、医師によっては無責任に診断し、事故死や虐待の隠蔽につながっていることを取り上げ、診断基準の統一と医師法21条の厳守を求めた。岩田雇用均等・児童家庭局長は「研究班を立ち上げ、基準を統一する」と答えた。

水島議員はまた、「SIDS疑いの病名そのものがおかしい。排除病名なのでそれ以外の原因を排除するべき」と質した。坂口厚労相は「私もどうかなと思う。原因究明の研究も進め、明確になるようにしなければ」と答弁した。

さらに水島議員は「心肺機能の蘇生術を一般の市民が行えるよう教育すべき」と質した。坂口厚労相は「市町村を含め、保健所だけでなく、学校も連携して進めることが大切」と答えた。

三井議員、難病患者らの医療費負担に配慮求める

民主党の三井辨雄議員は、12日の衆議院厚生労働委員会で質問に立ち、医療費の患者3割負担に関して難病・長期入院者に配慮するよう求めた。厚労省の大塚保険局長は「工夫して、配慮します」と答弁した。

三井議員はまた、診療報酬改定で手術に関する施設基準について「99例の症例があっても、1例足りないとして3割削減するのか」と質した。大塚局長は、削減すると答えた。さらに三井議員は過疎地の医療実態に触れ、「防衛医大卒の自衛官を過疎地、無医村に研修の形で派遣できないか」と質した。防衛庁の田中参事官は「公的医療機関で研修をしており、僻地医療研修も全国で実施している」と答えた。

山井議員、高齢者医療制度改革の展望など質す

民主党の山井和則議員は12日の衆議院厚生労働委員会において、健康保険法改正案をめぐる質疑に立ち、(1)政府管掌健康保険の実態、(2)高齢者医療制度、(3)手術に関する施設基準の導入、(4)救急医療、救急救命士の業務拡大などについて質した。

山井議員はまず、「国民は納得していない。抜本改革も見えないことに怒っている」とし、患者医療費の負担増が景気回復を遅らせ、自殺者増加も誘引しかねないと指摘。また、「自己負担と保険料アップは国民の損、診療報酬の引下げは医療機関の損だ。政府だけが損をしていない」とし、92年の附則によって13%に引き下げられた政管健保の公費負担についても16.4%に戻すべきではないかと主張した。

続いて山井議員は、高齢者医療制度をめぐって、健保法改正案の中では高齢者医療の対象年齢を70歳以上から年に1歳ずつ上げて75歳以上までに引上げるとしているのに対し、附則では新しい高齢者医療制度の基本方針を今年度中に決定し、2年以内に新しい高齢者医療制度を実施するとしている点を指摘し、それらの整合性を質した。

坂口厚労相は「5年間かけて75歳まで引上げていくという方針は継続する。この線にそって次の改革は行われていく」などとした。これに山井議員は納得せず、「こうした整合性のなさが、高齢者医療制度の姿が見えない大きな理由だ」と指弾した。

また、山井議員は「病院で働く方々が口をそろえて撤廃を求めているのが手術に関する施設基準の導入である」と問題提起した。これは年間手術回数が一定に達しないと診療報酬を30%減額するというもので、山井議員は「事実上、手術をしない方がいい、しても儲からないよ、という政策誘導だ」と批判。地域医療の格差を広げ、平等な医療を受ける権利を犯すものになりかねない実態を指摘した。

坂口厚労相は「特定の病院が集中して同じ医療行為を行うことで質を上げ、機能分化を図っていくという意味で方向性は間違っていない」としたが、7月1日付けで取りまとめられる病院の現状調査の結果を見た上で、改善が必要か否か判断するとの姿勢を示した。

山井議員はさらに、救急医療、救急救命士の業務拡大への前向きな取組み、特別介護老人ホームの質の向上へのインセンティブを与えるような介護報酬のあり方の再考などを求め、「健保法の改正は人の命にかかわる問題。慎重に時間をかけて審議してほしい」と要請し、質問を締めくくった。

4野党、防衛庁リスト問題の第三者による再調査求める

6月12日、4野党(民主、自由、共産、社民)は、防衛庁が情報公開請求者リスト作成事件の調査報告書全文を与党の圧力を受けて一時伏せていた問題で、幹事長・書記局長会談を開催した。

会議後、民主党の菅直人幹事長は記者会見を行い、以下の2項目について合意したことを明らかにした。

1. 防衛庁は昨日、衆議院の武力攻撃事態への対処に関する特別委員会理事会において防衛庁調査報告書の存在を隠蔽し虚偽の答弁を行った。これは、国会を冒とくする行為であり、あらためて第三者による厳正な調査を求める。
2.4党は調査報告書の隠蔽と虚偽報告の事実関係と責任の明確化を求め、それが実現しない限り国会審議には応じない。《民主党ニュース》

【ナンシー関さん】死去

消しゴムを使った版画家で、辛口コラムニストとしても知られるナンシー関さんが12日午前0時47分、虚血性心不全のため東京都目黒区内の病院で死去した。39歳。青森市出身。

法政大学在学中、消しゴムを削って作ったはんこによる有名人の似顔絵が認められ、プロのイラストレーターとしてデビュー。ユニークな“消しゴム版画”とともに、テレビ番組やタレントを素材にしたコラムが人気だった。《共同通信》



6月12日 その日のできごと(何の日)