平成4893日目

2002/06/01

この日のできごと(何の日)

【改正道交法】施行

飲酒運転など悪質な違反の罰則強化を中心とした改正道交法が1日から施行されたことを受け、石川県警は同日午前0時から「一斉飲酒運転特取り締まり」を県内24カ所、179人体制で展開した。金沢市大和町の市道でも、県警と金沢西署が検問を実施、署員がドライバーの呼気検査を行った。

改正道交法は、ひき逃げや飲酒、共同危険行為など悪質な運転者への罰則強化が主な目的の一つ。これに伴う施行令の改正で、罰則を選役刑で1.5−4倍、罰金刑で2.5−6倍に引き上げた。また、酒気帯び運転の基準について、呼気1リットル中のアルコール濃度を0.25グラム以上から0.15グラム以上として厳しくした。免許証の更新期間は、誕生日前の1カ月から誕生日をはさむ2カ月に延長された。

全国の警察本部では施行に併せ、暴走族などの共同危険行為を取り締まるための道路封鎖用ネットや車両の特定に用いる連写カメラなどを大量に導入した。7月には暴走族取り締まりを強化する。また、飲酒検問では、新型検知管の導入も済ませており、各都道府県で一斉検問を集中的に実施する。《北國新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【サッカーW杯】日本でも開幕

サッカーの第17回ワールドカップ(W杯)は1日、日本でも熱戦が始まり、新潟、札幌で2試合が行われた。

5月31日にソウルで開幕したW杯の熱気は日本にも伝わり、新潟スタジアムには3万3679人、札幌ドームには3万2218人が詰め掛けた。韓国・蔚山でも1試合が行われ、共催する日韓両国で歓声がこだました。《共同通信》

サッカーのワールドカップ(W杯)第2日は1日、日韓両国で計3試合が行われ、札説の1次リーグE組でドイツがクローゼのハットトリックの活躍などで8−0とサウジアラビアに圧勝した。1試合8得点は、1982年大会でハンガリーがエルサルバドル戦で記録した10得点(10−1)、54年大会のハンガリーと74年大会のユーゴスラビアが記録した9得点(いずれも9−0)に次ぐ歴代4位タイのゴールラッシュだった。新潟のE組、アイルランド−カメルーンは1−1で引き分けた。韓国・蔚山のA組、ウルグアイ−デンマークは、デンマークが2−1で競り勝った。《共同通信》

【東京六大学野球】

東京六大学野球リーグ最終週第1日は1日、神宮球場で慶大−壮大1回戦を行い、早大が3−0で勝ち、1999年春以来6季ぶり33度目の優勝を決めた。早大は11日に開幕する全日本大学選手権(神宮)に3年ぶりに出場する。

8勝2敗で勝ち点3の早大が2回戦以降に連敗し、東大以外の5校が勝ち点3で並んでも、早大は勝率で1位となる。

早大は一回、青木の右犠飛で1点を先制。二回に島原の2点本塁打で加点した。

左腕エース和田毅は慶大を散発2安打に抑え、今季4度目の完封勝利。

最後の打者のバットが空を切った瞬間、マウンドの和田毅は、こらえきれないという笑顔でガッツポーズを見せた。2000年秋以来、3季ぶりに優勝のかかった早慶戦。「今年は二度と同じ思いをしないよう、リベンジだった」。2、3年生の早慶戦では敗戦投手になった経験を持つ4年生エースは、4万人を超える大観衆が見守る中で最高の投球をした。

今季4勝。すべて完封。登板ごとに華麗な奪三振ショーを見せた和田毅だが、秘めた思いはもっと実直なものだった。「三振を狙っているわけじゃない。信頼をなくす投球をしないように、それだけを考えて投げていた」「優勝のかかった早慶戦で勝ってこそ、真のエース」という野村監督の言葉に、こたえた。

28日朝に亡くなった母方の曽祖父(91)の遺影に勝利を誓って臨んだ試合でもあった。「優勝が報告できて良かった」と、試合後、穏やかな笑顔で話した。

早大の和田毅投手(4年、島根・浜田高出)は、1日の慶大1回戦で12三振を奪い、リーグ通算奪三振数を398に伸ばして、同リーグ歴代3位となった。リーグ最多記録は、法大の江川卓(巨人、現野球評論家)の443。2位は早大の三澤興一(巨人−近鉄)の402。《共同通信》

【自民党・山崎拓幹事長】続投に意欲

「小泉純一郎首相から、また中央、地方の政界の同士から力強く鞭撻をいただいて、引き続き国政に全力を傾注していく決意だ」自民党の山崎拓幹事長は1日の福岡市内での講演で、週刊誌に報じられた自らの女性問題で謝罪する一方でこう発言、幹事長続投の意欲をにじませた。《共同通信》

【日本、英国】議員が親善サッカー

日英両国の国会議員によるサッカーの親善試合が1日、東京・国立競技場で行われ、英国が2対1で勝った。衛藤征士郎元防衛庁長官が監督を務める日本チームは、女性議員も含む超党派の25人で構成。英国チームが、ワールドカップ(W杯)観戦のため来日したのを機に対戦が実現した。

試合は、両チームとも11人に女性1人を加えた特別ルールで実施。サッカーの母国である英国チームが開始当初からパワー、技術で圧倒、前半立て続けに2点取りリード。ばて気味の日本チームは後半、政党職員や秘書らの「助っ人」を投入し、大村秀章衆院議員のシュートで1点返したものの、及ばなかった。《共同通信》

【パキスタン・ムシャラフ大統領】核戦争の恐れ否定

パキスタンのムシャラフ大統領は1日、イスラマバードで米CNNテレビのインタビューに応じ、カシミール問題をめぐり緊張が続くインドとの核戦争の可能性について「どちらもその限界に至るほど無責任ではない」と述べ、否定した。

両国間の緊張緩和に向けて週明けから米国とロシアが本格的な調停に乗り出すのを前に、国際社会に高まる偶発的な核戦争勃発への懸念を抑える狙いがあるとみられる。

大統領は核戦争を「論じるべきでさえない。どんな圧力があろうとも、正気の人間なら(核を使った)非通常戦を行うことなど考えることもできない」と強調した。

しかし大統領は、アフガニスタンとの国境に配していた軍部隊の一部をインド国境側に移動させたことを認め、インドの対応次第では増派する考えも示した。

一方、パキスタンがインドのように核の先制不使用を宣言していないことについては「それ以上のものがある。われわれは不戦条約で、いかなる戦争も避けることを(インドに)呼び掛けている」と訴えた。《共同通信》

【米・ブッシュ大統領】対テロ先制攻撃を表明

ブッシュ米大統領は1日の演説で、テロとの戦いでは、冷戦時代に適用した「封じ込め・抑止の政策」が不適切と強調、「敵の計画を崩壊させ、脅威が現れる前に対峙する」と言明するなど、先制攻撃が必要との方針を示した。

名指しこそしなかったものの、大量破壊兵器を開発する外国の政権をあらためて批判したことから、イラクへの先制攻撃も辞さない姿勢をこれまで以上に踏み込んで表明したとも受け止められている。

大統領演説について2日付の米主要各紙は、先制攻撃を控えるという基本方針の転換で、テロを支持・支援する国もテロリスト同様に敵対視するブッシュ・ドクトリンを「明確に再定義した」(ニューヨーク・タイムズ紙)と論評した。

また、ロサンゼルス・タイムズ紙はイラクのほか、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)も「間違いなく」大統領の念頭にあると報じた。米軍は旧日本軍の真珠湾攻撃を経験しながらも、奇襲や先制攻撃を控える考え方が伝統的だった。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、マリナーズの佐々木投手は1日、ボルティモアでのオリオールズ戦で1点リードの九回に登板したが、2点を奪われ逆転サヨナラ負け。今季21試合目で初の敗戦投手となった。通算成績は2勝1敗12セーブ。

佐々木は九回、内野安打と自らの失策、敬遠四球で無死満塁のピンチを招き、一塁線を抜く安打を浴びた。佐々木は今季初の自責点(1)。黒星は昨年10月21日のリーグ優勝決定戦以来で、レギュラーシーズンでは昨年8月10日以来。

また、「1番・右翼」で出場したイチロー外野手は4打数2安打、2盗塁。打率を3割6分5厘に上げ、連続試合安打を「10」に伸ばし、依然打率部門1位をキープ。長谷川投手は八回を3者凡退に抑えた。

ジャイアンツの新庄外野手はロッキーズ戦に「6番・中堅」で先発出場。4打数4安打で打率は2割4分7厘にアップしたが、試合はジャイアンツが4−5で敗れた。

メッツの小宮山投手はマーリンズ戦で同点の五回途中から登板し、七回に本塁打を浴びるなど1回2/3を3失点で2敗目。エクスポズの吉井投手はフィリーズ戦で八回途中から救援し、2/3回を1安打無失点で勝敗には関係なかった。《共同通信》



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