平成4563日目
2001/07/06
この日のできごと(何の日)
【沖縄・米兵女性暴行事件】米軍軍曹を逮捕
沖縄県北谷町の女性暴行事件で、米国のベーカー駐日大使は6日午後、外務省で田中真紀子外相と会談、米軍嘉手納基地所属の空軍軍曹T容疑者(24)の起訴前の身柄引き渡しに同意すると正式に回答した。
沖縄県警は日米合同委員会の合意を経て同日夜、身柄引き渡しを受け婦女暴行容疑で逮捕した。逮捕状が出てから5日目。起訴前の身柄引き渡しは、1995年の日米地位協定の運用改善以来2例目で、沖縄では初。
沖縄県警が2日夜に逮捕状を取り、外務省はその日のうちに米側に引き渡しを要請したが、T容疑者が容疑を否認したことから米政府内で慎重論が高まり、調整が難航。さらに米側が「取り調べへの米側通訳同席」を要求し日米間で折衝が続けられた。
政府筋によると、日本側主張通り米側通訳は設めないことで決着した。
ベーカー大使は会談後に声明を発表し「日本政府との話し合いで、公正で人道的な取り扱いを受けることに満足している」と述べた。また外相は「かなり辛い経験だった。日本の司法も警察も公正で人道的であることを世界に証明する義務がある」と語った。
T容疑者は6月29日午前2時すぎ、北谷町美浜の駐車場で、沖縄県内の20代の女性に乱暴した疑いが持たれており、沖縄県警は事件発生当日から米軍の協力を得て連日、事情聴取していた。
◇
小泉純一郎首相は6日夜、沖縄の女性暴行事件で米国が容疑者の米空軍軍曹の身柄引き渡しに同意したことについて「「(田中真紀子)外相をはじめ担当者が必死に努力し、よく話し合ってくれた上での一応の解決だから良かった。日米の信頼関係に基づいた日本側の要求を米国側が受け入れたということだ」と述べた。《共同通信》
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【トヨタ・ヴェロッサ】発売
【自由党・小沢一郎党首】首相の主張が公約に入らず
自由党の小沢一郎党首は6日午後、福岡市のホテルで記者会見し、自民党の参院選の追加公約について道路特定財源の一般財源化が明記されなかったことなどを念頭に「小泉純一郎首相が言っていること自体が、自民党の公約に入らない。こんなばかがえた話を国民が分からないわけがない」と批判した。《共同通信》
【政界談話室】
○…民主党の菅直人幹事長は6日、札幌市内で記者会見し「今の自民党は珍獣だ。顔は小泉(純一郎首相)ライオンで改革イメージを振りまきながら、党は利権にしがみついて離そうとしない」と痛烈に批判。改革の「抵抗勢力」をイメージした二つの顔を持つ「珍獣」イラストまで用意する熱の入れよう。「小泉改革と正反対のことを言っている人が自民党の参院比例代表にいる。小泉さんの理念に賛成する人は、間違っても投票しないように」と訴えていた。《共同通信》
【小泉純一郎首相】石油公団の廃止明言
小泉純一郎首相は6日昼、特殊法人改革に関連し、油田開発事業などをめぐり不透明な経営実態が指摘されている石油公団を廃止する方針を明言した。
首相は6日午前、かねて石油公団の廃止を主張している自民党の堀内光雄総務会長と会談。堀内氏は「横並び意識を排除し、石油公団を廃止すべきだ。国民に首相の意気込みを見せ、特殊法人改革の必要性をアピールすべきだ」と進言した。
これを受け、首相は記者団に「(廃止に)賛成だ。思い切って、廃止の方向でやってくれ、役所は存続の理由をいろいろ考えているようだが、そういうことがないように堀内さんの考えた通りにやってくれ、頑張ってくれ、と激励した」と述べた。《共同通信》
【サッカー・中田英寿選手】パルマ入団会見
サッカー日本代表のMF中田英寿(24)がイタリア1部リーグ(セリエA)のローマからパルマへ移籍することが6日、正式に発表された。
パルマで入団発表の記者会見に出席した中田は「必ずレギュラーだとは言えないが、頑張ればチャンスをくれるチームだったので合意した」と移籍を決意した理由を述べた。
移籍金は推定580億リラ(約32億円)。契約は4年間で、年俸は60億リラ(約3億3000万円)とみられる、背番号は自身で「初めて」という10番で、文字通りパルマの司令塔として新スーズンに臨むことになった。パルマは来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権も獲得しており、中田はこの欧州最高峰の舞台にも初挑戦する。
夏休み中だった中田は、急きょ移籍交渉がまとまったため休暇を切り上げ、9日からチームの合宿に参加する。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は6日、ロサンゼルスのドジャース戦の一回、好投手ブラウンから右越えに大リーグ初の先頭打者本塁打を放った。2日のレンジャーズ戦以来4試合ぶりの第5号。
試合はマリナーズが13−0で快勝。マリナーズのガルシアは2試合連続の完封勝利で10勝目(1敗)。《共同通信》
【この日の民主党】
キャラクターシリーズ第2弾「ゆきおちゃんシール」を発売
※商品の販売は終了いたしました。ご了承ください。
民主党では、鳩山由紀夫代表の宇宙人的イメージをデフォルメしたキャラクター“ゆきおちゃん”シリーズの第二弾として「ゆきおちゃんシール」を制作。6日、記者発表を行った。
6月28日から発売した「ゆきおちやん携帯ストラップ」は爆発的な人気を持続中で、1週間で完売。急きょ、増産されて再入荷は17日の予定。会見の席上で“ゆきおちゃん”の生みの親(?)でもある広報委員会の櫻井充参議院議員が「正直なところここまで売れるとは思わなかった」と感想をもらすほど。今回制作されたシールは、「携帯ストラップ再入荷まで待てない、何か代わるものを!」というリクエストに応えてつくられた。
シールは、A4のシートで上半分に身長約13センチと大きめのゆきおちゃんと鳩山代表の顔写真シールが並び、下に携帯ストラップと同じサイズの5人のゆきおちゃんが並んでいる。左から「ふつうのゆきおちゃん」「うしろ姿のゆきおちゃん」「かなしいゆきおちゃん」「おこったゆきおちゃん」「うれしいゆきおちゃん」。さまざまな衣装と表情で、それぞれ数行のメッセージが添えられている。
「滅多に喜怒哀楽を表に出さない鳩山代表だが、ゆきおちゃんを通して秘めた思いをアピールしてみた」(櫻井議員)。ちなみに怒ったゆきおちゃんのメッセージは「既得権益にぶらさがるやつら悪事をはたらくやつら……ゆ・ゆ・ゆるさんよい国にするためにたたかうぞ!」。参議院選挙を前に闘志満々のゆきおちゃんが赤いスーツを着こなし、怒った顔で立っている。
大きいゆきおちゃんと鳩山代表の写真シールはうちわの表裏に貼って、街頭演説で鳩山代表を出迎える折などに大いに活用してもらう予定。小さいサイズのゆきおちゃんは、その日の気分で、携帯ストラップ版ゆきおちゃんの着せ替え(?)も楽しめる。《民主党ニュース》
