平成4237日目
2000/08/14
この日のできごと(何の日)
【大分一家6人殺傷事件】
14日午前3時前、大分県野津町、農業Aさん(65)方から「一家6人全員が男から刃物で刺された」と110番があった。大分県警三重署員が駆け付けたところ、Aさんの妻B子さん(66)、長女のC子さん(41)、C子さんの長男で中学二年のDさん(13)の3人が胸などを刺され既に死亡。
残る3人も病院に運ばれたが、Aさんが意識不明の重体、C子さんの長女で高校二年のE子さん(16)、二男で小学五年のF君(11)も重傷を負った。同署は家族の証言から、殺人と殺人未遂の疑いで同県大野郡内の高校一年の少年(15)を逮捕した。
少年は容疑を認め「一週間ほど前にAさん方のふろ場をのぞいたと注意された。そんなことはしておらず、ぬれぎぬを着せられ恨んでいた。家族全員を殺そうと思った」などと供述しているという。同署は捜査本部を設置し、詳しい動機などの解明を進めている。《西日本新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
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【第82回全国高校野球選手権大会】第7日
第82回全国高校野球選手権大会第7日は14日、甲子園球場で2回戦が行われ、小松工を下した育英(兵庫)をはじめ日大豊山(東東京)那覇(沖縄)徳島商(徳島)が3回戦に進んだ。初出場の日大豊山は、中津工(大分)に6−0で快勝。中京商(岐阜)−那覇は今大会初の延長戦。十一回、内野安打に失策が絡み、那覇が2−1で競り勝った。徳島商は八回に4点を挙げ、11−6で仙台育英(宮城)を破った。徳島県勢は夏の大会通算50勝目。《北國新聞》
【社民党・土井たか子党首】安保機構創設を提唱
社民党の土井たか子党首は14日、国会内で記者会見し「北東アジア総合安全保障機構」の創設を目指す考えを明らかにした。25日にソウルで韓国の金大中大統領と会談して構想を説明、理解を求める方針だ。
北東アジアにも多国間の安全保障機構が必要との認識によるもので、日本、中国、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、モンゴル、ロシア、米国、カナダの8カ国で構成し、政治、経済、安全保障などの問題を協議するとしている。
また、土井氏は「北東アジア非核地帯条約」構想もあらためて説明。来月には北朝鮮、モンゴルも訪問し、両構想への協力を要請したいとの考えを示した。《共同通信》
【森喜朗首相】靖国神社参拝は見送り
政府筋は14日、森喜朗首相が終戦記念日の15日には私人としても靖国神社の参拝を見送るとの見通しを明らかにした。首相周辺では10月の朱鎔基中国首相の来日などに配慮し、参拝見送りの意見が強まっており、同筋は首相の公務日程が詰まっていることを指摘した。
森首相は6日、公式参拝について「諸般の事情を総合的に考慮した結果、私自身が自主的、慎重に判断して公式参拝は控えたい」と見送る考えを表明。私的参拝については「私個人の心の問題だから、慎重かつ自主的に判断したい」と含みを残していた。《共同通信》
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森喜朗首相は14日午後、静養先の神奈川県箱根町から東京に戻り、5日間の夏休み終えた。休暇中は側近の中川秀直官房長官らとゴルフを楽しんだほか智恵子夫人と夫婦水入らずで食事をするなど、のんびり過ごした。首相は15日の全国戦没者追悼式に出席するほか、19日からはインド、パキスタンなど南西アジア諸国を訪問する。《共同通信》
【中国・江沢民国家主席】アラファト議長と会談
中国中央テレビによると、江沢民国家主席は14日、河北省北戴河で、訪中しているパレスチナ自治政府のアラファト議長と会談し、独立宣言問題で「パレスチナが熟慮し、最高の成果を得るため最適な時期に独立宣言すると信じる」と述べ、性急な宣言に自制を求めた。
議長は来月13日のパレスチナ恒久的地位交渉の期限が迫る中、イスラエルとの合意がなくても一方的に独立宣言する構え。欧米やロシアなどから延期を求める声が相次いでいる。
江主席は独立支持の姿勢を強調しつつ「パレスチナが平和の選択を堅持し、柔軟な戦術で国際社会の広範な支持を勝ち取れば、目標は実現する」とも指摘、中東情勢の緊張化を避けるよう議長に求めた。《共同通信》
【米・民主党】党大会
11月の大統領選に向けて、米民主党は14日午後(日本時間15日午前)、ロサンゼルスで四年に一度の党大会を開いた。日程は17日までの4日間。3日目にゴア副大統領(52)、リーバーマン上院議員(58)をそれぞれ民主党の正副大統領候補に正式指名、最終日にゴア氏が指名受諾演説を行い、民主党政権の継続を訴える。
初日の締めくくり演説でクリントン大統領は、7年半の在任中に達成した史上最長の景気拡大などを誇示。ゴア氏について「最も困難な問題に直面したとき、彼はいつもそばにいた」と強調、ゴア氏を後継者に最もふさわいとアピールした。
またゴア氏を「思慮深く、強力な指導者」とし、福祉改革、環境、情報格差(デジタルディバイド)などの問題で「ゴア氏ほどのチャンピオンはこれまでいなかった」と、21世紀の大統領としての資質を高く評した。さらに「命よりも子供を愛するいい男だ」とゴア氏の人間性も絡介した。
大統領は共和党のブッシュ・テキサス州知事の名指しこそ避けながらも「共和党は教育や高齢者医療保険(メディケア)、社会福社(年金)を健全化させることなく、財政黒字を使い果たそうとしている」と、大型減税公約を痛烈に批判した。《共同通信》