平成4196日目

2000/07/04

【第2次森内閣】発足

森喜朗首相は4日午後、第148特別国会で第86大の首相に選出された。首相は直ちに組閣作業に着手、新官房長官の中川秀直氏が内定通りの閣僚名簿を発表。皇居で首相の任命式、閣僚の認証式を経て同日夜、自民、公明、保守3党連立による第2次森内閣が正式発足した。

7月4日のできごと(何の日)【第2次森内閣】発足
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中川官房長官は記者会見で「日本新生内閣」を掲げて「安定した政権基盤のもとで本格的な景気回復を目指す」と宣言。目前に迫った主要国首脳会議(沖縄サミット)の成功に全力を上げるとともに、自らが新設の情報技術(IT)担当となり官邸主導でIT革命を推進する方針を表明した。

第2次森内閣は4月に小渕前内閣をそのまま引き継いだ森首相にとって、初の自前内閣だが、平成13年1月の中央省庁再編を控え、年末には内閣改造が行われる見通しで、「暫定内閣」の性格の色濃い出発となった。

環境庁長官にサントリー常務の川口順子氏を起用するなど、初入閣組は川口氏をはじめ8閣僚に上ったが、派閥順送り人事が目立ち、全体的に清新さに欠ける布陣といえる。

また与党が総選挙で大幅に議席を減らした中、野党が中尾栄一元建設相逮捕を受けて国会での集中審議を要求するなど攻勢の構えを見せており、首相は厳しい政局のかじ取りを強いられることになるだろう。《共同通信》

森喜朗首相は4日夜、皇居での任命式を終えた後、首相官邸で報道各社のインタビューに答え、扇千景保守党党首の建設相起用に関し「省庁再編で大きな位置を占める国土交通省を視野に入れ、まったく新しい角度から建設行政を見てほしい」と述べ、新しい視点に立った行政に期待を表明した。中尾栄一元建設相の受託収賄事件との関連については「直接関連性はない」と否定した。

宮澤喜一蔵相、堺屋太一経企庁長官の再任については「本格的景気回復の軌道に乗せ、新たな経済発展の道を開くという課題を考慮し、留任いただいた」と説明。中川秀直官房長官が情報技術(IT)担当となったことについては「IT戦略を加速させねばならない。内閣全体として取り組む態勢を取りたい」と強調した。《共同通信》




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【雪印集団食中毒事件】虚偽説明、次々認める

雪印乳業大阪工場製の低脂肪乳による集団食中毒で、同社は4日、西日本支社で記者会見し、黄色ブドウ球菌に汚染されていたバルブは二日に一回程度使われており、汚れがかなりひどかったことを明らかにした。また洗浄について現場の担当者が事実と異なる説明を会社にしていたことを認めた。

同社はバルブを上部だけ拭き取り検査、内部は現状保存しないまま洗浄していた。

説明が次々に覆されたことで大阪市などは同社への不信感を一層強め、立ち入り検査などで原因を独自に追及する構え。大阪府警は4日までに、製造元の同社大阪工場を現場検証するとともに、業務上過失傷害容疑で工場内を捜索、関係資料を押収した。

同社は4日の各紙朝刊におわび社告を掲載したが、その中で「6月30日−7月2日」の品質保持期限の低脂肪乳が食中毒を起こしているように書いているのは誤りで、6月28日−7月3日の期限の製品が中毒を起こしていることを認め、陳謝した。《共同通信》

近畿を中心に販売された雪印乳業(東京)の低脂肪乳で約9000人が食中毒並状を訴えた問題で、大阪市保健所は4日午後、同社の大阪工場(大阪市都島区)で製造された別の製品も汚染されている可能性があるとして、カルシウムを強化した「雪印毎日骨太」「乳飲料カルパワー」の2製品に対する新たな回収命令を出した。

また大阪市は同社に大阪工場が生産する全製品の自主回収を指導、同社は全59銘柄86品目を製造日にかかわらず自主的に回収すると発表した。「汚染の可能性はないが企業の姿勢として回収する」としている。

低脂肪乳に端を発した汚染問題は、同工場の全製品回収という異例の事態に発展、ずさんな管理体制を放置したトップの経営責任が追及されることは必至だ。

会見した石川哲郎社長は2製品について危険性の認識はある程度あった、と認めた。

大阪府警は製造にかかわった関係者を業務上過失傷害容疑で書類送検する方針。市の回収命令の対象になったのは、品質保持期限が7月5日までの「毎日骨太」と同7月8日までの「カルパワー」。

神戸市須磨区で6月30日に「骨太」を飲んだ女性が下痢や腹痛を訴えて同市に届け出ていたほか、大阪府や雪印乳業などに「骨太、カルパワーを飲んで下痢になった」などの苦情が数十件寄せられていたことが分かった。《共同通信》

いったいどこまで汚染は広がるのか−。1万人近い被害者を出した雪印乳業の集団食中毒は4日、さらに2製品に飛び火、大阪工場の全製品に汚染の疑いも出てきた。約2時間もの追及で、ようやく危険を認めた雪印。後手に回った回収で被害は拡大した。「汚染を知りながら売っていたなら犯罪だ」。消費者や小売業者から怒りの声が上がった。「社会的責任を感じます」。涙声の社長はもみくちゃになりながら会見場から逃げ出した。

雪印乳業西日本支社(大阪市)での会見は、社長の涙声で始まり「逃げ」で終わった。

会見冒頭から視線を床に落とす石川哲郎社長は、くぐもった涙声で「大きな社会的責任を感じています」と、会見前に配布していた謝罪文を朗読した。

しかし矢継ぎ早の質問に「(「毎日骨太」の苦情は)何て言うのか、見逃してしまった」。そして「(普段も)何百万本に一本はクレームがある」とまで弁明。進退問題には「考える心境にない」。

なぜ早めに自主回収しなかったのかとただされると「時間が来た」と会見を一方的に打ち切り、社長らは会見場からもみくちゃになりながら「迷走」した。

「ちゃんと応対しろ」「10カ月の子どもが苦しんでいるんですよ」。追いかける報道関係者から声が飛ふと、「私だって寝てないんだ」たどり着いたエレベーターの中から興奮した声が。険悪なムードの中、「10分間だけ」として再び開いた会見も数分で終了した。《共同通信》

【衆院】議長に綿貫民輔氏

衆院は4日午後の本会議で、議長に自民党の綿貫民輔、副議長に無所属の渡部恒三両氏を選出した。副議長人事をめぐり与野党が対立、野党は議長選で白票を投じ、与党は副議長選で石井一民主党副代表を推す野党を数で押し切るという投票決着となった。

正副議長はかつては自民党が独占していたが、昭和51年以降、議長は与党、副議長は野党第一党から選出するのが慣例で、与党の後押しを受けた渡部副議長の続投は異例の事態だ。《共同通信》

【この日の民主党】

第148特別国会召集~副議長人事めぐり冒頭から与野党が対立

第42回衆院議員選挙後の第148特別国会が4日、召集された。この日、衆院両院で首班指名選挙がおこなわれ、民主党は鳩山由紀夫代表に投票した。しかし、両院で自民党総裁の森喜朗氏が首相に指名された。また、会期を3日間とすることも野党が反対したが議決された。

首相指名選挙に先立って選出される衆院議長・副議長の人事をめぐり、与野党が対立し、本会議開会が約1時間40分遅れた。

4日午前に開かれた各派協議会で、慣例で野党第1党からだすことになっている副議長ポストについて、野党側が推す石井一・民主党副代表に対し、与党側が唐突に「経過から考えて渡部恒三前副議長がよい。その方針で臨みたい」との表明があり、民主党など野党は一斉に反発して退席、協議会は中断した。

野党4党は、このあと対応を協議し、「野中自民党幹事長の私怨によって、暴挙がおこなわれようとしていることを看過できない。私たちは大人の政党として責任を果たしたい」(鳩山代表)、「国会は与野党あっての国会。与党のため、自民党のため、ましてや野中幹事長のために存在するのではない」(佐藤敬夫国対委員長代理)として、石井一副代表に野党がそろって投票するとともに、賛成で臨むはずだった議長の選任に白票で臨み、抗議の意思を示した。

「副議長を数の力で決定され、残念」鳩山代表が与党の対応を厳しく批判

民主党の鳩山代表は4日の本会議を終え、「議長、副議長は、バランスを取る存在という意味でも与野党から選出されるべきものだ。それを、一方的な数の力で決められてしまい、残念な思いだ」と、数を頼んだ与党のごり押しを批判。

さらに「国民が森内閣を決して歓迎していないのは、選挙結果を見ても明らか。森内閣の存在が国民にとって幸せかどうかきわめて疑問だ。未来を担う政党は民主党なのか、自民党なのか。これからが真価を問われるときだ」と、厳しい表情で述べた。

そごう問題等プロジェクトチームが活動開始~質問主意書、店舗視察など

民主党は4日、預金保険機構のそごうに対する債権放棄問題について政府の姿勢などをただしていくため、「そごう問題等プロジェクトチーム」を設置。座長に上田清司衆院議員、事務局長に浅尾慶一郎参院議員が就いた。民主党の基本的な立場は「税金による私企業の救済は断じて認めない」というもので、早急な閉会中審査の実現を求めていく。

5日には、上田座長名で質問主意書を提出。7日には、そごうの2店舗を訪れ、視察を行う。

主意書の主な内容は、(1)預金保険機構が一民間企業に対する債権を放棄することは、税金で私企業を救済することになる。その理由と法的根拠は何か。(2)仮に法的整理をするとした場合、どのような影響が出るか。また、2月に会社更生法の適用を申請した長崎屋と比べ、そごうグループを優遇する理由は何か(3)グループの経営者・株主の責任をどう考えるか。経営陣に資材の提供を要求し、減資を行わせる考えはあるか――など。1週間をめどに回答するよう求めている。《民主党ニュース》



7月4日 その日のできごと(何の日)