平成4088日目

2000/03/18

【台湾総統選挙】陳水扁氏が当選

21世紀初頭の台湾の行方を左右する総統選挙の投票が18日行われ、即日開票の結果、党綱領に「台湾独立」を掲げる野党、民主進歩党(民進党)の陳水扁候補(49)=前台北市長=が、2位の無所属、宋楚瑜候補(58)に30万票余りの差をつけ勝利し、次期総統に確定した。与党、国民党の連戦候補(63)は惨敗した。

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これにより、台湾に政権を移してから半世紀余りに及ぶ国民党の長期支配は幕を閉じ、初めて野党に転落。台湾政治史上でも初めて選挙による政権政党の交代が実現、台湾民主化の成熟を示した。中国の威嚇をはね返し、民進党は結党以来14年で政権党の座に就くことになった。副総統は女性県長の呂秀蓮氏(55)。

陳氏は当選後の記者会見で、中台指導者の相互訪問を呼び掛けるとともに、三通(通信、通商、通航の直接的開放)実現に意欲を示すなど、中台関係改善に積極姿勢を示した。

これに対し中国政府は18日夜、「いかなる形式でも台湾独立は絶対に許さない。(陳水扁氏の)言動を注視する」との声明を発表した。

台湾中央選挙委員会によると、開票率100%で陳氏の得票は497万7737票(得票率39.3%)、宋氏は446万4933票(同36.84%)、連氏は292万5513票(同23.1%)だった。投票率は前回選挙(76.4%)を大幅に上回る82.69%。

台湾統一を目指す中国当局は、本省人で独立色の強い陳氏の当選に危機感を募らせており、李登輝総統の「二国論」で険悪化した中台関係が一時的に緊迫化する恐れもある。

中国が軍事演習など武力威嚇に踏み切れば、アジア太平洋地域の安全保障情勢にも影響を及ぼそう。

国民党の一党独裁から多党制容認、総統の直接選と一連の民主化を進めてきた台湾は、21世紀を前に大きな転換点を迎えた。《共同通信》

政府は18日、台湾の総統選で民主進歩党の陳水扁氏が当選したことについて、党綱領に台湾独立を掲げるだけに「中台間の緊張激化は必至」(外務省筋)と解戒している。中台対立で米軍介入を招くような事態になれば、日本政府も「日米安保条約と日中友好条約のはざまで判断を迫られる悪夢」(政府筋)に直面するからだ。

河野洋平外相は同日夜コメントを発表し、日中共同声明の原則をあらためて確認する一方、「台湾をめぐる問題が海峡両岸の当事者間の直接の活し合いで平和的に解決され、対話が早期に再開されることを期待する」と述べた。

政府は米国と協力し守台双方に自制を促していく考えで、河野外相は5月の大型連休中の中国訪問も検討している。

日中間は、ことし1月に大阪で市民団体が南京虐殺を否定する集会を開いたことや、石原慎太郎東京都知事の台湾訪問などに中国が反発、ぎくしゃくした関係が続いている。陳氏の当選で、中国側が日本と台湾との関係にさらに神経をとがらせるのは確実で、李登輝総統の訪日問題を含め、対中外交に細心の目配りが求められそうだ。

一方、李総統ら「日本語世代」の退場によって、今後台湾の新世代との新たな関係構築も急務となる。台北と高雄を結ぶ「台湾新幹線」では日本の企業連合に車両受注の優先交渉権が与えられたが、李総統の意向が強く働いた結果とされる。台湾との経済、民間交流での太いパイプの維持が課題といえる。《共同通信》




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【J1】第1ステージ第2節

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第2節(18日・国立競技場ほか)今季昇格のFC東京、鹿島アントラーズが連勝して勝ち点6で並び、得失点差で上回る東京が首位に立った。東京は佐藤、アマラオの得点でアビスパ福岡に2−0と快勝。元ブラジル代表の新外国人選手ベベットが初出場した鹿島は、相馬のゴールを守り切って川崎フロンターレを1−0で下した。柏レイソルはヴェルディ川崎を1−0で退けて勝ち点5。昨季年間王者のジュビロ磐田は、名古屋グランパスに1−0で勝ち、横浜F・マリノス、セレッソ大阪とともに初勝利を記録した。名古屋、京都サンガ、川崎Fは2連敗。《共同通信》

【大相撲春場所】7日目

大相撲春場所7日目(18日・大阪府立体育会館)ただ一人全勝の平幕の貴闘力は、1敗の闘牙を突き落とし、7連勝となった。3横綱は安泰。貴乃花は玉春日を送り出し、武蔵丸は湊富士を押し出して、ともに1敗を守った。曙も旭鷲山を突き出して5勝目を挙げた。大関昇進を目指す武双山と、雅山の両関脇も1敗をキープ。3大関はそろって黒星。出島は小結土佐ノ海の上手投げに屈し、千代大海は和歌乃山に引き落とされ、ともに3敗目。貴ノ浪も関脇栃東に寄り切られた。全勝の貴闘力を、1敗で貴乃花、武蔵丸、武双山、雅山、平幕の朝乃若の5人が追う展開。《共同通信》

【警視庁】日本赤軍4人を逮捕、収監

レバノンからヨルダンへ国外追放となり、同国から日本に移送された日本赤軍の和光晴生(51)、足立正生(60)、山本万里子(59)の3容疑者と、裁判中に超法規的措置で出国し収監状が出ていた戸平和夫被告(47)の4人は18日夕、日本がチャーターしたアエロフロート機でモスクワを経由し成田空港に到着。警視庁公安部は到着後の機内で殺人未遂などで3容疑者を逮捕、警視庁に身柄を移した。戸平被告は東京拘置所に収監された。

日本赤軍メンバーの逮捕は1997年11月にボリビアで拘束された西川純被告(49)以来。4人は出国から約25年以上がたっての帰国。警察庁が国際手配しているメンバーはレバノンに政治亡命した岡本公三容疑者(52)、リーダーの重信房子容疑者(54)ら8人となった。

公安部は、オランダ・ハーグのフランス大使館占拠事件(1974年)など一連のテロ事件を追及するとともに、東欧や東南アジアなど世界各地に拠点を持っていたとされる日本赤軍の実態解明を目指す。3容疑者は黙秘しているがいずれも健康状態に問題はないという。

逮捕容疑は和光容疑者がハーグ事件の殺人未遂、逮捕監禁容疑。同容疑者にはクアラルンプールの米大使館占拠事件(75年)でも逮捕状が出ている。

足立容疑者は89年に旧チェコスロバキアに入国する際、架空の名前で入国許可証に署名した偽造有印私文書行使容疑。山本容疑者は74年、他人名義で東京都旅券課に旅券申請した有印私文書偽造容疑など。3人の公訴時効は海外逃亡のため停止していた。

戸平被告は75年に偽造旅券でスウェーデン・ストックホルムに入国し身柄拘束され日本に送還。有印公文書偽造罪などで起訴されたがクアラルンプール事件の超法規的措置で出国し、公判停止になっていた。《共同通信》

【自民党・野中広務幹事長代理】小渕首相退陣論をけん制

自民党の野中広務幹事長代理は18日、島根県出雲市などで講演し、次期衆院選に関連し「小渕恵三首相は沖縄サミットの成功を果たしてもらいたい。そうすることが、小渕首相がなお日本に運命を担う道に通じると考える」と述べ、7月の主要国首脳会議後に選挙に臨むことが首相続投につながるとの見方を示した。

党内にくすぶるサミットを花道とする首相退陣論をけん制する狙いがあるとみられる。

同時に野中氏は「解散権は首相にある。首相が『この時期』と決断した時に、われわれは直ちに選挙に入る」とも述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

台湾総統選挙結果について談話を発表=伊藤NC外交安保大臣

民主党ネクストキャビネットの伊藤英成外交・安全保障大臣は18日、台湾総統選挙で次期総統に民進党の陳水扁氏が選出されたことを受けて談話を発表。

祝意を表するとともに、大きな焦点となった中国と台湾との関係について「民主党は、これまでも中台関係に重大な関心を持ち、台湾海峡において緊張が生じたり、武力行使の事態が起こらないよう中台間の対話促進を主張してきた」と述べ、「陳次期総統と中国側首脳が、早急に話し合いを開始し中台関係が改善されるよう強く希望する」と表明した。《民主党ニュース》



3月18日 その日のできごと(何の日)