平成4051日目

2000/02/10

【警察庁】グリコ・森永事件時効を前に「敗北宣言」

グリコ・森永脅迫事件(警察庁指定114号)が13日に最終時効を迎えるのを前に警察庁は10日、記者会見を開き、同庁捜査一課の相浦勇二理事官は「警察庁指定事件では初めての未解決事件であり、刑事警察として敗北を認めざるを得ない」と述べた。

同理事官は、犯人を逮捕できなかった原因、問題点を総括した結果として(1)犯人グループが用心深く動いたため、現場で捕まえられなかった(2)広域連携捜査の意識が当時は低く、関係府県警の連携がうまくいかなかった(3)多数の遺留品があったが、大量生産品で購入者の特定が困難だった—ことを指摘。「警察組織の練度の問題があったことは否めない」とした。《共同通信》

昭和59年3月の江崎グリコ社長誘拐に始まったグリコ・森永脅迫事件(警察庁指定114号)で、60年2月に東京、名古屋で青酸入り菓子がばらまかれた4件の殺人未遂事件が12日から13日にかけて時効を迎え、一連の事件すべてが時効になるのを前に、江崎勝久社長(58)が10日、大阪市の本社で同事件をめぐる最後の記者会見をした。

江崎社長は「残念の一語に尽きる。犯人は二度と絶対に(同様の事件を)してほしくない」と心境を明らかにした。放火、恐喝未遂、強盗致傷など28の事件を重ねて食品会社6社を脅迫した犯行グループ「かい人21面相」が逮捕されないまま、迷宮入りまで秒読みに入った。警察庁指定事件で未解決のまま時効になるのは初めて。




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【M5ロケット】打ち上げ失敗

日本で5番目のエックス線天文衛星「アストロE」を載せた文部省宇宙科学研究所のM5ロケット4号機が10日午前10時半、鹿児島県内之浦町の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた。しかし、一段目のロケットの府庁で衛星は予定軌道への投入に失敗した。

宇宙研は、同日午後1時すぎ現在、衛星の状況を把握しておらず、衛星が落下した可能性もあるという。

M5ロケットは、固体ロケットとしては世界最大級。平成9年の1号機以来、3回目の打ち上げで、衛星打ち上げ失敗は初めて。衛星を含み打ち上げ費用は約180億円だった。《共同通信》

【日栄】新社長に松田竜一氏

近畿財務局から貸金業法に基づく業務停止命令を受けた商工ローン最大手「日栄」(京都市)は10日、松田一男社長(77)が代表権のない取締役に降格し、長男の竜一専務(47)が社長に昇格する29日付トップ人事を発表した。

脅迫的な債権の取り立てが大きな批判を受けた商工ローン問題は、業界最大手のトップを辞任に追い込んだ。日栄は7日から本社と180の全支店で大半の業務を停止中。停止期間は事件の舞台となった東京、千葉支店は90日間、その他は7日間。

記者会見した松田社長は「社会的責任、道義的責任を明らかにするため」と辞任理由を説明した。

債権回収業務を行っている子会社の「日本信用保証」(京都市)についても、伊久留時彦社長の更迭を含め近く処分を実施する。

ただ松田社長は取締役として残る上、会見で「有形無形にサポートしたい」と述べ、今後も竜一専務を指導する考えも示した。

長男が社長を引き継ぐことについては「公私混同はしない」として、世襲による社長交代は問題ではないとの考えを示した。

併せて、恐喝未遂事件を反省して倫理法令の順守と監視体制の確立を柱とする業務改善策を公表した。《共同通信》

【大阪府・太田房江知事】さっそく陳情

大阪府の太田房江知事は10日午前、国会に小渕恵三首相を訪ねるなど、選挙で支援を受けた自自公3党や民主党などに、就任の報告をした。

衆院内の大臣室で太田知事を迎えた小渕首相は「おめでとう。疲れも見せず早速登頂したようですね」と笑顔で握手。太田知事が「これからです。大阪をよくするためには政府の支援が必要です」と早速陳情すると、小渕首相は「これからが大変。景気も大変だし、財政も大変だが、政府としてやれることはやります」と答えた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の加藤紘一前幹事長は10日の加藤派総会で、「審議拒否は55年体制の古い形だ。野党が論議して得点を上げるのは揚げ足取りではない」と論戦開始を歓迎した。だが「昔は(質問された)故池田勇人首相が顔を真っ赤にして答弁し、閣僚も引き締まるという名物社会党議員がいた」と今の野党は物足りないと言わんばかり。返す刀で「われわれもそれに答えられる大臣、政務次官であるよう切磋琢磨しよう」と小渕内閣への嫌みも忘れず。《共同通信》

【民主党の鳩山由紀夫代表】「自自公NO!」の誕生ケーキ

民主党の鳩山由紀夫代表は10日午後、53歳の誕生日を11日に控え、党本部で職員から誕生祝いのケーキとクマのぬいぐるみをプレゼントされた。

鳩山氏は「自自公NO!」と書かれたケーキのろうそくの火を吹き消し「国会が正常化した後だけに、お祝いを素直に喜びたい」とお礼の言葉。電子レンジで温めれば、4時間は温かさが持つというぬいぐるみは「寒い街頭演説の後、抱いて温まってもらえれば」との気持ちが込められている。《共同通信》

【小渕恵三首相】ドコモ株関与を否定

参院は10日午前、本会議を開き、衆院に続いて小渕恵三首相の施政方針演説などに対する代表質問に代えて、野党側の質疑を行った。

小渕首相は政務秘書官のNTTドコモ株の取得に関する週刊誌報道に関連し、「株式取得には私は全く関与していない。あたかも私が関与したように言われるのは全く遺憾だ」と述べ、自らの関与を否定、週刊誌報道頼みの野党を批判した。

首相は衆院定数削減法をめぐる経過に何ら瑕疵はないとの見解をあらためて表明。青木幹雄官房長官は「斎藤十朗参院議長に採決を迫ったり、強要した事実は一切ない」と述べ、政府側が圧力をかけたとする野党側の指摘を否定した。《共同通信》

【小渕恵三首相】ロシア外相と会談

小渕恵三首相は10日夜、ロシアのイワノフ外相と首相官邸で会談し、エリツィン前大統領時代に両国首脳間で合意した北方領土問題や平和条約締結に関する宣言などを継承していくことで一致した。7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)前に日ロ首脳会談を実現するよう調整することも確認した。

首相は平和条約交渉について「これまで達成した合意の上で日ロ関係を引き続き発展させたい」と強調。外相は「これまでの首脳間の合意を尊重する」と述べ、2000年中の締結を目標としたクラスノヤルスク合意などをプーチン大統領代行体制でも基本的に継承していくことを表明した。《共同通信》

【民主党ニュース】

「政治に参加を」学生公聴会で岡田NC大臣らが学生と議論

民主党のネクスト・キャビネットは10日、東京・文京区の学士会館分館で「民主党ネクストキャビネット学生公聴会」を開催した。学生公述人として東京大、学習院大、成蹊大、慶応大などの学生・院生が10数人、民主党からは岡田克也財政・金融担当大臣、上田清司衆院議員が参加した。

このなかで岡田大臣は、「若い世代が黙っていると、将来の負担はどんどん増加する。団塊の世代が年金受給期を迎える前に社会保障改革や財政構造改革をやり切らなければ、この国の改革は不可能になる。いまこそ若い世代が声を上げていくことが重要だ」「ヤング民主党のようなものをつくって、積極的に政治に参加してほしい」と学生らに奮起を促した。

千葉大臣が「国会議員の産休制度」について談話

民主党ネクストキャビネットの千葉景子男女共同参画・人権・総務担当大臣は10日、談話を発表した。

千葉大臣はこのなかで、橋本聖子自民党参院議員のおめでたにお祝いを述べるとともに、国会議員の立場にある女性の出産が波紋を投げかけているとして、(1)国会議員には産休制度がなく、産前、産後の休みをどう扱うか。(2)市町村議会では女性議員が30%を越えるところもあり、産休を会議規則に盛り込むなどの動きがでていること等を例示。

そのうえで「民主党は、国会議員のみならず、地方議会議員、公務員特別職等を含め、すべての男女が持ちたいときに、子どもを生み育てられる社会をめざし、産休、育休、保育制度等の施策の充実整備に向け、検討を進める」と表明。衆参両院規則の改正を提起する方針を明らかにした。

本岡昭次・朝日俊弘両議員が参院本会議で代表質問

民主党の本岡昭次参院議員会長と朝日俊弘参院議員(ネクストキャビネット社会保障・雇用副大臣)は、10日の参院本会議で質問に立ち、小渕首相の改革先送りや無責任な政治姿勢などを厳しく追及した。

本岡議員は、衆院定数削減法案が参院での委員会審議も法案の趣旨説明も無視して強行採決された暴挙をあげ、「なぜ民主主義を危機に陥れてまで2月2日採決にこだわったのか」と追及。さらに若者の4分の1が学業や就職からドロップアウトしている現実を取り上げ、学校教育についての政府の取り組みについて説明を求めた。

続いて財政問題を取り上げ、「無軌道なバラマキ予算の結果、2001年には国債発行残高が400兆円にもなる。この借金をどうやって返すのか」質問。阪神淡路大震災から5年を迎えた対策について「被災者への公的支援制度が不充分だ。住宅再建を可能にするため、支援対象と支援額の拡大に取り組むべきではないか」と被災者の声を代弁した。

これに対し小渕首相は、「定数削減は国民が求めた喫緊の課題」と勝手な理屈を並べ、教育問題も「教育改革国民会議を設置した」、被災者対策は「国土庁の検討委員会で夏に結論をだす」と具体論のない人任せの態度に終始。財政赤字も「景気を本格的な回復軌道に乗せるのが大事だ」と問題をすり替えた。

続いて登壇した朝日議員は、参院で審議中の年金改革法案について「支給開始年齢の引き上げは雇用情勢の厳しい中高年をさらに追い詰める。しかも負担は限りなく引き上げ、給付は限りなく引き下げる内容だ」と批判。さらに「医療保険制度の抜本改革も見送られたまま、患者の自己負担増だけが求められるのは許せない」と迫った。しかし首相は「年金改革法案は、将来の安定した財源確保に必要。医療保険制度は一歩一歩改革を進めている」などと、具体論抜きの答弁だった。

バースデー・イブに決意も新た鳩山代表

2月11日に53歳の誕生日を迎える鳩山由紀夫代表を祝って10日、党本部でささやかなお祝いの会がおこなわれた。

ケーキと花束、冬にぴったりなクマのぬいぐるみ(レンジで1分間熱を加えると4時間温かさが続く)を贈られた代表は、「今年は関ケ原の合戦から400周年。民主党も日本も(21世紀をどうするかという)目前の大きな戦いを乗り越えねばならない。このケーキに自自公NO!とあるように、しっかり『自自公』を食いちぎろう」とユーモアを交えてあいさつし、晴れやかな笑みを浮かべた。

「解散は予算成立直後」熊谷幹事長代理が見通し

熊谷弘幹事長代理は10日、党本部で記者会見し、総選挙時期の見通しについて「遠のいたという声もあるが、公明党が4月23日投票を前提に事実上の選挙戦に入っているという情報もある。様ざまな兆候から見ても予算成立直後の可能性が高い」と述べた。さらに熊谷代理は、「正式決定の段階ではないが、候補者擁立について260人の線が見えてきた。戦争でいえば軍隊がそろい、補給も整った段階だ。あとはいかに戦いをマネージするかだ」と述べ、総選挙に向け総力をあげる決意を表明した



2月10日 その日のできごと(何の日)