平成3510日目

1998/08/18

【宮澤喜一蔵相】野党の矢面に

宮澤喜一蔵相は18日の衆院予算委員会で、金融再生6法案をめぐって小渕恵三首相にしばしば「助け船」を出した結果、野党攻撃の矢面に立つ場面が相次いだ。

財政通を自認する宮澤氏は質問者を見据えながら余裕の答弁。野党委員はもちろん、17日の同委員会では自民党委員さえ「宮澤総理」と言い違えたほどだ。これに対し、首相はうつむき加減で「最善の努力をする」「ご理解いただきたい」と官僚答弁を繰り返しながら小渕流に徹した。

平和・改革の冬柴鉄三氏は日本長期信用銀行への公的資金注入の事実関係をただしたが、蔵相は首相を制する形で答弁に立ち、全面否定。続いて答弁に立った首相は「適正に対処する」と追認するのが精いっぱいだった。

自由党の野田毅氏は「小渕内閣には経済再生のグランドデザインがない」と一刀両断。これに対し、蔵相は「首相の所信表明演説で極めて明確に出ている」と開き直った。さらに野田氏は定率減税を批判、「恒久減税とは在るべき所得税体系のことだ」と食い下がったが、蔵相は「その推理は違っている」「野田委員は(経企庁長官として)こちら(政府)側に座ってもらったので、よくご存じでは」と皮肉った。

ただ、民主党の坂上富男氏が「昭和63年に蔵相を辞任した理由は何だったのか」と古傷を追及した時だけは対応が違った。蔵相は用意した紙に目を落として「リクルート事件に元秘書が関与した責任を明らかにするためだ」と慎重答弁に転じ、「反省している」と神妙な表情を見せながら老獪ぶりを発揮した。《共同通信》



【政界談話室】

自民党の池田行彦政調会長は18日の総務会で、持ち越しとなっていた政調部会長人事で「なんとか原案で了承してほしい」と頭を下げた。もともと江藤隆美元総務庁長官らから「農林部会長人事はよく協議してほしい」とくぎを刺された池田氏が、「検討します」と紋切り型の答弁を繰り返したのが紛糾の原因。結局、原案で認められたが、直後に別の総務から「秋には外交案件が山積み。党の意見を政府に伝えてほしい」と要請された池田氏は「十分検討したい」と相変わらずの官僚答弁。《共同通信》

【第80回全国高校野球選手権大会】第13日

第80回全国高校野球選手権大会第13日は18日、甲子園球場で3回戦4試合を行い、今春の選抜大会準優勝の関大一(北大阪)のほか、京都成章(京都)明徳義塾(高知)常総学院(茨城)が準々決勝進出を決めた。夏の大会初出場の関大一は、春夏を通じて初出場の滑川(西埼玉)に12-1で大勝した。京都成章は春夏を通じ初のベスト8。《共同通信》

【プロ野球・阪神】連敗12でストップ

阪神3−2広島◇18日◇倉敷

阪神が競り勝ち、連敗を12で止めた。延長十回一死一、三塁で坪井の遊ゴロの処理を、野村が焦った間に1点を奪って勝ち越した。先発の藪は9回を投げて、4安打2失点と粘り強い投球で7勝目を挙げ、リベラは16セーブ目。

広島は六回に前田の2点本塁打で同点に追い付いたが、その後は決めてを欠き、阪神戦4連敗。《共同通信》

【山陽新幹線・ひかり548号】走行中にドア開き緊急停車

18日午後2時40分ごろ、博多ー小倉間を走っていた山陽新幹線の博多発新大阪行きひかり548号(12両編成、乗客約400人)で運転士がドアが閉まっていることを示すランプが消えたことに気付き、緊急停車させた。

車掌が点検したところ、2号車後部右側のドアが全開していたため、すぐにドアを閉めた。列車は現場に約10分間停車、安全確認をした後、運転を再開した。

JR西日本によると、走行中の新幹線のドアを開けるには、ドア上部にあるふたを開け、内部の非常用開閉コックを「閉」の状態から「開」にして、ドアの開閉を制御する空気圧を抜いた後、手動で開けなければならない。車掌が点検した際のドア上部ふたが開いており、コックが「開」の状態になっていた。

同社は何者かが故意に開けた可能性があるとみて調べている。同列車は博多駅を出発した約5分後で、時速170キロほどで走っていた。《共同通信》



8月18日のできごと