平成3480日目

1998/07/19

この日のできごと(何の日)

【自民党総裁選】3氏が重点政策

橋本龍太郎首相(自民党総裁)の退陣表明に伴う総裁選に立候補する小渕恵三外相、梶山静六前官房長官、小泉純一郎厚相の3氏は19日、それぞれ共同通信社のインタビューに応じた。3氏は当面、減税など景気対策に全力を挙げる考えを強調。

その上で、小渕氏は「日ロ関係(改善)の継続」を中心とする外交に重点を置く姿勢を示し、梶山氏は不良債権処理などを急ぎ「1年で景気回復の見通しを立てる」と表明、小泉氏は「橋本内閣で不十分だった行財政改革」に取り組む考えを示した。

総裁選は21日午前11時から30分間、党本部で立候補を受け付け。その後、立会演説会などを経て、24日の両院議員総会で、所属国会議員と都道府県代表(各1人)を合わせた計413人による無記名投票で、新総裁を選出する運びだ。

インタビューで小渕氏は「出た以上は勝たせていただきたい」梶山氏は「一回目(の投票)で過半数をとれると固く信じている」と強調。小泉氏も「何とか2位に残って決選投票になれば、勝機がある」と述べた。

小渕氏は橋本首相が推進した財政構造改革路線について「時の運がなかった。精神は残すが、財政構造改革法は当分の間凍結して景気を立て直すのが正しい」と述べるとともに「日ロ関係は最後のつばぜり合いの状況に来ている。橋本・小渕のコンビでやってきたのでこれを引き継ぐのが私の使命だ」と、外交の継続性を強調した。

梶山氏は「不況脱出、金融不安の解消を終えないと、他のものは絵にかいたモチだ」と述べ、来年9月までの橋本総裁の残余任期中に景気対策に取り組む姿勢を強調。また「危急存亡の時に派閥単位で政権をどうするかを考えることは、間違いを起こす危険性がある」と、派閥から擁立された小渕、小泉両氏を批判した。

小泉氏は「(減税のため)当面赤字国債発行もやむを得ないが、今の経済停滞は効率的な政府づくりを同時並行的に進めなかったことが原因」として、中央省庁の官僚と国会議員の削減を強調。衆院早期解散への警戒論に対しては否定した。《共同通信》

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【大相撲名古屋場所】千秋楽

大相撲名古屋場所千秋楽(19日・愛知県体育館)14日目に5場所ぶり19度目の優勝を決めていた横綱貴乃花は横綱曙に寄り倒され、5度目の全勝優勝はならなかった。曙は11勝目を挙げた。新横綱若乃花は大関武蔵丸の押し出しに屈し、10勝5敗に終わった。武蔵丸は12勝。大関貴ノ浪は、2度目の技能賞を受賞した新関脇千代大海の突き落としに敗れ9勝止まり。千代大海は11勝4敗だった。殊勲賞2度目の出島は湊富士を押し出し、星を2けたに伸ばしたが、敢闘賞が3度目の琴の若は貴東闘力の小手投げに横転し11勝4敗だった。前日十両優勝を決めた安芸ノ州は勝って12勝3敗。秋場所は9月13日から両国国技館で行われる。《共同通信》

【 Jリーグ・ナビスコ杯】磐田が初優勝

Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント最終日(19日・国立競技場)ジュビロ磐田ージェフ市原の決勝が行われ、昨年のリーグ年間チャンピオンの磐田が、後半に得点を重ねて4−0で快勝し、初優勝を飾った。

磐田は前半の途中から主導権を握った。後半6分、パスを受けた川口が正面やや右からゴール左にシュートを決めて先制点を奪った。同27分には奥がDFをかわしてゴール。さらに35分に川口、42分に高原のシュートで得点を重ねた。

最優秀選手には磐田の川口が選ばれた。《共同通信》

【日本サッカー協会】長沼会長の退任決定

日本サッカー協会は19日、東京・渋谷で理事会を開き、任期満了に伴う理事交代を審議し、長沼健会長(67)が正式に辞意を表明。認められて退任が決まった。同会長は名誉会長となる予定。

後任には、メキシコ五輪銅メダルの日本代表監督だった同会長の下でコーチを務め、同会長から就任要請を受けた岡野俊一郎副会長(66)の昇格が確実となっている。新理事は20日の評議員会で承認を受け、続く理事会で岡野体制がスタートする。

2期4年の任期を務めた長沼会長は、プロのJリーグを推進し、韓国との共催の形で、2002年W杯の招致にも成功。日本代表のW杯初出場を果たした功績などもあり、理事会では留任を求める意見も出たが、退くには潮時とする本人の辞意が固く、了承された。

また、辞意を表明していたW杯フランス大会日本代表チームの岡田武史監督に加え、小野剛コーチ、ルイス・フラビオ・フィジカルコーチ、ジョゼ・マリオGKコーチのスタッフの退任も正式に決まった。今後は強化委員会を中心に日本代表の新監督選びが本格化する。《共同通信》



7月19日 その日のできごと(何の日)