平成3404日目

1998/05/04

【久間章生防衛庁長官】中国・朱鎔基首相と会談

中国を訪問中の久間章生防衛庁長官は4日午後、北京市内の中南海で朱鎔基首相と会談し、友好関係の発展のために両国の防衛交流を一層促進することで一致した。

朱首相は「両国の国防首脳同士による相互訪問は友好協力関係の前進を反映している。中国としても日中関係を極めて重視しており、前進のために自分としても努力したい」と述べた。

久間長官は「中国はアジア太平洋の中だけではなく、世界の中でも重要な役割を果たす立場にあり、日本も経済などでその役割を果たしたいと考えている。この大きな枠の中でこれからの防衛協力を位置付けていくことが重要だ」と応じた。《共同通信》



【橋本龍太郎首相】日中防衛の重要性を指摘

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

橋本龍太郎首相は4日午後、中国の遅浩田国防相が新たな日米防衛協力のための指針(ガイドライン)に関連して、台湾海峡を日米安保協力の対象範囲に組み入れることに強い懸念を表明したことについて「こちら側の立場をきちんと説明し、交流を増やしていくことが大事だ」と述べ、日中防衛交流の重要性を指摘した。首相公邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

【小渕恵三外相】シンガポールで政策演説

小渕恵三外相は4日午後(日本時間同)シンガポールで英語で政策演説を行い、東アジアの経済・金融危機への対応について「日本は厳しい国内情勢にかかわらずアジア地域最大の経済主体として、経済的難局にある東アジアの友人たちを支援する責務がある」と述べ、引き続き最大限の支援を惜しまない考えを強調した。

外相は具体策として、東南アジア諸国連合(ASEAN)が人材育成や貧困解消のため設立した「ASEAR基金」に対し、域外国として初めて約2000万ドルを拠出すると表明。さらに東アジア経済危機のしわ寄せを受ける社会的弱者対策に関連し①障害者への経済支援拡充のため年内にアジア各国へ調査団を派遣②森林火災への対応策を検討する国際セミナー開催―などの方針を明らかにした。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】ニューヨークで講演

菅直人民主党代表は4日夜(日本時間5日午前)、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで「官僚主導」政治の改革と政権交代」のテーマで講演し、今後の政局に触れ「衆院選挙を政権選択の選挙に持ち込みたい」と述べ、次期衆院選に向け民主党中心の野党連合を結集し、政権獲得を狙うとの意欲を表明した。菅氏はこれまで今国会の会期末に内閣不信任案を提出し、橋本内閣を退陣に追い込む考えを明らかにしている。

さらに菅氏は「政権交代が可能だから野党が一つにまとまるように、と国民が(政治に)プレッシャーをかけてほしい」と強調した。

日米関係について「日本にとって大変重要だ。日米安保条約も安全保障の基本だ」との認識を表明。その上で「日本に現在の米軍兵力が必要か。沖縄に海兵隊を置くことが不可欠なのか議論すべきだ」と述べ、米軍基地の縮小に取り組む重要性を指摘。同時に「在日米軍の問題は日米だけでなく、韓国も含めて考えるべきだ」と述べた。《共同通信》



5月4日のできごと