平成3378日目

1998/04/08

【第70回選抜高校野球大会】横浜(神奈川)25年ぶり2回目の優勝

第70回選抜高校野球大会最終日は8日、小雨模様の甲子園球場に2万6000人の観衆を集めて横浜(神奈川)ー関大一(大阪)の決勝を行い、横浜が3−0で勝ち、初出場で制覇した第45回大会以来、25年ぶり2度目の優勝をした。

横浜は二回、一死一、三塁から佐藤の中前打で1点を先制し、七回には柴、松坂の三塁打と暴投、犠打で2点を追加。エース松坂が散発4安打に抑えて今大会3度目の完封を果たし、記念大会で史上最多となった出場36校の頂点に立った。

69年ぶり2度目の出場で初の決勝に進んだ関大一は、久保が13安打されながらも、粘り強い投球を見せた。だが打線は最後まで松坂を攻略できなかった。《共同通信》

優勝候補としてつかんだ栄冠に「やっと達成できた」と安ど感もこもる。「調子は良くなかった。だから、みんなを信頼し打たせて取った」と言う。渡辺監督も「勝因はチームワーク。松坂ばかり注目されるが、選手が互いを信頼し合った結果」と全員の勝利を口にした。

序盤はもたついた。打線は二回に1点を先取。だが松坂は三回まで走者を背負った。その三回、二死二塁で頭上を襲う鋭いライナー性の打球を跳び上がって好捕。六回、暴投で唯一、三塁を踏ませたが、直後の本盗にも冷静に対処し、挟殺で今大会3度目の完封につなげた。

松坂の帽子のひさしの裏には「One for ALL(一人はみんなのために)」と書かれてある。渡辺監督のチームづくりの原点は初出場で優勝した1973年春ではなく、その夏、県大会で敗れたことにある。

その年、同監督は春は準優勝、夏は優勝の広島商に「練習を見学させてほしい」と手紙を出し足を運んだ。学んだのは「チームワークは助け合うのではなく、自分の仕事をきっちりこなす」だったという。

昨夏、横浜は県大会準決勝で敗れた。大型チームに付きまとうもろさを克服するため、冬のスキー合宿で主力の和を強化した。揺るぎない結束力。松坂は「春夏連覇したい」と早くも自信をみせた。《共同通信》



【1998年度予算】成立

一般会計総額77兆6691億円の1998年度予算は8日夜、参院本会議で与党3党などの賛成多数で原案通り可決、成立した。

予算成立を受け、政府、与党は10日に財政構造改革会議(議長・橋本龍太郎首相)を開き、財政構造改革法(財革法)改正や所得税減税などの検討に本格着手し、与党がまとめた16兆円超の追加経済対策を基に補正予算案の編成作業を進める。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】迅速審議に感謝

橋本龍太郎首相は8日夜、1998年度予算が成立したことについて「暫定予算が長引くと景気は安定しないから、きちんと予算が動き始めることが大切だ」との認識を示した。

また「衆参両院が厳しい経済情勢を踏まえ予算の成立に最大限の努力をしていただいたことは間違いない。特に参院には迅速な審議に協力していただいたことにお礼を申し上げたい」と述べた。国会などで記者団の質問に答えた。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】「自民過半数を阻止」

新「民主党」の菅直人代表は8日午後、代表就任を受けて党本部で記者会見し、「4党合併の最大の理由は政権交代可能な軸をつくることだ」と政権獲得へ決意を明らかにした。具体的には①新党平和、公明など旧公明党グループを念頭に政党連合の実現を目指す②無党派層を引き付け、政権交代の運動につなげていく―との考えを強調した。

7月の参院選では全選挙区で自民党への対立候補を立て、比例代表でも25人を擁立する方針を表明。「自民党の過半数回復は絶対に阻止しなければならない」と強調するとともに、比例で1000万票以上の獲得を目標として打ち出した。

また深刻な経済情勢を受け、6兆円減税や高齢化社会に備えた街づくりなど福祉・教育分野での公共事業に「真水」4兆円の財政出動を柱とする内需拡大策「平成ニューディール計画」を近く打ち出す意向を示した。

菅氏は、橋本政権について「既に終わっているが、(後任がいないという)自民党内の事情で存続している」と指摘。「橋本内閣の2年間を振り返れば橋本龍太郎首相の責任は明らか。これまで以上に内閣の退陣と衆院解散・総選挙を求めていく」と強調。ただ内閣不信任案の提出は「政策転換を一定の方向でやった上で責任を追及する。時期については今後議論したい」と述べるにとどまった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は8日夜の平成10年度予算成立を控えて朝から上機嫌で、午後の参院予算委員会締めくくり総括質疑に向かう途中も、記者団とプロ野球談議。同じ慶応大OBで、巨人の高橋由伸外野手の7日夜のプロ入り初ホームランについて「僕は途中で寝たけど、娘が見ていたよ。娘は喜んでいた」。さらに高橋選手の活躍ぶりに「それは同じ学校の先輩だからうれしいよ」と満足そう。しかし委員会室に近づくと、野党議員に気の緩みを悟られぬようにと思ってか、途端に口をつぐんだものの、ほおは緩み気味。

○・・・自民党の村上正邦参院幹事長はこの日の講演で、新「民主党」を「政党だと思ったら大間違い。徒党だ」とこき下ろした。さらに羽田孜幹事長を「健全野党と言っているが、あの顔で健全野党に見えるか」。細川護煕元首相も「死んだと思っていた『お富さん』のような顔」。菅直人代表については「オリーブの木なんて日本で育つか。橋本龍太郎首相より人気が高く『豚もおだてりゃ木に登る』と言うが、本当に舞い上がっている」と、次々と俎上に上げてめった切り。減税要求の国会決議が民主党の反対で見送られたことへの腹いせとの解説も。《共同通信》

【郷ひろみさん】離婚へ

歌手の郷ひろみさん(42)が、9日から発売される自著「ダディ」(幻冬舎刊)の中で、妻で元女優の二谷友里恵さん(33)と離婚する意思を明らかにしていることが8日分かった。幻冬舎によると、郷さんは9日離婚届を提出する予定だという。「ダディ」は全国で約50万部発売される。

郷さんは著書の中で「原因はすべてぼくにあった。女性問題だった。結婚しているぼくが、してはいけない行為を犯した。友里恵以外の数人の女性と、肉体的な関係をもったのだ」と、離婚の原因が郷さんの浮気であると告白している。

二人は、こうした事実が明らかになった昨年7月から話し合いを開始。いったん二谷さん側から妥協案も示されたが、結局、今月になって離婚を決めたという。著書は今年になって書き始めた。

所属事務所によると、郷さんは「短時間ですべてを語り尽くすのは無理だから記者会見はしない。本を読んでもらえば分かるし、そのために書いた」と話しているという。

二人は昭和62年に結婚。その後渡米して、二谷さんはニューヨークで出産するなど、常識にとらわれない行動で、新しい夫婦の在り方として注目された。《共同通信》



4月8日のできごと