平成3357日目

1998/03/18

この日のできごと(何の日)

【中国】朱内閣発足

中国の第九期全国人民代表大会(全人代=国会)第一会議は18日、全体会議を開き、朱鎔基新首相の指名を受けて、副首相4人、国務委員(上級閣僚)5人を含む閣僚計37人を選任し、アジア経済危機の波及阻止を再優先課題に行政、国有企業など三大改革を目指す「朱内閣」が正式発足した。

財政通で55歳の若手、温家宝・党政治局員が新たに副首相に選ばれたほか、実務派を中心に25人が新任閣僚で、若返りと新たな人材の登用が図られた。

貿易に詳しい李嵐清氏、国有企業改革をリードした呉邦国氏は副首相に再選され、「経済に強い内閣」を構築。駐日公使を務めた知日派の唐家璇外務次官が銭其琛副首相に代わって外相に昇格した。

また、江沢民国家主席−朱鎔基首相に連なる「上海閥」の躍進が目立ち、朱首相を含む閣内の38人中、上海での実務経験者、上海および隣接の江蘇、浙江両省出身者が16人を占めた。新副首相の温氏は1989年の天安門事件で失脚した趙紫陽・前共産党総書記の当時の側近であり、温氏の重用は事件の暗いイメージをぬぐう狙いとの見方もある。《共同通信》

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【江東区警官襲撃事件】中3少年を初等少年院送致

東京都江東区の路上で短銃を奪うためバタフライナイフで警官を襲ったとして、強盗殺人未遂などで家裁送致された中学3年の少年(15)の審判で東京家裁は18日、少年を初等少年院送致とする保護処分の決定を言い渡した。

古田浩裁判官は決定理由で少年には明らかに殺意があったとした上で「少年は格闘系のアニメーションやテレビゲームなどの場面に影響されやすく、さしたる規範的抵抗を感じないまま事件を起こしたとみられる」と述べた。その上で「事件への認識は甘く、反省は抽象的で不十分。自己の内面に目を向けて整理する必要があり、専門家による継続的、協力な指導が必要」と指摘した。《共同通信》

【小渕恵三外相】インドネシア副大統領と会談

小渕恵三外相は18日夜、インドネシアのハビビ副大統領と外務省飯倉公館で会談した。副大統領は同国の深刻な経済危機について「新しい経済チームの下で経済改革を進める。国際通貨基金(IMF)と建設的な立場で交渉に臨みたい」と述べ、新体制が発足したスハルト政権として経済構造改革に取り組む積極姿勢を表明した。

外相はIMFとの合意を着実に実行することが重要と重ねて指摘した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は18日、成人の日や敬老の日などを月曜日にして3連休化する祝日法改正の動きに関連して記者団が「現実になった場合どう使うか」と質問すると、「それはSP(警護警察官)さんや君たちが付いて来ないということか。まず、これを聞きだい」と切り返した。続けて「SPさんも来ない、君たちも来ないって言うならば、僕は喜んで山に行っちゃうよ」とにやり。首相にとって、内外の山積する課題について絶えずコメントを求める番記者から逃げ出すことが最大の休養のよう。

○・・・自民党政治改革本部の関谷勝嗣本部長はこの日、与党政治改革プロジェクト終了後のブリーフィングで、前日に3党の座長が比例代表選出議員の政党移動禁止に原則合意したことに触れ「党内では非難ごうごう。『おまえはどこの党か』と言われ、四面楚談の状態だ。本部長でいるのもあとしばらくかもしれない」と弱気をみせた。しかし、傍らの社民党議員には「そういうことだからあなたたちもエベレストに登ろうと言っても駄目。譲り合わなければいけない」とお説教。嘆き節はポーズで、社民に譲歩を迫る作戦か。《共同通信》

【大相撲春場所】11日目

大相撲春場所11日目(18日・大阪府立体育会館)単独トップの大関若乃花は、はたき込みで土佐ノ海の挑戦を退け土つかずの11連勝。ただ一人2敗で追う横綱曙も琴の若を押し出し9勝目を挙げた。大関武蔵丸は栃乃和歌を引き落とし、大関貴ノ浪は若ノ城を下手投げで下し、ともに7勝4敗。三役同士の一番は関脇武双山が小結琴錦を押し出した。武双山は7勝、琴錦は7敗目。平幕の蒼樹山と肥後ノ海が勝ち越しを決め、3敗で若乃花、曙に続いている。《共同通信》



3月18日 その日のできごと(何の日)