平成3264日目

1997/12/15

【新進党党首選挙】告示

新進党の党首選が15日告示され、鹿野道彦元総務庁長官と小沢一郎党首が立候補を届け出た。ほかに立候補者はなく、両者の一騎打ちが確定した。18日に国会議員、地方総支部の代表計417人による投票が行われ、新党首が決まる。

鹿野氏は2年間の党勢の低迷打開へ人心一新を唱え、小沢氏は解党的出直しによる党再生を主張しており、政治路線や党運営の手法を争点に、党分裂をはらんだ激戦が展開されるのは必至。選挙後の動向が政党の枠組みに影響する可能性もある。《共同通信》



【Jリーグ・アウォーズ】

Jリーグの年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」は15日夜、横浜アリーナで開かれ、最優秀選手はジュビロ磐田のリーグ初制覇に貢献したMFドゥンガ、新人王は鹿島アントラーズのFW柳沢敦が獲得した。

ベストイレブンは、各クラブの監督、選手の投票により、磐田からはドゥンガ、GK大神友明、MF名波浩、FW中山雅史の4人のほか、25得点を挙げて得点王一となったエムボマ(G大阪)らが選ばれた。DF井原正巳(横浜M)はただ一人5年連続の選出。

最優秀監督は昨年度王者に続き、第1ステージを制した鹿島のジョアン・カルロス監督が選ばれた。優秀主審賞は岡田正義氏が初受賞、優秀副審賞は広島禎数氏が2年連続で受賞した。《共同通信》

【ASEAN・非公式首脳会議】閉幕

東南アジア諸国連合(ASEAN)非公式首脳会議は15日、日本・米国・欧州連合(EU)や国際金融機関に、通貨危機の克服に協力するよう呼び掛けた「通貨に関する声明」と、21世紀のASEAN像を描いた「ASEANビジョン2020」を採択して閉幕した。

同時に採択された首脳会議声明は、ASEAN加盟の遅れているカンボジアについて「できるだけ早く、望ましくは次回(来年)の首脳会議前に加盟できるよう協議を強く推進する」と、初めて具体的な加盟時期に言及した。

今年7月にミャンマー、ラオスが加盟、9カ国体制となって初めてのASEAN首脳会議は、創設30周年を記念するものだったが、アジア全体を覆う経済危機のため祝賀気分は少なく実務色の濃いものとなった。

通貨危機に関する声明は、今月初めのASEAN蔵相会議で合意した国際通貨基金(IMF)融資を中心とする新たな国際金融支援の枠組み(マニラ合意)への強い支持を表明。金融市場の構造や短期資金の流れについての研究を進め、通貨安定への解決策を早急に示すようIMFに求めた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】「財政再建よりも景気優先」

橋本龍太郎首相は15日夜、クアラルンプールのホテルで同行記者団と懇談し、自民党の緊急金融システム安定化対策に関連して「(財政構造改革と)整合が取れていないと思っていない。財政再建を捨てるつもりはない」と述べた。だが、財政再建放棄かとの質問には「そういう言い方をしたければ、すればいい」と明言し、当面は財政再建よりも金融、景気対策を優先させる姿勢を見せた。

10兆円国債交付については「必要なときに現金化できる仕組みで(金融破たんに)機動的に対応できる。海外に日本の取り組み姿勢をアピールでいる優れた仕組みだ。政府内でできるだけ早く対応したい」と高く評価し、政府として実現に向け早急に取り組む決意を表明した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は15日午前(日本時間同)、久美子夫人とマレーシアの宮殿にジャファール国王を表敬訪問し「前回は、妻を伴えなかったが、今回は一緒に拝謁できてうれしい」と愛妻家ぶりをアピール。さらにサッカーの日本代表チームがアトランタ五輪、ワールドカップへの出場を同国で決めたことから「日本にとってマレーシアは幸運の地。いずれも出場の最後のチャンスをつかんだ」と持ち上げた。国内では金融不安で支持率が下がる首相。サッカーにあやかり政権浮揚のきっかけを得たい心境か。(この項クアラルンプール)

○・・・新進党の鹿野道彦元総務庁長官は、党首選に正式に立候補したこの日午後、都内のホテルに支援者を集めてあいさつし「(新進党は)自民党に代わりうる政権の核になるためにできた党だ」とまずは持論を披露。続いて「小沢(一郎)党首は会見で(自民党と)連携することもあると言っている。何のために結党したのか分からない」と小沢批判のボルテージを上げた。もっとも周囲からは「言ってることはいつも同じ」と小沢氏への激しい対抗意識に、ややしらけ気味の声も。《共同通信》



12月15日のできごと