平成3221日目

平成9年11月2日(日)

1997/11/02

【橋本龍太郎首相】ロシア・エリツィン大統領と会談

橋本龍太郎首相とロシアのエリツィン大統領は2日午前、前日に引き続きロシア・東シベリアのクラスノヤルスクの迎賓施設で非公式会談を行い、1993年の「東京宣言」に基づき、2000年までに平和条約を締結するよう全力を尽くすことで合意した。

東京宣言は、北方領土問題を「法と正義の原則」を基礎として解決することにより、平和条約を「早期」に締結するとしている。初めて2000年という期限を切って条約締結を目指すと合意したことで、進展がみられなかった北方領土問題は、解決に向けて動き出す見通しが強まった。

1日の会談で確認された経済協力を盛り込んだ「橋本・エリツィン・プラン」や、防衛交流の強化などと合わせ、日ロ関係は転換期迎えたと言える。

約1時間の朝食会を中心に行われたこの日の非公式会談で、両首脳は対話を一層深めていくため、来年4月中旬をめどに、今回と同様の「ノーネクタイ」での非公式会談を日本で開催することを正式に確認、首相は大統領に家族連れで来日するよう要請した。また両国の友好発展と相互理解を深めるため、民間レベルの賢人会議「21世紀日ロ友好発展のための委員会」(仮称)を設置することでも一致した。

エリツィン大統領は会談後記者団に、平和条約締結に向け「行動計画」を作成したと述べたが、日本側は否定している。今後の具体的協議の段取りは外交当局間で話し合われる見通しだ。《共同通信》

小渕恵三外相は2日のNHK報道番組で、ロシア・東シベリアのクラスノヤルスクでの日ロ首脳会談について「個人的信頼関係の醸成が目的だったが、実際には具体的な諸問題について話し合い、前向きに具体的な方向を見いだすいい会談になっている」と評価した。また今月中旬で調整されていたプリマコフ外相来日が、12日からに最終的に決まったとした上で「近い将来、私もロシアを訪問したい。それ(交流)を頻繁にやることが大切だ」と述べ、政治対話を活発化させる考えを示した。

橋本龍太郎首相が、ロシアのアジア太平洋経済協力会議(APEC)加盟を支持したことに関しては「日本が支持すれば、他の国や機関もそう反対するものではない。ロシアがアジアの一員として(APECに)入るのはありがたい」と述べた。

今後の対口外交の進め方について「いろいろな問題を着実に行うことが、急がば回れになるかもしれないが、究極の目的に近づくことになる」と指摘、政治、経済、文化など多面的な交流を重ねることが北方領土問題解決に結び付くとの考えを強調した。《共同通信》



【競馬・第53回菊花賞】マチカネフクキタルが快勝

競馬のクラッシックレース最終戦、第58回菊花賞(G1)は2日、12万人を超えるファンを集めた京都競馬場3000メートル芝コースに18頭が出走して行われ、3番人気のマチカネフクキタル(南井克巳騎乗)が3分07秒7で優勝、賞金1億1200万円を獲得した。

マチカネフクキタルは神戸新聞杯、京都新聞杯(いずれもG2)に引き続き重賞レース3連勝。南井騎手は、3年前のナリタブライアン以来、菊花賞で最多タイとなる3勝目、二分久男調教師は2度目の勝利。

レースはテイエムトップダンが先行。中団にいたマチカネフクキタルは直線半ばから一気に馬群を割って抜け出して快勝した。2着はダイワオーシュウ、3着にはメジロブライトが入った。一番人気のシルクジャスティスは5着に終わった。《共同通信》

【サッカーW杯アジア最終予選】UAE0-0ウズベキスタン

サッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会アジア最終予選B組のアラブ首長国連邦(UAE)−ウズベキスタンは2日、アブダビで行われ、0−0で引き分けた。この結果、UAEの勝ち点は9にとどまり、アジア第三代表決定戦に進むB組の2位争いは、勝ち点10の日本がUAEを上回ったまま、ともに最終戦を迎える展開となった。

日本は8日に行われるカザフスタン戦(東京)に勝てば、2位が決定。日本は引き分けても、UAEが9日にアブダビで行う韓国戦に勝たない限り2位となる。日本は敗れた場合、UAEが韓国と引き分ければ、勝ち点で並び得失点差の比較に持ち込めるが、UAEが勝てば、日本は3位となりW杯には出場できない。《共同通信》



11月2日のできごと