平成3135日目

平成9年8月8日(金)

1997/08/08

【茨城県下館市】2億2200万円強奪

8日午前5時半ごろ、茨城県下館市岡芹、JA北つくば本店の正面玄関前で、国際警備保障(水戸市)のAさん(20)ら警備員2人が、現金輸送車からジュラルミンケースに入った現金を降ろす作業中、ストッキングで覆面をした男2、3人に襲われた。

男は「騒ぐと殺す」などと警備員に短銃のようなものを突き付けて脅した上、Aさんの頭を殴り、粘着テープで2人を縛って車内に閉じ込め、現金2億2200万円が入ったケース3個を奪い逃走。Aさんは頭に10日間のけがをした。

犯人は人けのない早朝を狙って待ち伏せし、別の車で逃げたとみられることから、茨城県警捜査一課は下館署に多額現金強盗事件として捜査本部を設置、内部の事情に詳しい者の計画的犯行とみて、犯人追及に全力を挙げている。

調べによると、襲われた警備員はAさんと、Bの2人。輸送車はBさんが運転、同本店入り口横に設置してある夜間金庫のそばに輸送車を止め、車内で現金の仕分け作業中だった。犯人は、突然車内に押し入ってきて、Aさんらは車内に閉じ込められたという。現金は同本店用の約1億9200万円と他店用の約3000万円だった。

Aさんらの話によると、犯人は少なくとも2人で、一人は青色作業着姿、もう一人は身長約170センチだったが、覆面のため顔などは見えなかったという。Aさんらは自力で粘着テープなどをほどき警備会社に連絡、警備会社が午前6時27分、110番した。

JA北つくば本店の総務部長によると、現金は輸送の前日、茨城県信用農業組合連合会に発注するシステムになっていた。入金はほぼ毎日行われ、通常JAの職員が立ち会うことはないという。現金輸送車は8日早朝から各店を回り、同本店は数店目だった。

現場はJR下館駅の北約1.5キロの国道294号沿い。民家がほとんどない水田地帯で、車の通行量は多いが人通りは少ないという。《共同通信》



【第79回全国高校野球選手権大会】開幕

第79回全国高校野球選手権大会は8日、甲子園球場で開幕。開会式に続いて1回戦3試合を行い、敦賀気比(福井)、西京(山口)、桐蔭学園(神奈川)が2回戦に進んだ。開幕試合は敦賀気比の右腕三上が、堀越(西東京)を2安打に完封、五回に鮫島の適時打で挙げた1点を守り切った。今春の選抜大会ベスト8の西京は同点の八回、原田の大会第1号本塁打で勝ち越し、浜田から岡への継投で松商学園(長野)を4−3で振り切った。山口県勢は夏の甲子園大会60勝目。優勝候補の桐蔭学園は、一回に2点を先行。四回に1点差とされたが、その裏再びリードを広げ、3−1で初出場の如水館(広島)に勝った。《共同通信》

【フジテレビ】東証一部に上場

フジテレビジョン(日枝久社長)が8日、東京証券取引所第一部に上場した。投資家の人気を反映して、取引開始から大量の買い注文が集まり、公募・売り出し価格の55万円(額面5000円)を10万円以上も上回る65万3000円の初値をつけた。その後も株価は上昇し、一時70万円まで買い進まれたが、午後になると利益確定の売り注文などが出てやや上げ幅を縮め、結局66万円で初日の取引を終えた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】久々のゴルフ

夏休み中の橋本首相は8日、山梨県鳴沢村の山荘で2泊3日の静養に入った。初日は山荘に隣接するゴルフ場で、久美子夫人や秘書官らとゴルフを楽しんだ後、同村にある竹下登元首相の別荘で、竹下氏とそれぞれ夫人同伴で夕食をともにした。首相はこの日、在任期間が竹下氏と並ぶ576日となり、戦後の首相としては歴代13位になった。

ペルーの日本大使公邸占拠・人質事件で自粛していたため、久しぶりでクラブを握った首相は、白のポロシャツにグレーのスラックス姿。スコアは118だったが、プレーの合間には愛用のカメラで富士山を撮影するなど、休暇を満喫していた。《読売新聞》

【科学技術庁】もんじゅに停止命令

平成7年12月に動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(敦賀市)で起きたナトリウム漏れ事故に絡む虚偽報告事件で、科学技術庁は8日、もんじゅの1年間の運転停止を命じる行政処分を発表した。今月末に聴聞会を開いた上で、最終的に決定する。

この事故で、動燃は職員が事故現場に入った時刻について科技庁にうその報告。当時のもんじゅ建設所技術課長ら2人と法人としての動燃が原子炉等規制法違反で略式命令を受け、2人は10万円ずつ、動燃は20万円の罰金を納付し8日に同命令が確定した。

同法33条によると、原子炉設置者が罰金刑以上の刑を受けた場合、行政処分として、原子炉の設置許可の取り消しか、1年以内の運転停止を命じることができる。科技庁は「事件を重く受け止めざるを得ない」(池田要・原子力安全局長)として停止期間を最長の1年に決めた。停止期間中は試運転も含め運転はできない。が、原子炉の維持管理や運転再開に向けた地元説明などはできる。《北國新聞》

【学校基本調査】不登校は9万4245人

「学校嫌い」を理由に年間30日以上欠席した登校拒否(不登校)の小、中学生が、平成8年度も9万4245人と過去最高を更新したことが8日、文部省の学校基本調査で分かった。前年度より約1万3000人増え、前年度に対する伸び幅でみると、調査開始の3年度以来最も高い3倍に達した。中学生で60人に1人、小学生でほぼ400人に1人と、それぞれ過去最多の割合になっている。

文部省は7年度からスクールカウンセラーを学校に派遣するなど本格的な登校拒否対策に取り組んでいるが、増加に歯止めがかからないまま深刻な状況が続いている。

一方、女子の今春の四年制大学進学率は過去最多の26%と前年に続き短大を上回り、短大離れが一層進んだ。就職難を背景にした高学歴志向の反映で「短大冬の時代」を裏付ける形となった。

調査によると、「学校嫌い」で年間30日以上欠席したのは、小学生が前年度より2919人増え1万9488人、中学生も同9735人増の7万4757人だった。調査開始以来ともに毎年増加を続け、今回の伸び幅は1年間で3−4倍と際立っている。《共同通信》



8月8日のできごと