平成3052日目

平成9年5月17日(土)

1997/05/17

【韓国】金泳三大統領の二男逮捕

韓国の金泳三大統領二男の利権介入疑惑を捜査している検察当局は17日、利権に関連し実業家から32億2000万ウォン(約4億4100万円)を受け取るなどしていたとして、特定犯罪加重処罰法のあっせん収財(収賄)と脱税の容疑で金賢哲容疑者(38)を逮捕、ソウル拘置所に収監した。

現職大統領の子息が逮捕されるのは韓国で初めての事態で、不正・腐敗追及を政権の中心課題としてきた金泳三政権は任期9カ月を残し、最大の危機を迎えた。青瓦台(大統領官邸)スポークスマンは同日、賢哲容疑者の逮捕について遺憾と謝罪の意を表明。金大統領は21日に国民に向け直接謝罪する方針だが、政権基盤の弱体化が一気に加速するのは必至で、政局の焦点は年末の大統領選に向けた動きに移る。

逮捕状によると、賢哲容疑者は父親が大統領に就任した1993年から96年にかけ、実業家6人から65億5000万ウォン(約8億9700万円)を受け取り、このうちの32億2000万ウォンに関しては訴訟での便宜や有線放送事業の認可など利権と関連があったとした。残り33億3000万ウォンに関しては利権との関連を確認できなかったが、マネーロンダリング(資金洗浄)をするなど悪質として、これを贈与と認定、贈与税(13億5000万ウォン)で脱税容疑を適用した。

賢哲容疑者は検察に、献金の事実は一部認めたが、利権との関連や請託に関しては否認し続けている。《共同通信》



【民主党・鳩山由紀夫代表】新進党の「反保保」勢力支援を強調

民主党の鳩山由紀夫代表は17日午後、宮崎市内で記者会見し「保保連合」の動きについて「小沢一郎党首が動く前に、若い志が態度を示すことが国民に評価される。そのような活動をサポートするのが大事だ。民主党が主導的な役割を演じるべきではないか」と述べ、新進党内の反保保勢力を積極的に支援する考えを表明した。《共同通信》

【大相撲夏場所】7日目

大相撲夏場所7日目(17日・両国国技館)一人全勝だった平幕の旭豊に土がついた。1敗の横綱貴乃花、関脇魁皇、平幕の小城錦はそろって勝ち、旭豊と合わせて四人が6勝1敗でトップに並んだ。貴乃花は旭鷲山の粘りに手を焼いたが、寄り切りで退けた。魁皇は小結武双山を強烈な右小手投げで下し、小城錦は大関貴ノ浪を速い攻めで寄り倒した。横綱曙は出島を押し出して連敗を免れ、大関武蔵丸も朝乃若を押し出してともに5勝2敗。新関脇の土佐ノ海も5日目から3連勝で5勝目を挙げた。《共同通信》

【 Jリーグ】初の「試合中止」

Jリーグ第1ステージ第9節(17日・国立競技場ほか)ガンバ大阪はエムボマ、クルプニを欠き、前半、名古屋グランパスに1点を許して逃げ切られ、首位から転落。柏レイソルがエジウソンの決勝点でジュビロ磐田に2−1で逆転勝ちし、再びトップに出た。鹿島アントラーズはヴェルディ川崎をPK戦の末に下し、横浜マリノスはサンフレッチェ広島を4−2で破った。ヴィッセル神戸は永島の活躍で京都パープルサンガに2ー0で快勝した。《共同通信》

17日、浦和市の駒場スタジアムで行われたサッカーのJリーグ第9節、浦和レッズー横浜フリューゲルス戦は前半途中、雷雨で中断した後、中止となった。Jリーグは5年目で初の試合中止。この試合の記録の取り扱い、代替試合の形式、日程などは今後リーグが協議して決める。

午後6時半すぎに始まった試合は、前半22分にバウベルのヘディングで横浜Fが先制したが、同41分に雷雨が激しくなり中断。その後も天気が回復せず、舘喜一郎マッチコミッサリーと両クラブの実行委員が話し合った結果、中断から27分後の午後7時43分に中止が決定した。《共同通信》

【北陸新幹線・長野駅】営業車両「E2系」が初の乗り入れ

10月1日に開業する北陸新幹線の長野県内の軽井沢ー長野間(75.6キロ)で17日、営業運転で走る新型のE2系車両を使った走行試験がスタート。冬季五輪を控えた長野駅にツートンカラーの真新しい車体が初めて姿を見せた。

この日の長野は薄日が差すまずまずの日和。8両編成の新型車両は祝賀セレモニーの後の午前10時40分、軽井沢を出発。在来線の特急あさま並みの時速110キロで西へ走行を続け、約1時間後、ヘッドライトを点灯した列車が警笛を鳴らしながら、JR関係者と約40人の報道陣が待ち構える新設の新幹線ホームに滑り込んだ。

約10分間停車した後、手を振る関係者らに見送られ、車両基地に向かった。《共同通信》

【ザイール】カビラ政権樹立へ

ザイールの反政府勢力、コンゴ・ザイール解放民主勢力連合(ADFL)は17日、首都キンシャサを制圧した。カビラADFL議長は、同国南部のルブンバシで国家元首への就任を宣言し、国名を「コンゴ民主共和国」に変更すると発表した。ADFLの軍部隊は同日午前11時過ぎ、キンシャサに入り、議会や放送局を支配下に置いたが、政府軍との大きな衝突は伝えられていない。

現地からの報道によると、カビラ議長は17日付で国家元首への就任を宣言するとともに、暫定政府を72時間以内に樹立し、60日以内に制憲議会を招集すると発表した。また、政府軍に降伏を呼びかけ、キンシャサの政府職員に対しては職務にとどまるよう求めた。《日経新聞》



5月17日のできごと