平成2987日目
1997/03/13
この日のできごと(何の日)
【民主党】「夫婦別姓法案」提出
民主党は13日、夫婦それぞれが結婚前の姓を名乗ることができる「選択式夫婦別姓制度」を柱とした議員立法の民法改正案を衆院に提出した。総制度に社民、さきがけ両党が賛意を示しているが、家族観などから自民、新進両党内では意見が別れており、新進党の一部は民主に同調する構えをみせている。
このため民主党の坂上富男法務部会長は記者会見で「議員個人の人生観、生きざまにかかわる問題なので党議拘束はしないで議論していただきたい」と各党に党議拘束解除を呼び掛けた。党派を超えた「リベラル勢力の結集」で民主党案の成立を図る作戦のようだ。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【大相撲春場所】5日目
大相撲春場所5日目(13日・大阪府立体育会館)横綱、大関は白星を挙げた。横綱貴乃花は琴錦の立ち合いの変化にも慌てず、引き落として連敗を免れた。曙は初挑戦の栃東を寄り切り全勝を守った。大関武蔵丸は剣晃を寄り切り、貴ノ浪は新小結の旭鷲山をつり出してともに初日から5連勝。平幕で一人勝ちっ放していた魁皇は、関脇貴闘力に敗れた。この日の結果、5戦全勝の曙、武蔵丸、貴ノ浪に、4勝1敗で貴乃花、貴闘力、魁皇、新入幕の出島ら6人が続く展開。十両は時津洋ら4人が1敗でトップに並んでいる。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・橋本龍太郎首相は13日、記者団が薬害エイズ裁判の厚生省ルート初公判への感想を求めると「現に裁判が始まっているんだからコメントできない」。ただ「国会議員の中で、一番厚生行政に通じている」(自民党幹部)とされる首相だけに「(答えたら)書くんだろ。書かない前提だったら、面白い話をいろいろしてあげられるけど」と情報は握っていると言わんばかり。薬害エイズ問題も契機となって情報公開法制定を求める声が高まっているが、三権分立とはいえオフレコ扱いを求めるあたり、首相の頭の中の情報公開はまだまだ先の様子。
○・・・この日の与党責任者会議で、参院自民党の村上正邦幹事長は「自社さ三党の幹事長、政策責任者の六者協議に参院側からも出席させてほしい」と加藤紘一自民党幹事長らに注文をつけた。村上氏が消極的な夫婦別姓制度に関して、前夜の六者協議でプロジェクトチーム設置を決めたことに反発したためのよう。同席した森喜朗同党総務会長が「党を代表する幹事長と政策責任者の政調会長がやるのだから」と加藤氏に助け舟を出したが、社民、さきがけ両党の出席者の表情には「三党内調整より党内調整を先にしてほしい」との思いがありあり。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】与党首脳と会談
橋本龍太郎首相(自民党総裁)は13日夜、首相官邸で社民党の土井たか子党首、新党さきがけの堂本暁子議員団座長と会談し、行財政改革について「これから痛みを伴う改革が出てくる。(社さ)2党にも痛みを分かち合ってほしい」と協力を要請した。
首相は、増税ではなく歳出削減によって財政再建を図る考えをあらためて強調、平成10年度予算案編成に当たっては、概算要求基準(シーリング)の在り方を含む新たなルールを6月までに策定する意向を表明した。ただ、年金などを念頭にすべての分野での一律カットには慎重な姿勢を示した。
これに対し土井氏は「収支の均衡だけでなく、構造改革をしなくてはいけない。福祉国家などどういう国をつくるのか目標をたてるべきだ」と述べるとともに、3党で合意した予算執行段階での歳出削減を求めた。堂本氏も「リストラだけでなく、構造的改革が必要だ」と述べた。《共同通信》
【アルバニア】無政府状態に
アルバニアでは12日から13日朝にかけて、首都ティラナをはじめ、ほぼ全土で軍事施設への襲撃や略奪が起きた。政府は事態を収拾できず、事実上の無政府状態に陥った。ロイター通信によると、ベリシャ大統領と全政党は同日、西欧同盟(WEU)に対し、同国の秩序を回復するため軍事的支援を要請した。ねずみ講式投資の被害に一端を発した暴動は、アルバニア政府の存亡を脅かすまで悪化した。
12日に一部で市街戦となったティラナは13日朝も銃声が続き、断続的に停電。空港は閉鎖されている。国営アルバニア通信など政府機関や銀行も業務を停止した。市民が食料買いだめのため、商店の前に行列している。
国営テレビなどによると、北部では地域最大の都市シュコダルの武器庫を武装グループが襲撃、銃撃戦で計5人が死亡、約50人が負傷した。このほか空軍基地のあるレジャ、プカ、クカスの各都市などでも同様の事件が起き一人が死亡、20人以上がけがをした。《共同通信》