平成2716日目

1996/06/15

この日のできごと(何の日)

【全日本大学野球】青学、3年ぶりV

第45回全日本大学野球選手権最終日は15日、神宮球場で決勝を行い、青学大(東都)が9−4で九州共立大(福岡六大学)を破り、第42回大会以来3年ぶり2度目の優勝をした。青学大は2度の出場がともに優勝となった。東都代表の大学日本一は2年ぶり17度目。

青学大は一回、2失策が絡んで4点を先行。その後も井口の左右への2本塁打などで着実に加点し、二回途中から救援した沢崎が九州勢初の優勝を狙った九州共立大の反撃を抑えた。《共同通信》

青学大の井口忠仁。ことしの学生球界で最も注目されている選手が、最高の舞台で実力を爆発させた。左に右に2本塁打。主将、そして脅威を与える一番打者としてチームを3年ぶりの優勝に導いた。

スタンドを沸かせたのは二回無死一塁。九州共立大に2点差に詰め寄られた直後だった。三塁コーチスボックスに立っていた河原井監督が「すごい音がした」という会心の当たり。井口が「久しぶりに完ぺきだった」という真ん中の直球を捕らえた打球は、左翼スタンド上段で大きく弾んだ。

底知れぬパワーに観衆の声援がため息へと変わったのが六回だった。外角の直球を素直に右翼席へ打ち込んだ。興奮した様子など全く感じさせず「最近では一番調子が良かったんで…」とさらりと言ってのけた。

井口は、青学大が初出場した3年前も新人ながら六番、遊撃手として優勝に貢献。2度目の出場の今回も日本一に輝いた。

青学大のメンバーとして「全員の力で優勝できたことが一番うれしい」と話した井口は、心地よい感触を残して約1カ月後のアトランタ五輪に臨む。「いい色のメダルが欲しい」。大学日本一から世界の頂点へと、大きな目標へ気持ちを切り替えた。《共同通信》

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【WBAストロー級タイトル戦】佐藤健太選手、戴冠ならず

仙台ジムに籍を置くフィリピン人ボクサーの佐藤健太(フィリピン名、エリック・チャベス)が世界ボクシング協会(WBA)ストロー級王座に挑んだタイトルマッチ12回戦は15日、仙台市体育館で行われ、佐藤はチャンピオンのロセンド・アルバレス(ニカラグア)に0−2の判定で敗れた。アルバレスは2度目の防衛に成功した。《共同通信》

【ドジャース・野茂英雄投手】8勝目

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は15日(日本時間16日)、アトランタのフルトン・スタジアムでのブレーブス戦に先発し、七回一死まで1点に抑えて8勝目(5敗)を挙げた。

野茂は一回に無死一、二塁のピンチを招いたが、三重殺で切り抜ける幸運なスタート。その後は強力打線を相手に安定した投球を見せ、七回途中に右ふくらはぎの痛みを訴えて降板するまで5安打1四球、1失点で、奪三振は6だった。足の故障は軽く、次回登板には支障がない見込み。

ドジャース打線は三回に3安打、3四球を集め、打者一巡の攻撃で一挙5点。六回にも1点を加え6−2で快勝した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】社会保障「国民負担率の議論が必要」

橋本龍太郎首相(自民党総裁)は15日夕、都内のホテルで開かれた党女性リーダー研修会で講演、税金と社会保障負担を合わせた国民負担率について「今は38%を下回っているが、地方財源、国債残高などを含めると42、43%に近いところまで来ている。もう一度、国民負担率を考える必要がある」と述べ、高齢化社会に向けた国民的な議論の必要性を強調した。

さらに「新しい施策のため、どこを節約すればお金をつくれるかが目の前にある大きなテーマだ」と指摘、国民負担率の議論に合わせて財政再建などの課題に取り組む考えを重ねて示した。《共同通信》



6月15日 その日のできごと(何の日)