1996 平成8年4月28日(日)

平成2668日目

平成8年4月28日(日)

1996/04/28

【ポートアーサー事件】オーストラリア

4月28日のできごと(何の日)【ポートアーサー事件】
Port Arthur Massacre 1996 Part 1 of 2 -You Tube

オーストラリア南部タスマニア州の観光地ポートアーサーで28日午後、ライフル銃を持った若い男が観光客などに銃を乱射し、地元警察によると、少なくとも33人が死亡、18人が負傷した。男は人質3人をとり近くの小屋に立てこもっている。

同国のAAP通信が州警察スポークスマンの話として28日夜伝えたところによると、犠牲者のうち30人がオーストラリア人、2人がカナダ人で、残る1人の国籍は分かっていない。犠牲者はさらに増える恐れがある。

メルボルンの日本総領事館によると、同日夜までにタスマニア州当局から死傷者に関する身元照会はなく、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

目撃者の話として伝えられたところによると、男はポートアーサーの刑務所跡など史跡の食べ物を売る店の中で午後1時半(日本時間同0時半)ごろ、持っていた銃の無差別発砲を始め、慌てて外へ逃げ出した観光客らを追いかけて乱射を続けた。史跡入り口の料金所近くではバスにも発砲した。死傷者の中に少なくとも赤ん坊1人と子供たちが含まれているという。

男は19−20歳くらい。金髪で、サーフィンの板を乗せた車で現場へ来た。発砲する前、「白人はたくさんいるけど、ジャップ(日本人)はあまりいないのか」と話していたという。

男は乱射後、史跡から約5キロ離れた小屋に3人の人質をとって立てこもっている。《共同通信》



【そごう神戸店】全館で営業再開

ゴールデンウィーク2日目の28日、阪神大震災の被災地・神戸市中央区の繁華街三宮で、部分営業していた「そごう神戸店」が1年3カ月ぶりに全館で営業再開。この日約20万人が詰め掛け、店内は客であふれかえった。《共同通信》

【テニス・伊達公子選手】シュテフィ・グラフ選手を破る

日本のエースが世界の女王に土をつけた−−。東京・有明コロシアムで行われた女子テニスの国別対抗戦、フェドカップ(F杯)で伊達公子(フリー)が世界ランキング1位のシュテフィ・グラフ(ドイツ)を7−6、3−6、12−10で破る大金星を挙げた。

3時間半近い大接戦の末に日本選手が初めて世界のナンバーワン選手を下すという快挙に、1万人近いファンで埋まったコロシアムは拍手と大歓声に包まれた。《共同通信》

【ゴルフ・尾崎将司選手】今季初優勝

中日クラウンズ最終日(28日・愛知県名古屋GC和合=6473ヤード、パー70)初日から首位の尾崎将司が67にまとめ、通算12アンダー、268にスコアを伸ばして逃げ切り今季初優勝、賞金2160万円を獲得した。この大会は2年連続4度目の制覇で、ツアー通算75勝、後援競技などを含めると通算94勝となった。

硬いグリーン攻略に苦しむプロが目立つ中、尾崎将は正確なアプローチを生かし、5バーディー(2ボギー)を奪取。4打差の2位に友利勝良が入った。中島常幸は通算4アンダーで4位、フレッド・カプルス(米国)は3アンダーで8位。ション・デーリー(米国)は27位に終わった。《共同通信》

【TBSビデオ問題】「早川メモ」知りながら否認

坂本弁護士ビデオ問題でTBSは、捜査当局が握っていた早川紀代秀被告のメモなど証拠の一部の内容を知っていながら、当事者が「オウム真理教幹部にビデオを見せた記憶はない」と否認したため、誤った調査結果を出していたことが、同社関係者の話で28日までに明らかになった。判断ミスに至る詳細な経過は、30日発表の同社の最終報告書に掲載される見通し。

関係者の話を総合すると、東京地検が平成元年当時のワイドショーのスタッフらの事情聴取を始めたのは昨年9月上旬。それまで、坂本堤弁護士=死亡当時(33)=のビデオをめぐり教団とトラブルがあった事実は当事者以外ほとんど知らず、上司が調査に乗り出した。

9月末、オウム取材にかかわってきた報道局の記者は検事から「××さんのルート やめたことはTBSの判断 録画を見たことは公言しない」などと同記者を名指しする早川被告のメモ数行のコピーを示された。

10月8日には、ワイドショーを統括する社会情報局長も地検に呼ばれた。TBSは9日、大川光行常務(取締役に降格)を責任者とする社内調査チームを設置、本格的な調べを開始した。撮影機材の出動記録などの資料は散逸しており、スタッフからの聞き取りが中心となった。

この間、ワイドショーの総合プロデューサー(副部長に降格)も地検で早川メモを示された。記者に提示された部分とは違い、ビデオの内容を記したページの一部とみられ、ワープロで打ち直されていた。

しかし、社内調査チームは①曜日担当プロデューサー(懲戒解雇)や、検事調書では「見せた」と認めていた系列会社ディレクターを含め、当事者が「見せた記憶はない」と言っている②コピーの早川メモは断片的で、名前を挙げられた記者は関与を否定している③ワープロの早川メモも、ビデオと照合できるほど詳しいものではなく、真正のメモかどうか疑いも残る−などから、ビデオは見せていないと判断したという。

このため、10月19日に日本テレビが「見せた」とスクープしたのに対し、直ちにニュースで反論。坂本事件の公判が始まる直前の今年3月11日、「見せたことにつながる事実関係はどうしても出てこなかった」とする調査結果を公表した。

だが、3月23日になってビデオ内容が詳細に書かれた早川メモの全文を入手、曜日担当プロデューサーが見せたことを認めたため、結論を一転させた。《共同通信》

【福島県いわき市】書店が「万引現場ビデオ」販売

万引防止のため、監視力メラで録画した万引現場のビデオテープを販売すると店頭の張り紙などで予告していた福島県いわき市の書店経営者が28日、20歳代とみられる男性が万引した様子を映したビデオの販売を始めた。経営者は「本人が謝りに来れば中止する」としていたが、名乗り出なかったため発売に踏み切った。

ビデオは男性が陳列されていたアダルトビデオテープを手にとって上着の内側に隠した瞬間とその前後の計約1分が映っており、本人の顔も分かるという。

経営者はこのビデオを30本用意し、1本390円で販売を始めたが、初日だけで6本売れたという。経営者はこの男性以外にも、若者ら7人の映像を1カ月に1度のペースで順次発売する構えを見せており、福島地方法務局平支局や同市教育委員会は「人権侵害の恐れがある」などと、して配慮を求めている。《共同通信》



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