平成2524日目

平成7年12月6日(水)

1995/12/06

【 Jリーグ・チャンピオンシップ】横浜マリノスが初制覇

サッカーのJリーグ年度王者を決めるJリーグ・チャンピオンシップ第2戦は6日、東京・国立競技場に約4万8000人の観客を集めて行われ、横浜マリノスが1−0で連勝。3連覇を目指したヴェルディ川崎を退けて初の年度チャンピオンに輝いた。

横浜Mは前半29分、右FKから井原がヘディングシュートを決めて先制。後半は川崎の猛反撃に苦しんだが、守備陣が踏ん張って逃げ切った。

Jリーグは11日に東京都内のホテルで表彰式を行い、最優秀選手やベストイレブンなどを発表。来季は3月16日に開幕し、12月までの1シリーズ制で争われる。《共同通信》

前半29分、横浜Mのビスコンティの右FKに、川崎DFはメディナベージョのいるニアサイドに気を取られていた。ところが、タイミングよくけられたボールはペナルティーエリア左にいた井原のところへ飛び、井原はきれいにヘディングで決めた。

横浜Mは前半、守備的MFのサパタと野田がラモスとビスマルクに仕事をさせなかった。後半は守備ラインが引いてしまい、ピンチを招いたが、井原がうまいカバーリングを見せて得点を許さず、逃げ切った。川崎は後半からアルシンドを投入して反撃したが、15分、38分にビスマルク、40分には三浦が決定的なチャンスを逃した。《共同通信》



【山口敏夫衆院議員】逮捕

旧2信用組合の乱脈融資事件で東京地検特捜部は6日、衆院本会議での許諾議決を受け、背任容疑で元労相の衆院議員山口敏夫容疑者(55)=旧埼玉2区、新進党離党=を逮捕した。親族企業の借金返済のために両信組から約27億円を不正融資させたとされ、特捜部は山口容疑者が主導的役割を果たしていたとみて追及する方針だ。

山口容疑者は許諾議決の直後、自ら東京地検に出頭した。調べに対し容疑を否認しているもようだ。許諾議決を経た国会議員の逮捕は昨年3月の元建設相中村喜四郎被告(46)に続き戦後13件目。両信組を破たんに追い込み、政界をも巻き込んだ大型経済事件は表面化から1年で頂点に達した。

特捜部は背任容疑に加え、山口容疑者が理事だった財団の資産が借金の担保に流用された業務上横領事件などについても調べを進める。さらに山口容疑者が6月の衆院での証人喚問で偽証していた疑いもあり、衆院の告発があれば立件を目指す構えだ。

調べによると、山口容疑者はすでに再逮捕された実姉A子容疑者(59)や元東京協和信組理事長T容疑者(50)と共謀の上、昨年6月から12月にかけて、A子容疑者経営のゴルフ場会社「むさしの厚生文化事業団」などの利益を図る目的で、同社に安全信組から8億1000万円、東京協和信組から19億1900万円をそれぞれ融資させ、焦げ付かせて両信組に損害を与えた疑い。

むさしの社経営のゴルフ場の土地と建物が担保とされたが、特捜部は多重に抵当が設定されて担保余力はなく、実質無担保を熟知した上での不正融資と判断した。《共同通信》

【村山富市首相】さきがけとの合流に自信

村山首相は6日午後、首相官邸で社会党の前島秀行副書記長らと会い、来年1月の解党・新党大会について、「社会党か改革された、ということを国民に分かるようなものにしてほしい」と述べ、綱領や規約を改正して社会党の「党改革」を実現する大会と位置付ける考えを改めて強調した。

さらに、「そうすれば、新党さきがけとも話をつける」とし、さきがけとの合流に自信を示した。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は6日、忘年会シーズンを迎えて、記者団に今年の忘年会の予定を聞かれたが「ないなあ」と一言。阪神大震災やオウム真理教事件、社会党の新党移行問題など大きな事件、話題が相次いだ年だっただけに「忘れられんなあ。仕事は継続しとるけんね」と、首相として多忙な一年を振り返った。阪神大震災での初動の遅れに対する世論の厳しい批判に話が及ぶと「忘れちゃいかん。絶対に忘れちゃいかん」と、口を一文字に結んで険しい表情に。やはり今年ばかりは「年忘れ」とはいかないようだ。

○・・・新進党の羽田孜副党首はこの日、都内で講演、自民党の亀井静香組織広報本部長が先に新進党の党首公選を「公選の『せん』の字は『銭』だ。1000円出せば山口組でも投票できる」と非難したことに触れ「党首公選は政治を国民に近づけるお祭り。自民党は『公銭』と言うが、冷やかされても新しいものに挑戦することで、国民を政党に近づけたい」と反論し、公選制度をPR。「オープンにやって皆さんに飛び込んできてほしい」と投票への参加を呼び掛けた。しかし新進党内にさえ「こんな選挙をやったら国民に笑われる」との批判もあるだけに説得力はいまひとつ。《共同通信》

【オウム裁判】麻原被告、2000人以上にLSD投与

オウム真理教教祖麻原彰晃被告(40)らによる薬物密造の発端になったとされる幻覚剤LSD密造事件の審理が6日、麻薬取締法違反罪などに問われた信者NM被告(35)の東京地裁(池田修裁判長)の公判で始まり、検察側はLSDが宗教儀式などで信者ら2600−2800人に使用さたと指摘した。

検察側冒頭陳述や法廷に出された供述調書によると、村井秀夫元幹部=死亡当時(36)=らは平成5年12月、麻原被告が進めていた武装化計画の一環として幹部土谷正実被告(36)にLSD密造を指示した。

土谷被告らは米国で入手した文献を参考に、ロシアから持ち込んだ原材料を使って実験し、6年5月1日ごろ数グラムの製造に成功した。

麻原被告は、LSDをなめた土谷被告や人体実験を受けさせた信者が幻覚症状で錯乱状態になったと報告を受け、自分でも使用。「宇宙の果てまで行って始まりを見てきた。すごい恐怖がおり、小便をもらしてしまった」などと話し「キリスト」と名付けて宗教儀式用に量産を指示。

NM被告らは同11月上旬まで数十回にわたり、計115グラムを製造した。《共同通信》



12月6日のできごと