平成2159日目
1994/12/06
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・ダイエー】工藤公康投手の入団を発表
ダイエーは6日、福岡市内のホテルで、フリーエージェント(FA)の前西武・工藤公康投手(31)と正式契約を交わし、入団を発表した。工藤は契約金なしの単年度契約で、年俸は現状維持の1億6000万円。背番号は「21」。
工藤は入団会見で、やや緊張した表情で「入る前にいろいろあって精神的に参ったが、(入団が)正式に決定し、はっきり言ってホッとしている。目標は日本一。来年は心機一転、頑張ります」と抱負を話した。
同席した王監督は「ボールを投げるだけでなく、経験で培ったピッチング哲学を持っている。うちは若い人たちが多いので、勝ち星以上にプラスアルファが大きい」と期待を寄せていた。
工藤はプロ12年目の左腕。通算113勝をマーク、西武のリーグ5連覇中に62勝を挙げ、優勝に大きく貢献している。今季は11勝7敗を挙げ、ダイエー戦では5勝2敗と活躍していた。(金額は推定)《共同通信》
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【栗原類さん】誕生日
【バネッサ・ウィリアムス】アルバム「The Sweetest Days」発売
【ポーランド・ワレサ大統領】来日
ポーランドのワレサ大統領が6日夜、羽田着の特別機で国賓として来日した。7日午後に村山首相と会談し、ポーランドの市場経済化に向けた経済協力問題や国際情勢について意見交換する。大統領の来日は、「連帯」議長だった昭和56年以来、13年ぶり。
また7日午前に天皇陛下に会見し、同日午後に土井衆院、原参院両議長と会談するほか、上智大学で名誉博士号授与式に出席。8日午後、日本記者クラブで記者会見し、9日離日する。《共同通信》
【村山富市首相】一年生議員を相手に“村山節”
村山首相は6日夜、東京・浅草の料理店で開かれた与党の一年生議員との懇談会に出席し、旧連立政権を「寄せ集め」と厳しく批判するなど、熱のこもった“村山節”を披露。特に自らの政権について「3党がそれぞれの良さを生かしながら国民的合意を得て行くのが、この政権の大きな役割であり、身をていしてそれだけのことをやる」と、やや高ぶった調子で決意を示した。
これに対し、首相指名選挙の時に造反した野田聖子衆院議員(自民)が「村山首相の優しい人柄に触れて間違っていたことを反省した」と首相を持ち上げ、他の出席者も「村山政権を支えて行こう」などと次々とエールを送った。
気をよくした首相は出席者一人一人にビールをついで回るなど愛想を振りまいた。《読売新聞》
【政界談話室】
○…村山首相は6日、実質的に救援活動を終えたルワンダ難民救援隊の隊長が「若葉マークだったが、点数を付けるなら51点」と話したことについて「だいぶ謙そんしている。成果を上げていただいた」と評価した。記者団から「首相は若葉マークもとれたのでは」と振られると、「初心忘るるべからずじゃ」と一言。さらに点数を聞かれると「特に議会のみなさんの協力を得て懸案事項も片付いたし、実績を挙げ得たと思っている。自分では点数は付けにくいけどね」。救援隊長を見習って謙そんしたが、本音は「満点」と言いたかった?
○…玉沢防衛庁長官はこの日、国会内で、航空自衛隊の次期多用途機(UX)4閣僚協議の後、記者団に囲まれ「来年度予算では難しいのでは」など質問攻めにたじたじ。しどろもどろに答えていたが、「新進党」の党首候補に取りざたされている羽田孜前首相を見つけると、「あ、羽田さん、羽田さん」と手を挙げて招き寄せた。「羽田さん、最後まで頑張ってください。いろいろと大変でしょうけど」と激励。質問逃れに利用された羽田氏はなぜ呼び止められたか分からず、きょとんとした表情でただ「うん、うん」。《共同通信》
【新進党党首選】羽田氏「さわやかに」
羽田孜新生党党首は6日午前、党首・海部元首相ー幹事長・小沢新生党代表幹事で決着の流れが強まっている「新進党」の党首選びに関連し「いろいろなルールを決めたのだから整斉とやるのが一番いいのかなという思いがある。(過程が)よく見えるようにすることが大事だ。そのための努力を続ける」と述べ、自らの出馬の可能性になお含みを持たせた。 羽田氏は党首人事に関して寄せられる声について「圧倒的に多いのが新しいスタートだから、さわやかな形でやってほしいということだ」と述べた。議員宿舎前で記者団の質問に答えた。
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新生党の栗本慎一郎衆院議員は6日午前、渡部恒三新生党代表幹事代行に電話で、「新進党」参加について「申し訳ない」と、不参加の意思を伝えた。渡部氏はこれまで栗本氏に対し新生党の仲間と共に新進党に参加するよう説得を続けていた。 栗本氏は同日午後、記者会見して不参加を正式発表する。
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日本新党の小泉晨一衆院議員(神奈川5区)は6日、野党が10日結成する「新進党」には参加しない意向を固めた。日本新党は「新進党」参加に向けた所属議員の宣誓書受け付けを6日午後5時で締め切るが、小泉氏は「宣誓書は出さないし、新進党には行かない」としている。《共同通信》
【ベストドレッサー賞】発表
年末恒例の今年の「ベストドレッサー賞」受賞者6人が6日発表され、都内のホテルで授賞式が行われた。同賞は「自主性」「流行性」「時代性」の3点を基準に、日本メンズファッション協会が各界の魅力ある人の中から選考している」もので、今年で23回目。
受賞者は、政治・経済部門が梶原拓岐阜県知事(61)、安西邦夫東京ガス社長(61)、芸術・文化部門が演出家の宮本亜門さん(36)、芸能部門が俳優の中井貴一さん(33)、スポーツ部門がプロサッカーのラモス瑠偉選手(37)、女性部門が女優の山口智子さん(39)の6人。
けがで足を引きずりながら登場したラモスさんは「今日の服はコシノ・ジュンコさんのプレゼント。『汚い格好で人前に出るのはマズイ』とうちの奥さんに言われているんだけど、僕は着心地が良ければいいんですよ」と、少々照れながらあいさつした。《共同通信》