平成2416日目

平成7年8月20日(日)

1995/08/20

【神戸市】震災の避難所を閉鎖

20日限りで解消した神戸市内の阪神大震災の避難所で同日夕、最後の夕食が支給された。今後、被災者が身を寄せる12ヶ所の「待機所」(定員1970人)では受け入れ準備が進み、一部で被災者の入所も始まった。「解消の日」となった20日現在、同市内の避難者は196カ所、計6672人。実際には21日以降も相当数が「旧避難所」にとどまるとみられる。

しかし、仮設住宅への入居などで前日から避難者が約1000人減っており、市民生局は「2、3日中に約4000人、月末までに(待機所に収容できる)2000人前後になる」との見通しを示し、待機所も9月以降、仮設住宅の空き室のあっせんを進めるなどして、遅くとも年内には解消したいとしている。

約200人以上の避難者がいる灘区の六甲小学校では、この日午後5時ごろから弁当が配られた。主婦A子さん(60)は「今までこの弁当が命綱だった人もいるのに。行政はわれわれの現状を無視している」と吐き捨てるように話した。

同小には21日以降も約140人が残るとみられ、「外食もできないほど困窮した人はこれからどうすれば」と不安も漏らす避難者もいた。

須磨区中島町の須磨区民センターは、最大時、二百数十人いた避難者全員が17日までに引き払い、21日には会議室や大ホールがあらためて段ボールで仕切られ、待機所として60世帯、約140人の受け入れ準備が完了。同日昼ごろから、被災者らの入所が始まった。

家族4人と一緒に同区内のテントから移って来た主婦B子さん(49)は「テントと違い、プライバシーがなくなるから心配。それに、明日からはお弁当もないので物入りになるし…」と漏らした。

センター裏には、ガスこんろや流し台を備え、簡単な調理ができるプレハブ3つが設置され、21日夕には使えるようになるという。《共同通信》



【村山富市首相】夏休み終え帰京

村山富市首相は20日夕、静養先の栃木県・鬼怒川温泉から帰京、実質8日間の夏休みを終えた。十分な睡眠を取り、孫との散歩や読書で「蓄電したいもんじゃ」という日ごろの希望をかなえた様子だ。

しかし公務復帰初日の21日には日経連経営トップセミナー(山梨県富士吉田市)で講演、23日には自治労定期大会(仙台市)であいさつを予定するなど、過密日程が待っている。9月に入ると21日に社会党臨時大会、翌22日には自民党総裁選と、政権基盤を左右しかねない重要日程が控えている。

社党の臨時大会は、参院選敗北の総括や新党構想をめぐって紛糾が予想されるほか、自民党総裁選で橋本龍太郎通産相が河野洋平外相(総裁)に勝てば、河野氏、武村正義蔵相(さきがけ代表)との3党首体制が崩壊することになるため、首相は「落ち着かない心境」(周辺)のようだ。《共同通信》

8月20日のできごと