平成2332日目

1995/05/28

この日のできごと(何の日)

【サハリン北部地震】

ロシア極東のサハリン州で28日未明に起きた地震で、ロシア政府対策委員会議長のソスコベツ・ロシア第一副首相は同日、同州北部オホーツク海側のネフチェゴルスクが完全に崩壊し、住民約3200人のほとんどが倒壊した家屋の下敷きになったと述べ、最悪の場合死者が3000人に達する可能性を示唆した。

またサハリン州政府の民間防衛力も、死傷者は2500人に上ると述べた。同州のゴミレフスキー副知事はインタファクス通信に対し、28日午後までに70人の死亡を確認、2000人が倒壊家屋の下で行方不明になっていると述べた。

日本の気象庁によると、米地質調査所国立地震情報センターは、震源はオハの南約120キロの内陸で、マグニチュード(M)7.6と観測した。ロシア当局は、震源地はオハの南70キロの内陸部で、M7.5としている。

ネフチェゴルスクでは、5階建てのアパート19棟や学校など主要な建物がほぼ完全に倒壊した。震災は未明に発生したため、就寝中の住民は避難の余裕がなかった。人口3200人のうち、生存が確認されているのは500人前後で、現地では建物の下に残された住民の安否について悲観的な見方が強まっているという。

ロシア極東では昨年10月の北海道東方沖地震の際、北方領土で11人の死者が出たが、今回の地震の被害はこれを大きく上回る。

被災地の建物のほとんどが1960年代建設の老朽家屋である上、中央から隔離された極度の経済危機の中で、補修も不十分だったことが被害を拡大したとみられる。

ロシア非常事態省は、救助隊員をモスクワから緊急派遣した。しかし、インタファクス通信は、サハリン北部を覆う濃い霧が救出作業を妨げていると伝えた。ネフチェゴルスクから約90キロ北のオハでは、建物の崩壊は報告されていないという。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【競馬・第62回日本ダービー】

4歳サラブレッドの日本一を決める第62回日本ダービー(東京優駿)は28日、18万人を超えるファンで埋まった東京競馬場の2400メートル芝コースに18頭が出走して争われ、一番人気のタヤスツヨシ(小島貞博騎乗)が2分27秒3で勝ち、賞金1億3200万円を獲得した。小島騎手は平成4年のミホノブルボン以来3年ぶり2度目、鶴留明雄調教師は初勝利。一番人気の優勝は5年連続。

レースはマイティーフォースが先行。第4コーナーを回って二冠を狙った皐月賞馬ジェニュインが先頭に立ったが、中団待機から直線大外を突いたタヤスツヨシが鋭い末脚を発揮して抜け出し、1馬身1/2の差をつけて快勝した。2着はジェニュイン、3着にはオートマチックが入った。《共同通信》

【サッカー・キリン杯】

サッカーのキリンカップ最終日は28日、東京・国立競技場で日本代表-エクアドル代表を行い、日本が3−0で快勝。1勝1分けの通算成績で並んだスコットランドを得失点差で上回り、優勝賞金6万ドル(約510万円)を獲得した。

日本は前半36分、左CKをきっかけに中山(磐田)が先制ゴール。後半にも三浦(ジェノア)がPKで2点を追加。守備陣も最後まで組織を崩さずに無失点で切り抜けた。

日本代表はこの後、世界トップのブラジル、イングランドなどと対戦する国際チャレンジ大会(6月3-11日・英国)に出場する。

日本代表・加茂監督 準備不足だったが、選手が頑張ってくれた。まだまだ練習しなくてはいけないが、前線に早くつなごうという意識が感じられた。(英国遠征では)胸を借りるのではなく、勝機をつかみたい。《共同通信》

【新党さきがけ・鳩山由紀夫代表幹事】「自民次第で連立離脱」

新党さきがけの鳩山由紀夫代表幹事は28日、札幌テレビ放送の政治討論番組に出演し、調整が難航している不戦決議について「歴史観が根本的に違うことがはっきりしたら、われわれはその中(政権)にとどまることはできない」と述べ、自民党の動向次第では連立政権からの離脱があり得るとの考えを示した。

また自民党の小泉純一郎元厚相はポスト村山をにらんだ同党内の主導権争いについて「村山退陣の時期にもよる」と述べた。《共同通信》



5月28日 その日のできごと(何の日)