平成2330日目

平成7年5月26日(金)

1995/05/26

【ボスニア・ヘルツェゴビナ】NATOの空爆に対抗

北大西洋条約機構(NATO)の空軍機は26日午前10時半(日本時間同午後5時半)、前日に続きボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人勢力の政治拠点パレ東2キロの弾薬庫6カ所を空爆した。

これに対し、セルビア人勢力は空爆を避けるための「人間の盾」として、国連の軍事監視要員10人近くを空爆を受けた弾薬庫などに鎖で拘束。サラエボ周辺の武器集積庫では100人前後の国運防護軍要員を軟禁状態にしている。また、サラエボ市内に向け戦車で10発の砲撃をした。

同勢力は前日の25日の空爆に対し、同日夕に国連の安全地域に指定されているツズラなど5つのイスラム教徒の町を報復砲撃、ツズラで死者71人、負傷者150人を出している。

26日の空爆は砲撃への懲罰的措置だが、セルビア人勢力が反発し、報復するのは必至で、空爆と報復がエスカレートする危険な状況になる恐れが出てきた。

セルビア人勢力のテレビは、カナダとロシアの軍事監視要員が25日に空爆を受けた弾薬庫近くの柱に鎖でつながれている様子を放映した。さらにチェコの監視要員は弾薬庫のドアに手錠でつながれた。監視要員は非武装で、同勢力支配地域に48人いる。

NATO軍本部は「6カ所の弾薬庫のうち5カ所を破壊した」との声明を出した。《共同通信》



【村山富市首相】豪・キーティング首相と会談

村山富市
https://www.kantei.go.jp/

村山首相は26日午後、来日中のオーストラリアのキーティング首相と東京・元赤坂の迎賓館で会談。戦後50年に当たり、これまでの両国の緊密な友好協力関係を基盤に、揺るぎないパートナーシップを構築することを誓った共同宣言を発表した。

村山首相は11月に大阪で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)について「昨年のボゴール宣言を具体化する十分意味のある行動指針を策定したい」と述べ、キーティング首相の協力を要請。キーティング首相は「議長国日本に全面的に協力する」と応じる一方で、「具体的な貿易投資の自由化に向けた行動指針をつくることに失敗すると、APECそのものが挫折する懸念がある」として、村山首相の指導力発揮を求めた。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は26日午後、国会前庭の噴水で生まれたカルガモを見学。「親がしっかり子供を守っているね」とにこやかな表情をみせた。「内閣もカルガモ親子のように一体か」との記者団の変化球に、首相は胸を張って「そうじゃ。内閣はカルガモ以上に一体じゃ」と強調した。さらに記者団から「社会党臨時党大会を前に党内の足並みが乱れているが」とたたみかけられると、ムッとした表情で「そんなことはない。カルガモ以上に一体となって参院選をぜひ勝ちたい」。しかし言葉とは裏腹に内憂外患の首相は、カルガモの一体感にあやかりたい心境がありあり。

○…新進党の海部党首はこの日、党本部で衆参両院選挙の第二次以降の公認候補32人に公認証を手渡した。海部氏は「村山政権の信を問う重要な場面に来ている。志を同じくする皆さんの健闘をお願いしたい。積極的に立ち上がってマイクを持ち、ビラを配って」と得意の弁舌で激励。「参院選は目前だが、衆院選もいつあってもいいよう準備を」とハッパをかけた。この後、別室で小沢幹事長が白い封筒に入った公認料200万円を候補者一人一人に。往年の「海部首相、小沢自民党幹事長」の時代が二重写しされる役割分担に、求心力回復はままならぬ?《共同通信》

【スティーブン・セガール氏】坂本三十次代議士らと懇談

米国の人気アクション俳優、スティーブン・セガール氏が26日、衆院議員会館を訪れ、武道議員連盟会長を務める自民党の坂本三十次代議士ら腕に覚えのある衆参8議員と武道や日米関係について語り合った。セガール氏は緊張が高まっている日米の経済問題について、流ちょうな日本語で「協調の心で解決できる」と語り、和の精神の大切さを強調した。

セガール氏は映画「沈黙の戦艦」などで人気を集めており、映画の制作も手掛けている。昭和44年から15年間、日本で合気道など武道の修行を受けた経験があり、合気道七段の資格を持っている。

懇談会の席上、セガール氏は「武道とは宇宙と自分との関係を見極める道だと思っている」と持論を展開し、武道通の議員をうならせた。

懇談会は、武道を通じて日米両国の相互理解を促進するため、米国の日米スポーツ協会の橋渡しで実現し、スポーツ平和党の猪木寛至参院議員や日本武道館常任理事で自民党の塩川正十郎代議士らも出席した。《共同通信》

5月26日のできごと