平成2249日目

平成7年3月6日(月)

1995/03/06

【オウム真理教】朝日新聞を提訴

朝日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、オウム真理教は6日、同新聞社に1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

訴えによると、朝日新聞は3月4日付け夕刊などで目黒公証役場事務長Kさん(68)が、数人の男性に車で連れ去られた事件を報道した際、Kさんの妹の財産の寄付をめぐってオウム真理教とトラブルがあったなどと記載、同教団がKさんを拉致したような印象を与えた、としている。《共同通信》



【中村泰士氏】衆院選出馬を表明

奈良県出身の作曲家、中村泰士氏(55)が6日、奈良市内で記者会見し、時期衆院選で奈良2区から出馬する意向を正式に表明した。

中村氏は「27年間の作曲家生活で得た管制を基に、国際性に恥じない新しい日本を創造したい」と話した。

同氏は新進党が新人候補を選ぶために実施したコンテストに既に合格しているが、前衆院議員の松原脩雄氏(49)も奈良2区から新進党公認での出馬を希望している。《共同通信》

【鳩山邦夫前労相】都知事選出馬せず

東京都知事選候補問題で去就が注目されていた新進党の鳩山邦夫前労相(46)は6日、出馬しないことを決め、党首脳に伝えた。

鳩山氏は不出馬を決断したのは、自民、社会両党が推す石原信雄前内閣官房副長官(68)を公明が推薦することを正式決定したことや、新進党内に擁立見送りもやむを得ないとの意見が高まり、家族からの反対も強いことなどが理由とみられる。

告示まで約1週間に迫っており、新進党が新たに独自候補を擁立するのは困難な情勢で、自民党や公明などとともに石原氏に相乗りして共産党を除く都議会6会派の枠組みで各党が一本化するのか、別の候補を推すのか対応が注目される。

鳩山氏はこれまで「国政一本で歩んできた。都知事になりたいと思ったことはないが、出馬すべきだとの声が強い」などと揺れる胸中を語り、直前まで「都政を改革しなければならない」などと意欲もうかがわせていた。しかし、態度を明確にしてこなかった公明が最終的に石原氏擁立に動き、6日正式に推薦を決めたことから、出馬した場合には友党の公明とねじれも生じ、選挙も厳しいと判断したようだ。

鳩山氏は6日午後、前日に続いて藤井代表らと都内のホテルで会談したが、石原氏推薦を伝えた藤井代表に「分かりました」と答え、既に決断をしていたようだったという。こうした中、都議会6会派は6日夜、非公式に幹事長が集まった。石原氏不支持を再確認していた新進党は、今後の対応は党本部などとの調整ができていないと報告したにとどまった。

旧民社党の東京民社協会は、石原氏支持の方向で7日に決定することにしており、9日に6会派が合意し一た政策の実現を石原氏に要請する。

都知事選では石原氏のほか、岩国哲人前島根県出雲市長(58)、大前研一平成維新の会代表(52)、上田哲前社会党衆院議員(67)、共産党推薦の黒木三郎早大名誉教授(73)の4人が出馬を表明している。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は6日の啓蟄に引っ掛けて記者団が「政界でも啓蟄らしい動きが」と質問したのに「目覚めてきますか…。活気が出てきて、いいんじゃないですか。みんなが刺激し合ってね」と軽くかわした。だが最近、自民党内で国会の不戦決議反対論が浮上するなど、連立与党の足並みは何かと乱れがちだけに「春の目覚め…。いい目覚めにしないといけないね」。リーダーシップ発揮というよりは、与党内調整に乗っかる政治手法の首相が、統一地方選、参院選を控えて独自性を発揮したい与党各党の「目覚め」を土の中にいつまで押しとどめられるか。

○…細川元首相はこの日、新進党熊本県連結成大会に出席。「私の政権時代、社会党は自衛隊問題など党是を引きずり大変苦労したが、自民党と一緒になった途端に日の丸、君が代、消費税まで認めた」と、社会党の変わり身の早さを批判。当時、村山社会党委員長(首相)が、深夜の国民福祉税構想発表に「夜騒ぐ男じゃのう」と批判したことにも触れ「(首相は)朝は強いのだろうと思っていたが、阪神大震災の対応をみると、一つも強くないようだ」と皮肉ったが、一方で「私の政権の時に社会党が政策転換してくれたら、政権も長く続いた」とついつい恨み節。《共同通信》



3月6日のできごと