平成2192日目

平成7年1月8日(日)

1995/01/08

【社会党】村山、山花会談が決裂

村山首相(社会党委員長)と党内の政策集団「新民主連合」の山花貞夫会長が8日午後、首相公邸で1時間半にわたり2人だけで会談した。山花氏が春の統一地方選前の民主リベラル新党結成を表明したのに対し、首相は地方選後を主張、新党への手順をめぐっても対立は解けず、話し合いは完全に決裂した。

山花氏は「なぜ党を出なければいけないのか理解できない」とする首相の翻意の要請を突っぱね、20日召集の通常国会に新会派で望む考えを示し、今月中旬に離党する方針を重ねて強調した。この結果、社会党分裂も必至の状況となった。9日に総会を開く新民連から何人が離党するかが最大の焦点になる。

山花氏と新進党(旧民社党)の川端達夫氏、民主新党クラブの海江田万里代表、民主改革連合の栗森喬参院議員の4人を呼び掛け人とする新党準備会は9日に初会合を開き、準備会参加議員の第1次名簿を集約する予定。

会談で、山花氏は新党準備会設置に至る経過を説明した上で「政界再編のテンポは党内事情を待ってくれ「ない。選挙前に積極的に取り組む必要がある。新党づくりに首相も決断してもらいたい」と地方選前の新党結成を迫った。

首相は「目的は一緒だから、一緒に頑張ろう。翻意をお願いしたい」と自重を求めたが、山花氏は「通常国会は新会派で臨む」と拒否。首相は「残念だ。そういうことでは困る。党全体で努力し、機関で検討してより良いものにしていくことが地方選の追い風になる」と反論した。同時に「新党に向けての風が出てきたのは、あなた方の影響もある」と新民連がこれまで果たしてきた役割に一定の評価をした。

首相が10日から13日までの訪米の重要性を強調したのに対し、山花氏も理解を示し、訪米中に離党や新党旗揚げはしないことを約束。引き続き村山政権を支持していく考えも示した。《共同通信》



【NHK大河ドラマ・八代将軍吉宗】放送開始

【第47回社会人ラグビー】神戸製鋼、7連覇

第47回全国社会人ラグビー大会最終日は8日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝を行い、神戸製鋼が37−14で東芝府中を下し、新日鉄釜石(第31ー37回大会)と並ぶ大会タイ記録の7連覇の偉業を達成した。

神鋼は前半19分に先制トライ(ゴール)を奪われたが、抜群の集中力で30分、33分と連続トライ(いずれもゴール)を決めて主導権を握った。後半もベテランSO平尾らの活躍で着々と加点する余裕の試合運びだった。

23点差はこの7年間の決勝では最多得点差で、7年ぶり2度目の優勝を狙った東芝は第41、45回大会に続き神鋼に決勝で屈した。

15日の日本選手権(東京・国立競技場)は神戸製鋼と学生王者、大東大の対戦となり、神鋼はV7を、大東大は初の日本一を目指す。《共同通信》

【第73回高校サッカー】市船橋(千葉)初優勝

サッカーの全国高校選手権最終日は8日、東京・国立競技場で市船橋(千葉)ー帝京(東京A)の関東勢同士による決勝を行い、市船橋が5−0で大勝、初制覇を果たした。帝京は7度目の決勝で初めて敗れ、昨夏の高校総体に続く準優勝に終わった。

市船橋は前半30、31分にエース森崎嘉が連続ゴール。後半8分には北島の得点で帝京を突き放した。森崎嘉は後半26分にもゴールを決めてハットトリックを達成、通算得点を今季最多の8とした。《共同通信》

【大相撲初場所】初日

大相撲初場所初日(8日・両国国技館)新横綱貴乃花に早くも土がついた。貴乃花は左差しで攻めたが、土俵際で小結武双山の右上手投げに屈した。昨年秋場所初日からの連勝は30(昭和以降で9位タイ)でストップした。横綱曙と3大関は順調な滑り出し。曙は琴の若を一方的に押し出した。《共同通信》

【バレーボール・大林素子選手】セリエAデビュー

イタリア女子一部リーグ(セリエA)のアンコーナに入団して日本のバレーボール選手として初めてプロになった大林素子は8日、イタリア中部のペルージャで行われたペルージャ—アンコーナ戦にデビュ=ー、9得点を挙げる活躍でチームの勝利に貢献した。

大林は本来のポジションであるセッター対角に入って先発、フル出場。コンビネーション攻撃をリードーして、もう一人の外国人選手、エースのセレズネワ(アゼルバイジャン)の8得点を上回るチーム一の得点をマークした。アンコーナは今季1勝7敗と低迷していたが、この試合は3−0(15−7、15−7、15−5)の快勝で、2勝目を挙げた。

大林とともにイタリアへ渡った吉原知子はセリエAでプレーできず、11日に予定されている欧州クラブチーム選手権が最初の試合となる。《共同通信》

【自民党・森喜朗幹事長】30選挙区で与党協力

自民党の森幹事長は8日午前、フジテレビの番組で次期衆院選での選挙協力について「社会党、新党さきがけにどの程度空白区があるのか、また自民党も(候補者を)出しにくい所をピックアップし、『自社さ』で全体の1割に当たる30くらいで選挙協力をやるよう検討すればどうか」と述べ、30選挙区を目標に与党協力を目指す考えを強調した。

武村正義さきがけ代表(蔵相)も、テレビ朝日の番組で「30ぐらいは与党協調の選挙区にしたい」と語り、森氏の考え方に同調した。

「新民主連合」をめぐる社会党内の動揺については、「数の問題があり、心配だ」と、離党者が多数に上った場合に政権に与える影響に懸念を表明。その上で「今の政権に不満があると思うが、自分たちの党首(村山委員長)を首相にしているという政権の重みを理解していない」と述べ、山花前委員長らの離党の動きを強くけん制した。

森氏は、自社新党に関連し、自民党が単独政権を目指すのは政権として当然のこととしながらも「話し合えることができれば、一緒になることはやぶさかではない」と述べ、将来的には自社新党の可能性もあり得るとの認識を示した。《共同通信》

【チェチェン紛争】ロシア軍、大統領府を集中攻撃

口シア政府は8日夜(日本時間9日未明)、チェチェン共和国の首都グロズヌイを攻撃するロシア軍が市中心部の大統領府に200−700メートルにまで接近、完全に封鎖したと発表した。また同日夜のロシアの独立テレビによると、ロシア軍は大統領府の南600メートル、北800メートルまで迫ったが、チェチェン側の猛反撃で大きな犠性が出ている。大統領府は至近距離から集中砲撃を浴び、相当に破壊された。

ロシア政府によると、ドダエフ大統領ら共和国指導部はグロズヌイを脱出、大統領府の地下室にはヤンダルビエフ副大統領がとどまっている。チェチェン側の抵抗の象徴だった大統領府の陥落は時間の問題で、ロシア軍が昨年12月31日に始めた首都制圧作戦は最終段階に入った。

独立テレビによると、ロシア軍部隊は8日、市中心部に猛砲撃を加えながら前進、大統領府南隣の中央市場に突入し、チェチェン側と激しい戦闘を展開した。インタファクス通信によると、8日深夜もロシア軍の砲撃が続いた。

一方、同通信によると、チェチェン側は同日、グロズヌイの南西約30キロにあるアドゥハズロボ村付近に降下したロシア軍空てい部隊兵士を捕らえた。ロシア側は兵士らを解放しなければ村をロケット砲で攻撃すると警告したという。《共同通信》



1月8日のできごと