平成2188日目

平成7年1月4日(水)

1995/01/04

【佳子内親王殿下】命名の儀

先月29日に誕生した秋篠宮ご夫妻の二女のお名前が「佳子(かこ)」に決まり、一般のお七夜に当たる4日午前、皇居内の宮内庁病院で「命名の儀」が行われた。

宮内庁によると、名前はご夫妻で相談して決められた。美しい、優れているという意味の「佳」の字に、人の気持ちを理解し、素直で思いやりのある心身とともに「佳(よ)い」女の子に育ってほしいとの願いを込められたという。

また、身の回りの持ち物などにつける「お印(しるし)」はハイビスカスの一種「ゆうな」と決まった。ゆうなは「オオハマボウ」の沖縄地方の呼び名。オオハマボウは海岸近くに生える小高木で、7、8月に淡い黄色の花を咲かせる。日本では屋久島、種子島、沖縄などに分布している。秋篠宮ご夫妻とも熱帯的なイメージのこの花が好きで、元赤坂の宮邸の温室に鉢植えにして育てられているという。

命名の儀は午前11時から紀子さまが入院している部屋で行われた。和紙に毛筆で秋篠宮さまが「佳子」と書き、紀子さまがお印の「ゆうな」と書いて、宮務官が白木のきり箱に納めて佳子さまのまくら元に置いた。

紀子さま、佳子さまともに経過は順調で、今週中にも退院の見通し。お名前は官報に掲載された後、皇族方の戸籍に当たる皇統譜に登録される。《共同通信》



【巨人・松井秀喜選手】地元の集いで抱負

正月を郷里の石川県根上町で過ごしている巨人の松井秀喜選手が4日、同町総合文化会館円形ホールで開かれた「松井選手と新春町民の集い」に出席し、約700人の地元少年野球の児童らに「3割、30本を目標に巨人の2連覇に貢献したい」と抱負を語り、バッティング指導するなど「第二の松井」を夢見る少年たちにビッグなお年玉プレゼントした。

集いは根上、福岡両少年野球、根上中野球部の児童、生徒や町民らを招いて開き、松井選手が登場すると盛んな拍手が起こった。ステージに上がった児童、生徒がサイン入りのカラーボールをティー打撃で客席に打つと、松井選手は、「ボールの下をたたくように」などと丁寧に指導した。

中学時代のコーチで同町スポーツ振興課の高桑充裕さん(31)が松井選手にインタビューするコーナーもあり、「中学時代は練習が嫌いでした」などとユーモアを交えながら、町民と交流を深めた。

集いに先立ち、同町山口町の実家に隣接する「松井秀喜・野球の館」で幼なじみの12人が松井選手の飛躍を願って記念植樹した。

松井選手はこの日、同町役場へ大窪町長を表敬訪問、山口町後援会のファンとの集いに出席したほか、夜には金沢市のエフエム石川で人気番組「アドレナリン・レディオ」の収録(7日午後7時放送)にゲスト出演するなど、多忙な一日を過ごした。松井選手は5日に上京し、自主トレに入る予定である。

松井選手は「松井秀喜・野球の館」で新年の記者会見に臨み、「ことしはホップ、ステップ、ジャンプのジャンプの年、バッティングを完成の域に近づけたい」と語った。また、「一心不乱を心掛け、チャンスが巡ってくれば、打撃三冠部門のタイトルを狙いたい」と3年目のシーズンにかける決意を力強く述べた。《北國新聞》

【玉沢徳一郎防衛庁長官】「コンパクトな防衛を」

玉沢防衛庁長官は4日午前、防衛庁で年頭の訓示を行い、防衛計画の大綱見直しに関連して「戦後50年である今年は、国際情勢の変化や人的、物的資源の制約増大との関連で進めてきた防衛力の在り方について実りある成果を得る年に当たる」と述べ、新大綱の策定に意欲を示した。

玉沢長官は「冷戦が終わった後の不透明、流動的な情勢の中で新たな危険が分散している時代には、信頼性の高い効率的な防衛力の維持、質的改善が必要」と指摘。「コンパクトで機動性に富み、主体的で有事に柔軟に対応できる防衛力を目標にしたい」と述べ、自衛隊の定数や装備を削減しつつ、部隊編成により効率化を図る方向を示唆した。

またロシアや中国など周辺諸国の安全保障対話を進める考えを強調、「中長期的には域内の安全保障機構の創立まで視野に入れておく必要がある」との見解を示した。《共同通信》

【共産党・不破哲三委員長】新旧連立政権を批判

共産党の不破哲三委員長は4日午前、東京・千駄ヶ谷の党本部で開かれた党旗開きであいさつし「金権政治と結びついた財界・大企業本位の政治、日米安保と米軍の横暴の問題にメスを入れるかどうかが本当の改革派を見分ける物差しになる。新旧の連立政権は悪政の現状維持派で、改悪派だ」と自社さ連立政権と新進党を批判した。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党の渡辺美智雄元外相は4日夕、地元・宇都宮市で開かれた後援会新年会で講演。これまでの自らの「舌禍事件」に触れ、「本当のことを先を越して言うと選挙の票が減るから、本当のことを言わない人が多いが、自分は今後とも忠実な政治家として本当のことを言う」と「本音の政治家」をPR。糖尿病患者には粗食か、ビフテキか、などと自分の体調を引き合いに際どい例えを持ち出して、最後は「本当のことを言うミッチー節は死ぬまで離さない」と、政界の“木口小平”を宣言。

○…共産党の不破委員長はこの日、党本部での「旗びらき」で「政界は新旧の連立政権が本家争いをしているが、旧態依然たる自民党政治が横行している」と村山政権、新進党双方を切って捨てた。さらに「社会は切実に改革を求めている」と指摘した上で、「本当の改革派は、大企業本位の政治や日米安保にメスを入れられるかどうかだ。新旧の連立政権はこの意味で悪政の現状維持派で改悪派」と、共産党こそが唯一の改革派と強調。同党も一昨年来の政界のトレンドになっている「改革」の波に乗ろうと必死のアピール。《共同通信》

【村山富市首相】伊勢神宮参拝を中止

村山首相は4日、風邪による発熱のため伊勢神宮参拝を中止し、首相官邸で点滴を受けるなどして静養し、体調の回復に務めた。河野外相ら7閣僚は参拝した。首相周辺によると、熱も下がり快方に向かっており、5日の社会党旗開きや経済4団体新年祝賀パーティーなどには出席する予定だという。

石原官房副長官は伊勢参拝を中止したことについて「深刻な状況ではないが、(10日からの訪米など)今後のことを考えて大事を取った」と説明。5日以降の政治日程には影響がないとしている。《共同通信》

【W杯ジャンプ】船木和喜選手、今季2勝目

だれにも負けない圧倒的な強さを感じさせた。4日、インスブルック(オーストリア)でのノルディックスキー、ワールドカップ(W杯)シャンプで今季2勝目を挙げた船木和喜(デサント)が、43回目を迎えた伝統の「ジャンプ週間」で日本選手初の総合優勝へ一直線に向かっている。

4日は、船木のための大会だった。前日の練習でジャンプ台新記録の119メートルなど、あまりにも飛び過ぎるため本番ではスタート位置が大幅に下げられた。飛び出しの速度は、ラージヒルでは異例の89キロ前後という超低速。本当の実力がないと遠くへは飛べない。

W杯の実施以前から行われてきた「ジャンプ週間」で、過去笠谷幸生氏が開幕から3連勝しながら、札幌五輪の調整のために4戦目を棄権したことがある。最終戦は6日のビショフスホーフェン(オーストリア)。「今は自信があります。6日も自分のジャンプができれば」という船木が「世界のカサヤ」に肩を並べようとしている。「

50人が出場し、110メートル以上飛んだのは、わずか4人。船木の117.5、111.5メートルは飛び抜けていた。小野学ヘッドコーチも「こんな低速で飛べるのは船木とゴルトベルガー(オーストリア)くらい」と驚いた。

そのゴルトベルガーとは、年末年始のラージヒル4連戦「ジャンプ週間」の総合優勝を争っており、現在船木が小差でリード。ゴルトベルガーは「勝つのは僕か船木だろう」と予想している。《共同通信》



1月4日のできごと