平成1988日目

平成6年6月18日(土)

1994/06/18

【羽田孜首相】不信任でも解散せず


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羽田首相は18日夕、JR総武線錦糸町駅前で街頭演説し、自民党が提出の動きを見せている内閣不信任案について「内閣不信任案が通れば総辞職か解散しかない。私は解散はしてはいけない、と言っている。そうなると総辞職ということになるが、国民や野党の理解を得なければならない」と述べ、場合によっては総辞職に踏み切っても社会党の連立政権復帰を促す考えを強調した。《共同通信》

この日は宮沢内閣不信任案が可決されて満一年に当たり、首相は「新しい日本の政治をつくるきっかけとなった。つらくも苦しくも日本の政治を開かなくてはいけないということで『ごめんなさい。お許しください』と白票(賛成票)を投じた。今、万感の思いで思い出している」と、当時の決断を振り返った。

29日の通常国会会期末を控えて政局が緊迫していることもあり、「辻立ち」の発言は野党側への刺激を避けようとする姿勢が目立ち、厳しい局面に立たされている首相の立場をうかがわせた。この日の街頭演説は首相就任後4回目。首相には、地元選出の柿沢外相も同行した。

羽田首相は18日、参院予算委員会での日本の核開発能力を肯定した自らの答弁について、記者団が「中国の反響が大きいようだが、どう釈明するのか」と質問したのに対し「釈明なんてそんなくだらないこと、なんでさせるのか」と述べ、同発言は問題にならないとの考えを強調した。《共同通信》



【スバル・ドミンゴ】フルモデルチェンジ

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【福岡】中学校で丸刈り拒否者を隔離

校則で丸刈りを定めている福岡県内の町立中学校が、丸刈りを拒否した1年生の男子生徒に対し「他の生徒に影響する」として、5月下旬から教室とは別の部屋で1人だけ隔離し授業を受けさせていることが18日、分かった。少年の父親は「教育を受ける権利の侵害だ」として福岡法務局に人権救済を申し出た。福岡県教育委員会も「教育の機会を保障する点で問題がある」として同日までにこの中学に是正を指導した。《共同通信》

【自民党・渡辺美智雄元外相】自社連携を厳しく批判

自民党の渡辺元外相は18日午前のフジテレビの番組で、党内にある自社連携の動きについて「政権をとるための便法としてやっている。人のことを野合と言っておいて、政策協定もなしに、自社連立なんて簡単にできると思ったら間違いだ」と厳しく批判した。

その上で「羽田、細川内閣とも政策の違う人を集めたから行き詰まった。自民党に正面から話し掛けてくる段階に来ている」と、重ねて連立与党と自民党による「保・保連立」を呼び掛けた。《共同通信》

【自民党・加藤紘一元防衛庁長官】不信任案「社党にも同調者」

自民党の政策集団「グループ新世紀」代表の加藤紘一元防衛庁長官は、18日、福島県郡山市で記者会見し、自民党が内閣不信任案提出の方針を固めたことについて「社会党の中にも今の政権が正統性を失ったとの認識が広がりつつある。何らかの意思表示をするだろう」と述べ、社会党の賛成を得られるとの見方を示し、不信任案成立の可能性が出てきていると強調した。

その上で羽田内閣は「不信任案が成立すれば衆院を解散し、国民に判断を仰ぐのが筋」と述べ、現行中選挙区での総選挙を求めた。《共同通信》

【米・カーター元大統領】韓国入り

核問題の解決を模索するため朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問したカーター元米大統領は板門店を通って再び韓国入りし、18日午後、ソウルで記者会見、金日成主席が韓国の金泳三大統領がかねて提案していた南北首脳会談を歓迎したことを明らかにした。

韓国大統領スポークスマンによると、金日成主席はカーター元大統領に「いつ、どこでも、無条件で早い時期に金泳三大統領と会いたい」と語った。これに対し、金大統領は「即刻受諾する」と受け入れを表明した。

これにより、北朝鮮の核問題が米朝高官協該第三ラウンドの開催などを通じて平和的解決の方向に向かえば、南北首脳会談が早期に開催される可能性が出てきた。南北首脳会談はこれまで一度も開催されたことがなく、実現すれば、南北が分断されたままの朝鮮半島を平和構造へと転換させる大きな原動力になろう。

金大統領は「南北首脳会談は自分も早ければ早いほどいいと考えている」と積極姿勢を示した。これを受けてスポークスマンは、南北首脳会談開催のための南北実務協議が開かれるとの見通しを示した。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】デンバー入り

米国訪問中の天皇、皇后両陛下は18日午後(日本時間19日早朝)、ミズーリ州セントルイスからロッキー山脈のふもとの都市コロラド州デンバーに到着された。 近くのブライトン市にある日系二世ボブ・サカタ氏(68)の農場を訪問。十数台の大型トラクターを用いた土起こしや種まきなどの様子を見られた後、天皇陛下はトラクターの運転席に乗られた。

農場には皇太子さまが9年前の訪米の際に立ち寄り、同じタイプのトラクターを運転。陛下はサカタ氏の勧めに「皇太子に負けるわけにはいかない」と笑顔で応じられたという。 両陛下の来訪前に雨が降り、サカタ氏は「父は『天皇陛下は神様のような人だと言っていた。きょうは陛下が恵みの雨をもたらし良いタイミングで雨が上が一ってくれた」などと話し、きくな語り口で大規模農一法について説明していた。

この日、両陛下はデンバーに近いロングモント市の実業家ケネス・プラット氏(53)の私邸に宿泊。19日には休養を兼ねてロッキー山脈の中腹まで登られる。外務省、宮内庁によると、私邸に泊まるのはスイートルーム(特別室)を持つ適当なホテルがないため。デンバーの名督総領事ビル・ホソカワ氏の紹介で同氏の邸宅を借り上げたという。《共同通信》

【サッカーW杯・米国大会】第2日

サッカーのワールドカップ(W杯)米国大会第2日は18日、イーストラサフォード(米ニュージャージー州)のジャイアンツスタジアムなどで予選リーグ3試合を行い、E組で過去三度の優勝を誇るイタリアが、アイルランドに0―1で敗れる波乱があった。A組でも、優勝候補の一角コロンビアが、ルーマニアに1−3と敗れて黒星スタート。米国ースイスは1−1で引き分けた。

アイルランドは前半11分、ホートンのシュートで先制。豊富な運動量を生かした攻守でこの1点を守り切った。ルーマニアは前半15分に大黒柱ハジの巧みなパスからラドチョウのシュートで先制し、33分にハジのロングシュートで加点。後半43分にも再びラドチョウが決めて、強敵に快勝した。《共同通信》



6月18日のできごと