平成1787日目

平成5年11月29日(月)

1993/11/29

【松永浩美内野手】ダイエー入団決定

阪神からフリーエージェント(FA)宣言した松永浩美内野手(33)は29日、福岡市内のホテルでダイエーと入団交渉し、ダイエー入りを決めた。FA選手の他球団移籍決定は松永内野手が初めて。

席上、ダイエーは松永に、FA宣言選手規定最高の旧年俸(9600万円)の1.5倍になる年俸1億4400万円を提示したが、この日は契約せず、条件面の具体的な話し合いは後日に行われることになった。

松永は2日にFA宣言。24日に今季在籍した阪神と契約交渉したが、契約を保留にし、27日に電話で、他球団と交渉していることを阪神に通告していた。

交渉後の記者会見で松永は「西武かダイエーか二つに一つの気持ちはあったが、ダイエーが松永を求める価値観に意気を感じた」と入団の意思を固めた理由を明らかにした。《共同通信》



【文芸春秋・田中健五社長】自宅に銃弾

29日午前8時50分ごろ、東京到北区赤羽、文芸春秋社長田中健五さん(65の家族が「銃弾が撃ち込まれたような跡がある」と赤羽署に届けた。同署で調べたところ、田中さん宅2階東側の寝室の外壁に弾痕が2カ所見つかった。けが人はなかった。同社が発行する「週刊文春」が掲載した一連の皇室批判記事に反発した者の犯行とみて捜査している。

調べによると、同日午前1時すぎ、田中さん宅の近所で爆竹か短銃のような音がしたという匿名の電話があったことから同署が調べたが、何も見つからなかったという。当時、田中さんと妻がいたが無事だった。

皇室批判記事をめぐっては今月上旬から中旬にかけて、埼玉県大宮市の宝島社の社長実家と東京都千代田区の宝島社に短銃が発砲される事件があった。この事件との関連も調べる。

週刊文春は「美智子皇后のご希望で、昭和天皇が愛した皇居自然林が丸坊主(9月23日号)、「天皇・皇后両陛下は『自衛官の制服』がお嫌い」(同30日号)などの皇室批判記事を掲載。宮内庁の異例の抗議で「宮内庁へのお詫び」と「皇室報道 小誌はこう考える」と題する記事を掲載、謝罪していた。文春側は「脅迫などはなかった。現時点では事実関係が分からないのでコメントは控えたい」としている。《共同通信》

【東京高検】暴行「元」検事を逮捕

大手ゼネコン汚職の捜査に応援派遣された検事が参考人として事情聴取した会社役員らに暴行死けがをさせた、とされる事件で東京高検は29日、特別公務員暴行致傷の疑いで静岡地検浜松支部の元検事K容疑者(33)を逮捕した。

これに先立ち法務省は同日午前、K検事を懲戒免職処分とする一方、30日に監督責任者である北島敬介検事正、石川達紘次席検事、宗像紀夫特捜部長の3人を戒告処分とする方針を決めた。

法務省などによると、現職検事が懲戒免職処分になったのは昭和27年に被疑者から酒食の供応を受けた検事の例があるが、取り調べ中の暴行を理由とした懲戒免職、逮捕は初めて。《共同通信》

【細川護熙首相】コメ問題で与党各党に協力を要請

政府、連立与党は29日、コメの市場開放問題で、12月中旬の新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)合意期限に向けて与党内調整を始めた。政府は「6年間の関税化猶予とその間にミニマムアクセス(最低輸入量)受け入れによる部分自由化」に踏み切る方針を固めているが、「コメ市場開放阻止」の強硬姿勢を崩していない社会党の説得が焦点となる。

細川首相は同日の政府・与党首脳会議で「米・欧州共同体の折衝などをよく見極めた上で対応したい」と述べ、近く下す政治決断にあたり与党各党の協力を求めた。《共同通信》



11月29日のできごと