平成1515日目

平成5年3月2日(火)

1993/03/02

【皇太子殿下、小和田雅子さん】納采の儀は4月12日

宮内庁は2日、皇太子さまと小和田雅子さんの結婚に関する2回目の皇太子ご婚儀委員会(委員長・藤森昭一長官)を開き「納采の儀」を4月12日に、雅子さんが皇太子妃として必要な知識を身に着けるお妃教育を今月12日から始めることを正式に決めた。

一般の結納に当たる納采の儀は天皇家の私的行事で、当初、今月中に行うことが内定していた。宮内庁は1カ月遅れた理由について皇太后さまが今月10日から30日まで葉山御用邸で静養されるため、この間は直接皇太后さまに報告ができないことや、天皇、皇后両陛下の公務の都合などを挙げている。「結婚の儀」は5月下旬か6月上旬に行われる見通し。

宮内庁によると、当日は午前中、菅野弘夫東宮大夫が皇太子さまの使者として小和田家を訪れて絹の織物など結納の品を渡し「皇太子さまが結婚の約を成されます」との旨を述べる。この後、皇太子さまと雅子さんは皇居・宮殿で天皇、皇后両陛下にあいさつ。午後は両陛下、皇太子さまが皇族方や宮沢首相らから祝賀を受ける。

教育は①神宮・宮中祭祀(祭事)②皇室制度(歴史)③同(法制)④宮中儀式・行事など⑤憲法・皇室典範⑥日本歴史⑦和歌⑧書道―の計8科目、50時間。6週間にわたって月、火、木、金曜の午前に各2時間ずつ宮内庁で行う。

雅子さんが外交官だったことから英語、フランス語を外したほか、科目ごとの受講時間も最小限にしたため、皇后さまのケース(97時間)に比べ大幅に短縮された。

講師陣は憲法の伊藤正己東大名誉教授、和歌の岡野一弘彦国学院大名誉教授ら学者、宮内庁関係計14人。《共同通信》



【宮沢喜一首相】訪米は4月12日以降

政府首脳は2日夕、クリントン米大統領との首脳会談に向けた宮沢首相の訪米日程について、4月10日から同20日までの期間内で米側と調整を進めていることを明らかにした。

同首脳は皇太子殿下と小和田雅子さんの「納采の儀」が行われる4月12日には「首相が(国内に)いた方がいいようだ」と指摘し、首相の訪米出発が4月12日以降となる見通しを示唆した。《共同通信》

【社会党・山花貞夫委員長】対韓政策を見直し

社会党の山花委員長は2日午後、国会内で開かれたシャドーキャビネット(影の内閣)の会議で、同党の対韓国政策についての過去の論点を整理するとともに、今後の課題を明確化するよう指示した。

委員長として初めての訪韓に意欲を示す山花氏が、金泳三新政権下の韓国政府、与党民自党、財界など各界との交流拡大のため対韓国政策をより現実的に見直し、肉付けする狙いがある。影の内閣の仙谷由人企画担当部長が論点整理を担当、訪韓実現までに作業を終える方針。《共同通信》

【石川県】断続的に雪

強い冬型の気圧配置となった石川県内は2日、加賀地方を中心に未明から断続的に雪が降り続いた。午前9時までの降雪量は金沢で29センチを記録、一日の降雪量としては今冬一番で、3月としても観測史上3番目となった。

雪は同日未明から輪島上空5000メートルに氷点下37.5度の寒気団が流れ込んだためで、各地の午前9時までの降雪量は、珠洲7センチ、輪島2センチ、七尾7センチ、羽咋15センチ、小松11センチ、鳥越31センチ、山中26センチ、白峰50センチとなっている。

金沢地方気象台によると、2日朝には寒気のピークは過ぎ、同日午前中から雪は小康状態となっているが、3日朝までに平野部で5センチ前後、山沿いで5−10センチの降雪を予想している。3日には気温も上がり雪から雨に変わる見込み。《北國新聞》

【キリンビール北陸工場】初仕込み式

キリンビール北陸工場の初仕込み式は2日、松任市竹松町の同工場醸造棟で行い、ビール醸造の最初の工程である「仕込み」の儀式に、参列した約100人の関係者が北陸で初めてつくるビールに感慨を新たにした。

「仕込み」は、主原料の麦芽に米やコーンスターチをまぜてつくる甘みのある麦汁に、ホップを加えてビール特有の香りや苦みをつける工程のことで、同日から始まった初仕込みでは100キロリットルのラガービールがつくられる。

ビールに魂を吹き込む神聖な儀式とされる「ホップ投入の儀」では、真鍋圭作社長が両手いっぱいの一番ホップを麦汁が入った仕込みがまに投げ入れると、関係者から大きな拍手が起こり、石井照周副社長、梅田敬蔵北陸工場長も続いて二番ホップ、三番ホップを投入した。

仕込みから約2カ月で製品が出来上がり、5月下旬には初出荷する予定である。《北國新聞》

【東洋紡】3000人自宅待機

東洋紡は2日、景気低迷と東南アジアからの安い製品輸入で増えた在庫を調整するため、従業員の約35%に当たる約3000人を自宅待機させることを明らかにした。対象となる工場は、主力の忠岡工場(大阪府)、宮城工場(宮城県)や入善工場(富山県)など10工場。一部の工場では2月末から既に実施しているが、今月中に4日間から8日間操業を停止し、その間自宅待機する。自宅待機は第一次石油ショックの1974年以来、19年ぶり。

これに伴い、2月初めに雇用調整助成金の受給を約20年ぶりに労働省に申請した。助成金は自宅待機期間中の従業員の賃金の一部に充てる。自宅待機中は臨時休業日とし、期間は主力の忠岡工場など4工場が8日間、伊勢工場(三重県伊勢市)など5工場が5日間、大町工場(長野県大町市)が4日間となっている。来月以降どうするかは未定という。《共同通信》



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